2023年3月7日火曜日

一日一曲「しんしんしん / はっぴいえんど」

はっぴいえんどは

2週目で

今日は

しんしんしん


この曲では

2つ教えてもらったことがあって

1つは

ドラム。

それまで

ドラムはリズムを

刻むだけのものであって

ドッ、とツッ、とタン

しかないと思ってました。

けれど

この曲で聴ける

ドラムは

皮の鳴りや

もっと言うと

空気の音を録音していました。

それ以降

音の聴き方が変わりました。

今思えば

僕の音楽の音の由来は

ここから来ているのかも知れません。


あともう1つは

歌詞。

この曲の誰かを

攻撃するよりも

自らが持つ

罪悪感というもの。

勧善懲悪ではない

真っ当な

世界を

込めるべきなんだと

教えてもらったし

それは

謙虚な姿勢なんだとも思いました。

コードは7thを

多用していて

とてもお洒落。


キセルによる

カバーは名演。

しんしんしん / キセル


僕が理詰めで

音楽を形成するきっかけを

与えてくれた

音楽界の巨人。

はっぴいえんどで

しんしんしん。でした〜



2023年3月6日月曜日

一日一曲「DOOR / コブクロ」

コブクロは

最近気になっている

グループの一つで

その出自に

とても興味があります。

今でこそ

ザ・メジャーな

風格のある彼等ですが

どのように人気を獲得して

いったのだろうと。

もともと路上ライブから

出発したというのは

有名ですが

そこから人気が爆発。

なんて簡単な話ではないだろうし

ルックスも確かに小渕さんは

甘いルックスですが

それが秘訣だとも思えない。

勿論曲がいいというのは

大前提ですが

曲の良さと人気は比例しないものだと

思うし

今そこで足掻いている僕にとっては

勉強のような形で見させてもらっています。


この


という曲が面白くて、

なんていうか垢抜けない。

それまでに出した


アレンジもビデオも

洗練されているし

オーケストラをふんだんに使って

大バラッドを展開していますが

そんなに上手く行っていると思えない。

調べれば

同年の

永久にともにから

セルフプロデュースが始まっていて

このDOORもその一環なのかなと。


コードはほぼほぼ

メジャーとマイナーだけで

コブクロらしいストロングな

スタイルです。

歌詞もなんとか新境地に

行こうとしてるのが分かるし

ミュージックビデオも

自前のアイデアではないでしょうか?


規模も実力も比較にならないけど

コブクロにもそんな

時期があったんだと勇気付けられる

コブクロのDOORでした。



一日一曲「トランスミッション / ジョイ・ディヴィジョン」

ジョイ・ディヴィジョンは

僕が

音楽をやる上で

お手本にしてきたU2が

お手本にしたバンドで

言ったらご先祖様みたいな存在。

1976年に結成されるのですが

1980年に

ヴォーカルのイアン・カーティスが

自殺したことによって

バンドは終止符を打ちます。

イギリスのミュージシャンや

バンドにとっては

カリスマ。

僕は

そんなに詳しくなく

音楽もそれほど熱心には聴いていません。

けれど

彼らの

構築する音楽スタイルは大好きで

通常影役に徹する

ベースギターにスポットを当てた

曲作りも好きだし

壮大なイメージを想起させる

楽曲も素晴らしいと思う。


ベースギターも壊れた

ロボットみたいな音で

ギターも調子が外れている。

そこにお経のような

イアン・カーティスの

声が乗ってて独創的。

音楽をゼロから

作ろうとする

反骨精神に僕も感化された

ジョイ・ディヴィジョン。

曲はトランスミッション。でした。



2023年3月4日土曜日

一日一曲「いつもはこんな僕じゃない / ペット・ショップ・ボーイズ」

ペット・ショップ・ボーイズは

2週目で

曲はいつもはこんな僕じゃない


この曲が発表された

1993年、

僕はまだ中学生2年生で

もう、音楽に開眼した頃で

聴くのが楽しくて仕方がありませんでした。


日本のサンテレビという

地方局で

金曜日の23:00に

オンエアされていた

ソニーミュージックTVを

食い入るように観ていて

VHSに録画して編集して。


この

いつもはこんな僕じゃないも

何十回と観たし

大好きな曲です。


今はYouTubeで

2回ほどクリックしたら

見れてしまうのだから

夢のようです。


ミュージックビデオの

古いSFみたいな設定も面白いし


ペット・ショップ・ボーイズ印である

シンセサイザーの音も堪らない。


シンセの音を否定的に

捉える方も

いらっしゃいますが

CD同様

デジタルの無音というのも

ひとつの

普遍性がある気がします。


この曲の

イギリスのミュージシャン特有の

皮肉っぽいというか

聴き手に対する

冷めた距離感みたいなものが

素晴らしく

僕の

引き出しにはあまりなく

是非

やってみたいです。


コードは

基本的にマイナーとメジャーだけですが

アレンジが

ピアノっぽいというか

とてもふくよかで

再現したいのが

中学生のころの夢です笑


ペット・ショップ・ボーイズの

いつもはこんな僕じゃない。

でした。




2023年3月3日金曜日

一日一曲「インナー・ミート・ミー / ザ・ベータ・バンド」

1996年にスコットランドで

結成された

ザ・ベータ・バンド。


とてもユニークなグループで

宅録でした。


この宅録というもの。

"自宅で録音する"の意味で

1980年代中頃までは

バンドというものは

郊外の田舎のシャッター付きのガレージや

公園、

または音楽スタジオを借り切って

練習したり

アイデアを練ったり

するもので

裕福な家庭の持ち主か

またはお金が

すごく掛かるものでした。

けれど90年代初頭

楽器屋で

安価な値段で機材を揃えることが出来、

自宅の子供部屋で

バンドサウンドを

再現することが可能になりました。

僕もそういう出です。


言ったら

音楽を作るハードルが

ものすごく下がったんです。

誰でも作れるようになったし

それは革命だったと思います。


でも可能にしたのは

楽器屋さんであり

楽器を作る開発者。

僕も楽器屋に行くのが楽しくて仕方がなかった。


あともう一つ

ザ・ベータ・バンドで欠かせないのは

批評性。

イギリスには

音楽を批評する文化の歴史があって

雑誌で音楽することが

可能でした。

雑誌から音楽が生まれ

雑誌が新しい音楽ファンを

呼ぶ。

そういう羨ましい基盤があります。


確かにザ・ベータ・バンドは面白いし

このインナー・ミート・ミー

すごくいい曲。


けれどバンドが

2004年で終わってしまったのは

その人気が

希薄なものだったというのは

否めないと思います。


でもこんなどう考えても

売れそうにない音楽が

公共の電波に乗るところが

イギリスの面白さ。


歌詞もコードも

ネットに載せない

完璧主義な

姿勢が

大穴を狙うことが出来ますが

一過性の宿命も負ってしまうのかも

知れません。


ビデオも面白くて自由。

やってて目茶苦茶

楽しかったんじゃないでしょうか。


そんな時代の過渡期の大金星。

ザ・ベータ・バンドの

インナー・ミート・ミーでした。


2023年3月2日木曜日

一日一曲「スタンド・バイ・ミー / ベン・E・キング」

スタンド・バイ・ミー

1960年に

ベンの手によって書かれた楽曲。

20世紀初頭の詩集の


このゆえに、たとい地は変り、山は海の真中に移るとも、われらは恐れない


というラインにインスパイア

された本曲は大ヒット。

フィフティーズ進行と

呼ばれたコード進行は

そのまま

スタンド・バイ・ミー進行

と呼ばれるくらい

インパクトを残しました。


タイトルだけでノックアウトな曲は


自らを震い出たせ、

仲間を想い

と同時に

鎮魂歌でもあったわけですね。


この曲が沢山の人にとって

特別なものになったのは

やはり同名の映画であり

名作と名高いです。


僕としては

泣いてしまうだけの映画だし

時代も変わり

今ではこの切なさは有効だとは思いません。


けれどそれでいいと思うのです。


この映画で描かれている

美化された過去の悲しみは

色褪せていくべきだし

もともとの詩集の

詩は政治的な意味合いも

強く

仲間と鎮魂歌という意味合いだけが

フィーチャーされ

自己を震い出立す

という本来の意味が風化されているように思います。


けれど

独り立ちすることの

道程を知っている者にとっては

どうしても泣いてしまう映画ですよね。


ベン・E・キングの

スタンド・バイ・ミー。でした。




一日一曲「Rolling Star / YUI」

YUIは2週目で

前回のCHE.R.RYに

引き続き

Rolling Star


YUIが

所謂

日本の音楽市場に起こした

功績として

挙げられるのが

ライブハウスの音をそのまま

届けることに

成功した事だと思います。


もしかしたら

スタジオ音源ではそれは

叶わなかったかもだけど

彼女には

ライブというニーズがあって

そこで

彼女のファンに

アピール出来たのは

とても大きいと。


もともと路上での弾き語りから

始めた度胸や

そこでの音の拘りは

何事もライブハウスから始める

人たちには

到達出来ないと思うし

彼女の大きな武器でした。


人通りで勝手に演奏しやがって。。。


という辛辣な意見を

横目に

路上ライブの規模は

どんどん広がるでしょう。


恐らくこれから

許可制になって行くであろうし

その審査も厳しくなる筈。


けれど

寒い夜空の

澄んだ空気の音の中

鍛えられた

耳が

多くの

弾き語りチルドレンを生んだのだから

そこは迎合するべきでしょう。


そんな音の

Rolling Starは

オーソドックスなエイトビート。

イントロと中間部分などは

add9という崩したコードを使っているのですが

歌の部位は

メジャーとマイナーだけ。

それは

彼女が

ギターブックを覗き込んで

基礎から

学んだ事の表れ。


年輩の人の

耳にも届いたのはだからという事だと思います。


配信が主流の今

そんな耳が必要ではないでしょうか。

YUIのRolling Star。でした。


と、

昨日仮眠してから投稿しようとしたのですが

そのまま寝てしまったので

今日はもう一曲

取り上げます。

ではでは。



2023年2月28日火曜日

一日一曲「Z・刻をこえて / 鮎川麻弥」

今から15年以上前、

僕が

まだロック界で

天下を取ろうと思ってた時期

名曲を作れば

世界は変わるんだ

名声を得られるんだ

金持ちになれるんだ

と思っていた頃

当時組んでいた

相方は

現実主義で

まず楽器が下手だと

思われているのをどうにかしよう

コストを抑えて

動こう等に

アイデアを凝らしてた。


今だとそっちの方が

断然面白いのだけれど

軽くパラノイアだった

僕は

妄想して

それが上手く行ったときを

想像して

気持ちよくなっていた。


なにせ音楽というものが

全く分かっていなかった。


僕のパラノイアのネタも尽き出した頃

アニソンに活路を見出そうとして

TSUTAYAで

アニメのCDを借りて

MDにダビングした。


まだYouTubeが

なかった頃の話です。


その中に

アニメ

Zガンダムの主題歌

Z・刻をこえてがあって

この曲を歌えば

ヒーローになれるんだと

馬鹿な思い上がりに

浸っていました。


勿論音楽は好きでしたが

それ以上に

名声を得たかったのだと思います。


当たり前の話

相方は白けて離れてゆき

夢から覚めたときは

25歳で

何の社会的な蓄積もなく

放り出された時は

途方に暮れました。


Zガンダム言うてる

場合じゃなくなったんですね。


僕の妄想は

病的な物でしたが

失った20年間は

大きいです。


2度と戻りたくないけれど


その頃住んでいた宝塚は

どん底の記憶として

僕の引き出しに

入っています。


引導を渡される前の

最後の悪足掻き

となった

今ではもう

聴きたくない

アニソン。


その中の一曲、

鮎川麻弥さんの

Zガンダムの主題歌

Z・刻をこえて。

でした。



2023年2月27日月曜日

一日一曲「ワン / U2」

U2は3周目。

曲は

僕が詩を書く上で

重要な曲、ワン


U2の作る楽曲は

本人も公言している

通り

重さというものがあって

それは

それまでの

音楽に対する反動であったし

彼らの回答でもあったと思います。


デビュー時から

それは一貫していて

それが

所謂

金字塔となったものが

ワンだと思います。


僕が

最初に作詞に目覚めた

この曲の

残酷な真実というものが

美しかったし

セクシーでもありました。


もう遅すぎるんだ

今夜、光の中に過去を引きずり出そうとしても


というライン。


当時のシングルCDに付いていた

ライナーノーツに

"この詩の意味が分かる者はこの境地に達した者だけ"

とあり

ハタチそこそこだった

僕は

何度も読み

考え

その意味を知ろうとしました。


まぁ、言ったら

例えば野球選手が

40歳位になって

若いときにもっと真面目に

練習しておけば良かったと

気付いても

時既に遅し

ということではあると思いますが


理屈で分かっているのと

地で分かっていることは

違うということですよね。


作詩の

テクニックの一つに

敢えて聴き手が分からないことを

入れる

というのがあって

僕は散々それをやっていて

そうすることで

詩に闇というか

深みをもたらす事が出来るんですね。


謎掛けというか。


この曲は

それだけでなく

ディティールも洗練されていて

完成度が高い。


僕だけでなく

たくさんのミュージシャンに

とって

真摯な曲の

お手本になったと思います。


それまでの歌は

5分だったら

1番、2番、3番

とあって

サビは

全部繰り返しだったと思うのですが

この曲ではそれがなく

始まりから終わりに至る

本のような内容。


童謡等には

もしかしたら

近いものがあるかも知れませんが

商業的な

ポップミュージックの中では

初の試みで

見事に成功したと思います。


コードが

普通の曲なら

C→Aマイナー→F→G

となるところを

C→Aマイナー→F→C

Cで始まってCで終わるところも

あまり

見ないパターンです。


それまでのU2の経験全てが

凝縮された坩堝のような曲だと思います。


僕にもそんな曲が

作れる日が来るのだろうか

と思いながら

切磋琢磨する

U2のワン。

でした。



一日一曲「朝焼けの旅路 / Jackson Vibe」

先日、

YouTubeを

ネットサーフィンしていたら

ヒットしたのが

ジャクソン・ヴァイブの

朝焼けの旅路


2004年の

阿部寛主演の

テレビドラマ

アットホーム・ダッドの

主題歌になった曲。


僕もドラマ自体は

見ていなかったのですが

この曲は

聴いたことがありました。


すごくいいバンドだと思います。

ポップな歌だけど

確かな演奏技術もあるし

ダイナミックな訴求力もある。


いそうであまりいないタイプだと思います。


2004年と言えば

ぼくもライブハウスデビューしたころで

同じような空気を吸っていたのかなー

なんて思っちゃいます。


クラブクアトロや江坂MUSEなど

僕が手の届かなかった

ライブハウスを

はしごしてたのかな。

懐かしいです。


コードは基本的に

メジャーとマイナーだけの

よく出来た曲。


いつもはここで解説が

終わるけど

今回は

もうちょっと突っ込みたくて

イントロの

コード進行が面白くて

言うと

G→D→C→G7、G→D→C→G7

っていう流れで

ここのG7っていうコードが

普通はこの流れに持ってこなくて

ちょっとした違和感を覚えます。


普通だったら

G→D→C→D

って感じです。


言うなれば

寿司を食べるのに

ワサビではなくからしを

使ったような

そんな違和感。


旨いかどうかは分かりませんが

この引っ掛かりを

残すことで

すごく耳に残るんですよね。


計算かどうかも分かりませんが

CM業界では有名な話で

ぼくも最近知りました。


けれど

音楽の深い知識と

テクニックが無ければ

実現しない事で

特筆に値します。


ビデオクリップも

ちょっと謎めいていて

分かる人に分かってほしい

とのバンドの意地というか

足掻きを感じます。


活動の大きさは

比べ物にならないけど

同じ時代の空気を吸ったバンド。


今はどうしているのでしょうか。


ジャクソン・ヴァイブの

朝焼けの旅路。

でした。



2023年2月25日土曜日

一日一曲「エブリィ・リトル・ステップ / ボビー・ブラウン」

ボビー・ブラウンが

脚光を浴びた

1980年代後半

僕は小学生で

父が連れて行ってくれた

ドライブの車中

車の中流れていたのは

兄が録音した

アメリカのラジオの

ベスト100でした。


今思えば

よくそんな

のを録音してたなぁと思います。

兄も音楽オタクだったんですね。

僕が音楽に傾倒するのは

必然だったのかも知れません。


そこで

流れてた印象は

打ち込みの軽快な

ドラム。

シンセサイザーの刺激音。

イコライザーがかかりまくった

人工的な声。


正にボビー・ブラウンの音楽。


金持ちで

時間もあって

チヤホヤされて

何故か女の子にもモテていた。


そんな頃のBGMだったので

もうハッピーでした。


僕はこの頃に戻りたく

今でもそんなあらぬ幻を

追いかけています。


ボビーの

エブリィ・リトル・ステップ

ビデオが面白く

お金の掛け方が上手いなぁと感嘆してしまいます。


発砲スチロールか何かで

作った巨大な文字のオブジェの

前でボビーを含めた

ダンサーが踊っているだけ。

ダンサーも無名の知り合いだろうから

ギャラは知れているだろうし

文字のオブジェも

多少はお金が掛かっているかも知れませんが

それの何百倍リターンがあっただろうから

エビで鯛を釣ったでしょう。


ぼくも曲がりなりにも

音楽活動をしていて

エキサイトする時は

そういうアイデアを練ったり

浮かんだりする時。


そんなアイデアを

出し続けることが

成功の道なんじゃないかなと

未熟ながら思います。


かつて自分とは無縁だと思っていた

華やかな

世界も

規模は違うけど

実現出来ていると思うと

妙な気分です。


ベイビー・フェイスが

プロデュースした

コードも洒落てるし

自分の物にしたいです。


僕が音楽を続けているのは

あの頃の

幸せな記憶を

辿っているだけじゃないのか

と思う

ボビー・ブラウンの

エブリィ・リトル・ステップでした。




2023年2月23日木曜日

一日一曲「少女B / ヒダリ」

今日は同郷も同郷

神戸は三ノ宮の

大先輩

ヒダリ。

曲は少女B


僕は今

毎週火曜日

信濃大町の大町駅前広場公園で

13:00から15:00まで

路上ライブを行っているのですが

その路上ライブを

15年くらい前に

やってみよーかなー

と芽生えさせたのが

このヒダリ。


ぼくがまだブルジョアジーという名前で

三ノ宮を中心に弾き語っていた頃で

もうその頃

ヒダリは三ノ宮のスターでした。


目茶苦茶恰好良かったし憧れました。


ヒダリの太田ヒロシさんとは

2回面識があって(彼は覚えてないと思うけど。。)

僕としてはもうバチバチでした。


路上ライブでの

所作も盗みました。


紆余曲折あって

今はヒダリは太田さん一人みたいだけど

相変わらず格好いい。


クールという言葉がとてもよく似合う

人だと思います。


少女Bは

ジェンダラスな世界の

先駆けだったし

等身大の

女の人を

描くのに成功した

稀有なポップス。


残念ながら

ネットに歌詞もコードも掲載していませんでしたが

聴く限り

よく練られていて

すごくいいコード使い。


一人で活動されるようになってから

ますます円熟された感があります。


21世紀に入ってから

ぼくら三ノ宮ミュージシャンに置いて

ヒダリの恩恵を

受けていない者等

おらず

いたとしたらそいつはモグリです。


ヒダリの

少女B。でした。




一日一曲「M / 浜崎あゆみ」

今日の一日一曲は

浜崎あゆみさん。


浜崎さんは

1999年にデビューアルバムを

発表されましたが

90年代と言うより

00年代のアーティストだと思います。


00年代は

女性が今まで以上に脚光を

浴びた10年で

それは何だったかと言うと

音楽産業を自らプロデュースしていたことだと

思います。


それは音楽の歴史上初めての

事であり、

今の流れに大きく貢献しています。


浜崎さんも

元々モデルやタレントとして

下積みを大いに積み重ねた

後のアーティスト活動。


自身の活動における全てを

チェックし

作詞も全て手掛け

時には作曲も行う

努力を惜しまない方だと思います。


商業的にも大きなインパクトを

残し、

社会現象にもなりました。


実は僕と同い年で

彼女は中学生の頃から

芸能活動に勇みました。

やっぱりその頃からの6年間が

大きいのでしょうね。

僕はその頃チャゲアンドアスカや

B'zを聴いて犬の散歩をしていました。。


ユーロビートに

日本語詞を載せることに

成功した楽曲

M

転調に次ぐ転調で

エレキギターのソロがありと

歌謡曲のヒットする

要因を全て

込めた勝負作。


けれどコードは

基本的に

メジャーとマイナーだけで

ご自身が作詞作曲。


恐らくギターで作曲されたんじゃないかな。


タイトルである

マリアは

何を意味するかは謎ですが


彼女の名前を聞くと

昔、レストランで働いていた

上司が

ゾッコンだった事を

いつも思い出します。

セクシーな方ですよね。


浜崎あゆみさんで

M。

でした。



2023年2月22日水曜日

一日一曲「アイ・オールウェイズ・ワナ・ダイ(サムタイムズ) / The 1975」

今日は

3週目の

マンチェスターの雄

The 1975(ザ・ナインティ―ン・セブンティーファイブ)。

曲は

アイ・オールウェイズ・ワナ・ダイ(サムタイムズ)


この曲が収録されたアルバム、

ネット上の人間関係についての簡単な調査

近年稀に見る力作でした。


バンドのキャリア上

外せない作品だったであろうし

色んな必要性に駆られたのでしょう。


兎に角音がよくて

僕は買い物の岐路でいつも聴いています。


常に死にたい。時々。


というタイトルが

時代を捉えたし

彼らが頂点に上り詰めるのにも一役

買ったでしょう。


ひとつの方向性も提示したし

日本ではYOASOBI等の

エピゴーネンも生み出しました。


今、最も成功している

新世代のグループで

沢山の期待に応えないといけないし

面倒を見ないといけない

人も多いでしょう。


今回、何かと世間を

騒がせていますが

お疲れ様という感じです。

やっぱり人気者は大変ですね。


この曲が

リリースされた

2017年、

僕は憧れの白馬村に移住したばっかりで

ずっと興奮していました。

そんな中

届けられたアルバムは最高だったし

スポティファイという

ストリーミングサービスが

身近に感じられる

契機となりました。


アイ・オールウェイズ・ワナ・ダイ(サムタイムズ)は

同年発表された

U2の

ラブ・イズ・ビガー・ザン・エニシング・イン・イッツ・ウェイ

聴いてそのまま完コピ

したような

作品ですが

僕は大いに満足しました。


今はもう超高齢化社会で

若い人たちの

負担は増えるばかり。


コードは

7thやadd9を

多用した

曲作りとしては

楽チンな曲。


アルバムの最後の曲だし

安牌として持って来たのでしょう。


詩は

死に対して距離を置く

ことがテーマになっていて

それ自体は秀逸

なのですが

実際に描かれたラインは

ありふれたラブソングと

変わらない程凡庸です。

気分だけで作ったのでしょう。


同作収録のビー・マイ・ミステイク、

シンセリティ―・イズ・スケアリーに

比べたら

霞む作品ですが

ここから

キング・ヌーも

髭ダンも

生まれたのだから

日本人としては

鑑みないといけません。


アルバム最後の曲は

僕も気を遣うし

次回作でも

悩んでいます。


この世には

疲れている

という言葉が

ある

人気者の

The 1975の

アイ・オールウェイズ・ワナ・ダイ(サムタイムズ)。

でした~




2023年2月21日火曜日

一日一曲「モッキンバード / トム・ウェイツ」

今日は

元祖酔いどれ詩人

トム・ウェイツ。

曲はモッキンバード


今回

和訳とコード表を

探したのですが

見つかりませんでした。


僕も

彼については

そんなに詳しくはなく

なんで知っているかというと


僕が前身バンド

ブルジョアジーの

相方がどこからか

見つけて来て

ぼくも一緒になって聴いていました。


中でもこのモッキンバード

の侘しさにウットリしました。


00年代初頭かな?

当時大学生だった相方が

なんでこんな

コアな人を探し当てれたかは

謎だけど

90年代の酔いどれ詩人

バッドリー・ドローン・ボーイの

流れで行きついたんじゃないかな。


この曲の

マネシツグミを

見つめる

温かで

また

やるせなさは

そのままウェイツ本人

に鑑みたのでしょう。


切ないけれど

皆さんにも思い当たる節が

あるのでは??


当時の相方も

そんな聴き方をしていたのでしょう。


彼もお酒が好きで

僕はお酒が苦手だったので

付き合ってあげれなくて

申し訳なかったな。


ぼくももうちょっと

安定した収入が

出来たら

お酒を飲んで

曲を書いてみようかな?笑


酔いどれ詩人のトム・ウェイツ。

曲はモッキンバード。

でした。




2023年2月20日月曜日

一日一曲「里の秋 / Unknown」

昨日、疲れて

眠ってしまって

投稿出来なかったので

本日2本目。


久しぶりに

日本の童謡を。

里の秋


もうタイトルだけで

いい曲の予感がしたら

めちゃくちゃいい曲。


童謡には

法則がある気がします。


ひとつには

母との想い出。

ひとつには

父の不在。


当然ですよね。

戦時中に作られた

曲がほとんどなんですから。


謂わば

兵に駆り出された

残された家族を鎮める為に

作られたと言っても

過言ではないでしょう。


いつの時代でもそうですが

結局受け取り方ですよね。


それを慰めと取るのか

洗脳と取るのか。


僕はいつも思うのですが


みんな良かれと思ってやっているんですよね。


勿論やってはいけないことは

多々ある。


ただその良かれとの

気持ちは

汲んであげないと寂しいですよね。


正義だ大義だ云々

以前のお話です。


第三者の話ですけど。


好きな言葉で


殴られた方は覚えてる


というのがあって。


第三者は

良かれと思って

殴られた方は覚えてる

さえ分かっていたらいいんじゃないかな

と思うんです。


あとは自然に片が付きますよ。


里の秋にも

いい曲の法則があり

まずは一つのメロディーを

繰り返すこと。

そしてコードは少ない方がいい。


余韻を残して場面を変えちゃう。


こうしたら

お手軽にいい曲が作れちゃう。


勿論安定したキーで歌えることが

前提ですけど。


歌詞もコードも探したけれど

無料では見つかりませんでした。


んー。

どうも黒い匂いがする曲ですねぇ。


まぁ、政府が作らせたのでしょう。


いいメロディーに

シンプルなコード。

あとは母さんとの想い出を歌っとけー。


慰めと取るのか洗脳と取るのか。


それを良かれと思ってやっていると思うのか

余計なお世話と思うのか。


取り方次第な

佳曲

里の秋。

でした~。



一日一曲「瀬戸の花嫁 / 小柳ルミ子」

今日は

2週目の

小柳ルミ子さん。

曲は瀬戸の花嫁


この曲は

以前から歌わせて頂いていて

安牌になっています。


もともとリクエストがあって

年輩の方に喜ばれたら

いいなぁと始めました。


けれど意外や意外

実は中学生の子たちに

ウケがいいのです。


路上ライブで演奏していたら

一生懸命聴いてくれていたのを

思い出します。


バイアスが掛かりまくっている

今の流行の音楽

に足らないものを

肌で感じ

それでも聴きたい

音楽を模索しているのかも知れませんね。

責任重大です。


けれど瀬戸の花嫁も

実は

ご当地ソングであったり

タイアップが絡んでいたりと

とても商業的な

意味合いの強い楽曲。


売れ線だからダサい、悪い

という意味では

全くないことの表れ

ですよね。


コード進行がすごく

よく出来ていて

歌謡曲の

流れを

綿々と受け継いでいる

楽曲。

山上路夫さんによる

詩もいい。


昭和ブームの昨今

こういう

曲を取り上げない手はない。


僕の楽曲

今更、見逃して

昭和歌謡を

狙った楽曲。


僕の時代が来ているのかも

知れません。


小柳ルミ子さんの

瀬戸の花嫁。

でした。




2023年2月18日土曜日

一日一曲「JOY / YUKI」

今日は

楽曲とプロデュースに

ついて少し触れてみたいと思います。


曲はYUKIさんのJOY


前身バンド

ジュディアンドマリーを離れ

ソロとしての方向性を決定づけた

本曲。


音楽プロデューサーの

蔦屋好位置さんが作詞作曲を手掛けました。


もともと蔦屋さんのこちらも

前進バンドCANNABIS活動中に

出来た曲。

その時には相手にされませんでしたが

YUKIさんの一声で実りました。


蔦屋さんの作る曲は

失礼を承知で言えば

一見ありふれた感があります。


もちろんプロデューサーなので

ヒットソングを提供しなければ

いけない。


濃い曲は

地下室の倉庫に仕舞っているのでしょう。


けれど彼の作る

音楽はとても深い。


僕は竹原ピストルさんとの

彼の仕事が大好きで

canonのカメラのCMソング

でした。


日本人でここまで

深い感情を出せることに

ビックリしました。


音源化されていないので

熱望しています。


音楽プロデューサーという

人種は

自身が演奏家として前に出ることを

諦めた人。


ミュージシャンは

食っていけても食えなくても

ミュージシャン。


けれど音楽プロデューサーは

食べていけないと

プロデューサーとは呼べないのでは

ないでしょうか。


商業的に

成功する事が

目的で

そういう意味で

言い訳が利かない存在。


音楽とプロデューサーについては

日々考えるし

考察に値するものだと思っています。


JOYは

コード進行は普通なのですが

1弦と2弦の音程を

ずっと変えず

ルートだけを変えていくやり方で

言うなれば

ギターとベースを

一人でやっちゃうという

ノエル・ギャラガーが発明した

技法。


僕もしょっちゅうやっています。


プロデュースするには

相当な音楽の下地がなければ出来ないわけで

それってどういうことなんだろうと

思いながら

YUKIさんのJOY。でした。


ちなみに僕の楽曲

さよならTSUTAYAとは

全く関係ございません。

悪しからず。



2023年2月17日金曜日

一日一曲「バカサバイバー / ウルフルズ」

今日は

2周目の

ウルフルズ。

曲はバカサバイバー


前回は

映像が革新的だったと

トコトンで行こう

を選曲しましたが

今回もその延長です。


とてもクレバーな

バンドでしたが

この曲では

もう自分達の強みが

よく理解出来ている。

恐らく

一時抜けていた

ジョンBさんが

戻ってきた

勢いで書けた楽曲でしょう。

自分たちのルーツ

出自に対して

意識的に

マーケティング出来ている。


ファンク色が強く

あと、以前にも書きましたが

宅録から始めたであろう

音のダイナミズム。

そして軽快な歌詞。


もともと

見せ方が上手い彼等ですが

この曲のビデオでは

もう手が付けられない

程になっている。


いろんなところから

アイデアを拝借してますが

それぞれの役者としてのそれ。

楽しんでますよね。


僕も自分のビデオでは

楽しんでやっていますが

いかんせん

人手不足で

まだ洗練するには

時間を要します。


AメロBメロとサビは

メジャーとマイナーのストロングスタイルで

ブリッジに限って

7th等を多用する

練られたコードですが

たくさん重ねたキャリアと

前述通り

勢いでまとめあげたのでしょう。

よく出来ています。


今はウルフルケイスケさんが

脱退されてしまいましたが

どうなるのでしょう。


関西のお笑いを

見事に昇華させた

稀代のバンド。


また新しいビデオで

カムバックして欲しいですよね。


ウルフルズの

バカサバイバー。でした。



2023年2月16日木曜日

一日一曲「セッティング・サン / ザ・ケミカル・ブラザーズ」

今日は

いよいよテクノ。

田口さんの本分です。


アーティストはザ・ケミカル・ブラザーズ。

曲はセッティング・サン


正確には

ブレイクビーツという

サウンド。


僕がある時期までは目指していたもので

したが

はっきり言って頓挫してしまいました。


そんな機材も無かったし

絶対的に必要な

ヒップホップの素養も無かった。


憧れで終わってしまいました。


今ではロジカルテクノなんて

謳ってはいるけど

名ばかりの

音楽です。


まぁ、いいんですけど

ケミカル・ブラザーズは

音楽の歴史上

数少ないオリジネーターのひとつ。


数々の大御所が

彼らの音を真似た。


というか今じゃ彼らの影響を受けていない

ミュージシャンなどいない。


なんで彼らにそれが出来たかは分からないけど。


セッティング・サンは

ノエル・ギャラガーが

詩とメロディーを用意した。


そんなに優れた曲ではないけど

ひとつの象徴として

際立った曲。


人間のダークサイドを

これ程までに

対象化できる

ノエル・ギャラガーの詩は見事だし

ケミカル・ブラザーズの

商いとしての手腕も光る。


カバーとしては

オリジナルのギターバージョンを

取り扱うしかないけど

面白いリズムだし

何かと

お題目の多い曲です。


恐らくもう手を着けることは

ないだろうけど

かつて描いた夢。

ザ・ケミカル・ブラザーズの

セッティング・サン。でした。



2023年2月15日水曜日

一日一曲「オドループ / フレデリック」

今日は

久しぶりに若いバンド。

フレデリック。

曲はオドループ


フレデリックとわたくし

実は同郷で

しかも彼らの生まれは

宝塚でぼくの実家も宝塚。


宝塚は

手塚治虫さんも出身。

お笑いの東野幸治さんもそうで

偉大な方が多い。


この前、手塚治虫記念館に初めて行って来て

もう素晴らしくて

めちゃくちゃ勉強になりました。


宝塚には武庫川という大きな河が流れていて

むかしよく花火大会とか連れて行ってもらったなぁ。


まぁ、それはどうでもいいんですけど


フレデリックも

神戸の三ノ宮から

始めたバンドで

2013年、2014年辺りは

僕と被っているんじゃないかな?

彼らはVarit.というメジャー指向の

ライブハウスで

僕はバックビートっていう

言っちゃなんだけど

お座成りなところだった。


なので

個人的にめちゃくちゃ

応援しています。

最近動きを見ないけど

あんまり考えすぎないでほしいな。


オドループはよく出来た曲ですが

それ以上に

特筆すべきは

演奏力。

甘いマスクとお洒落な格好の

所為で霞ますが

めちゃくちゃ上手い。


それぞれソロとしてもやっていけるんじゃないかな。


詩も10年代の

世の中を見通してしまっている

言うなれば

サトリ世代の使途の

言葉センス。


ビデオも話題になりましたよね。


多分地元で撮ったと思うので

どこなんだろうととても気になります。


お洒落な曲なので

さぞかし気の利いたコードだろうと

思いきや

ほぼほぼメジャーとマイナーだけ。


いかにソングライティングが優れているかと

いう事ですよね。


まぁ、本音を言うと

ぼくはメジャーを諦めてしまった人間

なので

距離は感じますが

若いバンド。

まだまだ行けるぞ

フレデリック。

曲はオドループ。でした。



2023年2月14日火曜日

一日一曲「シェイク・ユア・ランプ / ビースティ―・ボーイズ」

今日は

もう完全に開眼してしまった

3週目のビースティ―・ボーイズ。

曲はシェイク・ユア・ランプ


兎に角すごい。

音のダイレクトさ。

けれど

それはヒップホップから

来ているのではない。


ヒップホップという

音楽ジャンル

黒人のストリートから

生まれた

ラジカセに

ジェームス・ブラウンの

ライムを乗せた

自然発生した

今までの音楽ジャンル

とは一線を画した

全く新しい

異次元の音楽というのは

とんでもない誤解であり

大嘘です。


ヒップホップは

元を辿れば

テクノから派生した

その傘下の様式です。


それはクラフトワークであり

イエロー・マジック・オーケストラです。


音楽にロボットを

入れるという発想は

テクノ以外の何物でもない。


では何故そんな大ボラが

まかり通ったと言うと

それは抑圧され続けて来た

マイノリティーの主張だったからです。


つまり突っ込める人がいなかったんです。

業界の都合というやつです。


テクノが如何に偉大な発明だったか。


けれど

最初にヒップホップを

始めた人たちはそれをよく理解している。


はっきり言って今の

ヒップホップの

傲慢な態度には我慢ならない。


まぁ、それはそれとして

この曲のビデオも素晴らしく

これだけダイレクトに

訴求できる

発想がいいし

前にも書いたけどお洒落。兎に角お洒落。

そしてキャラクターも内包していて

脱帽です。


テクノについてはまた今度書くとして

こんな曲を

カバーするってどうなんでしょうか?


まだヒップホップに

謙虚な香りが残っていた

頃のビースティ―・ボーイズ。

曲はシェイク・ユア・ランプ。

でした。



2023年2月13日月曜日

一日一曲「グラティチュード / ビースティ―・ボーイズ」

ビースティ―・ボーイズは2週目。

ビースティ―・ボーイズは

面白いバンドで

様々な

切り口で紹介できる

稀な存在。


前回は確か

大真面目にふざける

という

旨だったと

思いますが

今回はイメージ。


最初は

只々ヒップホップの

模倣でしたが

オルタナティブを通過してからは

もう兎に角お洒落。


このグラティチュード

彼らの恰好を見てもらえば分かると

思いますが

思わず真似したくなる。


もうクールですよね。

日本のミュージシャンは

みんな真似した。

ぼくも真似した。

チノパンなるものは

彼らから知り得たし

ピチティー(ピチピチのTシャツ)

もそう。


音楽とファッションは

切っても切り離せない。


着る服で

その世界を象るのだから

当然です。


ぼくも普段から浴衣を着るのは

その為で

それによって説得力を得ます。


もう一つこの曲が面白いのは

ギターのアンプを山積みにしているところ。


もちろん映像の見た目も面白いのですが

多分、実際

現場ではそのまんまで

大音量で演奏したのでしょう。

無理やり興奮してクオリティーを上げる。


やりかたとしてどうなのかな?

とは思うけど

それも音楽だから仕方がない。


それについては

また別の機会に書くとして


ビースティ―・ボーイズ。

グラティチュードでした。



2023年2月12日日曜日

一日一曲「スピード / 真心ブラザーズ」

真心ブラザーズは

早くも2週目。


昨日、ボウイを

取り上げた際

彼らは

路線を変更したが

曲を煮詰めず作るところは

一貫していると

紹介しましたが

この真心ブラザーズは真逆で

5分で作ったような

印象がありますが

恐らくめちゃくちゃ時間をかけて作っている。


このスピード

そうです。

実は今回初めて見たのですが

ちょっとショックを受けています。


これ今です。

30年早かった。

このYO-KINGこと

倉持陽一とは

何者でしょうか?

素性が知れません。


90年代、

それは洋楽が初めて

日本にきちっと輸入された

10年で

なんとか英語の歌詞からは脱却を試みたのですが

それは表面上だけに留まりました。


やはり依然

舶来主義は

この国を侵食し続けています。


そんな中

真に言葉を探した

真心ブラザーズは

メディアでの居場所が無かった。


まぁ、それはそれとして

スピードは面白い曲で

もう不協和音の固まり。

どうやってカバーすればよいのでしょう?


ブレイクビーツと70年代フォークという

僕が立ち上げた

ロジカルテクノの

走りで

特筆に値します。


ちょっとまだ僕には

作れないなー

と思いながら

真心ブラザーズ。

曲はスピード。



2023年2月11日土曜日

一日一曲「パースペクティブ / YMO」

YMOは

とりあげなきゃなぁ

と思いながら

やっぱり

基本的に

インストバンドなので

シングルでは

君に、胸キュン

くらいで

あまりカバーという

観点では乗り気になれませんでした。


けれどYMOで

一番優れている

歌を取り上げろと言われたなら

迷わずパースペクティブ

上げます。


僕は坂本龍一さんは天才だと

思っていたのですが

高橋幸宏さんが生前

天才は細野さんで

坂本君は鬼才

僕は普通の人と語っていて

そうか、なるほどと思いました。


パースペクティブとは

遠近法や

将来を見通すの意で

淡々と

人生が駄目になっていく

様を描いています。


サビのコード進行が

めちゃくちゃかっこよくて

ちょっとこれはマスターしたいです。


幸宏さんが亡くなって

本当にひとつの時代が

終わったなと感じます。


僕もようやく

この時代の人たちの

実相が

朧げながら

見えてきたところです。


時にはとんでもないことをしないといけない。



彼等YMOはやりました。


僕らはどうしましょう。



YMOのパースペクティブでした。



一日一曲「ティーンエイジ・エモーション 〜 ロンドン・ゲーム / 暴威」

昨日、

一日一曲をお休みして

ミュージックビデオの

宣伝をしましたが

やっぱり気持ち悪くなって

今日は

2本投稿します。


まず最初は

ボウイ。

ヴィジュアル系の

使徒のような

イメージの彼等ですが

もともとは

語弊があるかもだけど

下品なバンドだった。

僕はその頃の

粗削りで

楽曲を煮詰めない

即効性のある感じが

大好きで特に

好きなのが

ロンドンゲーム。

ティーンエイジ・エモーション 〜 ロンドン・ゲーム


ほんとに中学生が冗談で書いたような

軽快な詩が最高で

氷室京介さんの歌い方もユニーク。


日本では

バンドとなると

イコールヤンキー文化で、

でもヤンキー文化が

どこから発祥したかは

存じ上げず

ただその軽さが面白い。


途中で路線を変更しましたが

曲を煮詰めないという点では

一緒で

その走り書きのサウンドが

ダイレクトさを生みます。


布袋寅泰さんによる

変拍子、トリックリズム

の作曲構成が素晴らしく

それに

氷室さんの

艷っぽいメロディーが乗ると

少年少女は痺れました。


あまりにも模倣され過ぎて

手垢が付いた

感がある

彼等ですが

ロンドン・ゲーム。

面白い曲です。

ボウイ。でした。



2023年2月10日金曜日

Music Video "Freedom"

みなさん、こんにちは。

田口英です。


今日は一日一曲をお休みしまして

お届けしたいと思います。


ご存知の方もおられると思いますが

今ミュージックビデオキャンペーンを

やっていまして

今日は自由の身という曲の

ビデオをアップロードしました。


自由の身 - 田口英 , Freedom - Hide Taguchi


ちょっとすごい出来で

僕も興奮しています。


2枚目のオリジナルアルバム

"秋刀魚"(サンマ)

からの曲で

良かったら観てください。

もし気に入ってくれたなら

いいね、と

チャンネル登録もよろしくお願い致します。


今日は祝勝会で

山にゴンドラで登って

美味しいものを食べました。


たまにはいいですよね。

ではでは。



2023年2月9日木曜日

一日一曲「拝啓、ジョンレノン / 真心ブラザーズ」

今日は

真心ブラザーズ。

曲は拝啓、ジョンレノン


僕らの世代は

真心ブラザーズと言えば

ニュース番組

ニュースステーションの

スポーツコーナーで

使われていた

どか~んですよね!


このYO-KINGさんの

声を聴くと

安心してしまいます。


昨日取り上げたフライング・キッズ

同様

彼らもテレビ番組の人気コーナーから

現れた人たち。


多彩な音楽性故

イメージがないけど

フォーク出身なんですよね。


けれど面白いのは

その批評性。


音楽とは音を楽しむ

という人もいますが

それだけでしょうか?


ただただ歴史を

なぞるだけの

音楽がヒットチャートを

賑わせていますが

楽しむだけが音楽でしょうか?


音楽には人生

教訓、教養

があるはずです。


面倒くさいから誰も

やりたがりませんが

誰かがやらないといけません。


真心ブラザーズの拝啓、ジョンレノンは

まさしくそういう曲で

時にはだれかにとって

都合の悪いことも言うべきです。


ビデオも面白くて

映画のように作られていて

僕もビデオを作るのは大好きなので

親近感を抱いてしまいます。


コードは

ほぼほぼ

メジャーとマイナーだけの

ストロングスタイル。


ヴォーカルも素人臭さを演出

していますが

高い技術に裏打ちされていると思います。


僕もロジカル・テクノなんて

いうジャンルを

ぶち上げましたが

もちろんもともとあったものなんです。


音楽には論理が大事。

ということで

今日は真心ブラザーズ。

曲は拝啓、ジョンレノン。でした。



2023年2月8日水曜日

一日一曲「幸せであるように / フライング・キッズ」

今日は久しぶりの

勉強回。

ファンク・バンドの

フライング・キッズ。

曲は

幸せであるように


先日スガシカオさんを

取り上げましたが

その彼が

最も影響を受けたとして

彼らを挙げています。


僕も名前と

曲は知っていましたが

商業的なインパクトがなく

当時は

チャゲ&アスカや

ビーズを

聴いていたので

中学生のぼくには

いまいちピンと来ませんでした。


けれど田島貴男さんも

影響を受けた

サウンドは

今では慣れ親しんだ感がありますが

最初にやった方たちなんですね。


ファッションも

相当早かった。


ただイカ天出身という

出自が

素人ノリ

みたいな印象を

どうしても抱いてしまって

申し訳ないのですが

気の毒と思ってしまいます。


幸せであるように

肯定感が

素晴らしく

この曲もかなり

早かった。


ギターソロの

乾いた音も

泣かせます。


僕はファンクという

サウンドを

ほとんど通って来なくて

彼らの魅力がまだあまり

分からないのですが

ミュージシャンから愛される

ミュージシャンのようで

ちょっと

恥ずかしいことかも知れません。


循環コードで

4つのコードを

延々繰り返す手法で 

語り口調の歌は

今では定番ですよね。


早すぎる登場というには

失礼な

まだこれから

真価が問われる

太い幹。


そんな予感を感じさせる

フライング・キッズ。

曲は幸せであるように。

でした。



2023年2月7日火曜日

一日一曲「君をのせて / 井上あずみ」

今日は

変化球がほしいなと

思って

アニメから探して一曲。


映画

天空の城ラピュタの

主題歌

君をのせて


子供の頃に

観たこの映画。

その壮大さに

ショックを受けました。


躍動感があって

ハラハラドキドキの

謎解きがあって

古代の歴史があって

少年と少女の

淡いときめきがあって

人類の背徳があって。


スタジオジブリの傑作であり

宮崎駿さんの代表作。


今でこそジブリは

ドル箱のようなイメージがありますが

公開当時は苦戦していたと

聞いたことがあります。


やっぱり

お客さんというのは

ちょっとずつちょっとずつ

積み上げていくものだと思います。


最初は

相手にされなくても

続ければ

認知されていく。

それでご飯が食べれるように

なったら

最高ですよね。


僕もやっと

継続することが大事

だと気づいて

今はそこを意識しています。

いつか報われると思いながら。。


宮崎駿さんによる

詩が素晴らしく


父さんの残した熱い想い

母さんがくれたあのまなざし


なんて

物語あっての

書ける詩だと思います。


劇の最後に流れる

ドラマチックさは

見事です。


久石譲さんによるメロディーも

荘厳で

美しい。


けれど

アニメの主題歌という

時点でB級な印象を

受けるのは

アニメの宿命なのでしょうか。


やはり子供の物という

イメージは払拭できません。


それがメインストリームに

なっている現状には

居心地の悪さを感じてしまいます。


と、

ちょっとアニメを揶揄する

形になってしまいましたが

僭越ながらアニメにも

普遍性というものが

あるのではという

問いかけです。


でも

また観たいな。

天空の城ラピュタ

から

君をのせて。

でした。



2023年2月6日月曜日

一日一曲「黄金の月 / スガシカオ」

スガさんは

2周目で

前回は午後のパレードを

取り上げましたが

今回は黄金の月


実は一度

楽譜に起こしたことがあるのですが

コードが難しく

お蔵入りになっていました。


ところが

最近

ギターを

半音下げチューニング

して遊んでいたところ

簡単に弾けることが判明。

それで

今回取り上げることにしました。


黄金の月は

大好きで

スガさんと言えば

もうこれしかない

と思う程。


この曲のピュアネスは

色褪せることがなく

その悲しみは

胸が痛みます。


団塊ジュニア

にとっては

その喪失感が

あまりにもリアルで

僕らの世代には

特別な曲なんじゃないかな。


メロディーも豊かで

歌っていて

気持ちいい。


黄金の月が発売された

1997年は

洋楽がとても元気で

景気が良かった。

その頃

その動きに触発された

海外の流れで

出てきた日本の

ミュージシャンも多く

スガさんも

その一人だった。

日本のリスナーが

変わったんですね。


この動画では

モーリスのギターを使っていて

個人的に嬉しい。


僕もいつか

こんなオーケストラの中

弾き語ってみたいな。


スガシカオさんの

黄金の月でした。



2023年2月5日日曜日

一日一曲「エ二ウエア・イズ / エンヤ」

僕の

音楽的ルーツとして

外せないのが

アイルランドであり

ケルト音楽です。


エンヤの

エ二ウエア・イズ

聴いた時は

速攻でCD屋さんに

アルバムを買いに行った覚えがあります。


日本でも大ヒットしたけど

それだけすっと入ってきました。


メロディもそうだけど

超越する

陰影というか

魂みたいなものに

共鳴するのかも知れません。


このケルト音楽という

言葉自体は

90年代に入ってから出来た

言葉で

メディアなどで紹介するのに

便利な

所謂

「業界の都合」

ってやつですね。


その言葉の指す

アイルランド民族音楽は

00年代になってから

新しいスタンダードになった気がします。


もし私たちがここに留まるなら

一緒には居られない


と歌うここではないどこかを

追い求める理想。

そんな猛々しさに共鳴してしまうのかも知れません。


コード表を

探して見つけたのですが

どうもしっくり来ず

それほど難しいコードでは

なかったので

自分でギターを触りながら

探そうと思います。


アイルランドの歌手は

顏の整った人が多く

それも人気の秘訣かなと思いながらの

エンヤのエ二ウエア・イズ。でした。



2023年2月4日土曜日

一日一曲「ホワイト・ルーム / クリーム」

長らく

ぼくにとって

ブルーズ音楽は

おじさんの聴く

サボテン鑑賞みたいな

音楽で

必要ないと

思っていたのですが

この一日一曲を

やり出した

最大の自分にとっての

功績で

音楽を知ろうとする

理解が生まれて

ギターの響きや

ドラムのタムの鳴りの変化に

じーっと

耳がいってしまいます。


音楽とは音の鳴りなんですね。。


僕はエリック・クラプトンがいかに

偉大なアーティストかどうかは

知り得ぬ身ですが

彼の泣きのギターの

深さに少しだけ近づくことが出来ました。


クリームの音楽も

特にここがいい

というわけではなく

言い方があれですけど

ただ漫然と聴くというか

浸ってしまいます。

昔のぼくなら考えられません。

そういうやつを

胡散臭いとさえ思っていたので。


それでも

ホワイト・ルーム

魅力がよく分からないのですが

この動画もじーっと見てしまいます。


格好もカッターシャツに

とてもお洒落とは言えないジーンズ姿で

なんでそんなに人気があるんだろう?

と思いながらの

クリーム。

曲はホワイト・ルームでした。



2023年2月3日金曜日

一日一曲「スノウバウンド / ドナルド・フェイゲン」

僕が中学生の頃

アメリカのMTV(エムティーブィー)を

日本の放送局が

独自に編集して

放送していた

ソニーミュージックティーブィーを

毎週金曜日

楽しみにして

録画していた頃

洋楽に夢中になって

新曲を追いかけていました。


その中に

車型の人形が出てくる

ビデオが流れて来ました。


それがドナルド・フェイゲンの

スノウバウンドでした。


キャッチーなメロディーであるとか

派手なギターであるとか

印象派なサビであるなどよりも

初めて

音の良さというものに

着目した

音楽で

聴いたときに


これを好んで聴いているとイケている!


と、直感的に思えました。


今思えば

音楽リスナーとして

先輩の

兄に対する

対抗意識もあったんでしょうね。


収録されているアルバム

カマキリアドも

購入して

聴いていて

確かに音は良かったのですが

あまり引っかかるところがなく

はっきり言って

難解。

でした。

今もあまり聴きません。


当時いかに時間があったということですね。

音楽へのお金の注ぎ込みも

半端じゃなかった。


この曲ぐらいから


ベースという楽器があるらしいぞ。


と気が付いて

低音を意識して聴くようになりました。


ドナルド・フェイゲンは

後に僕の

音楽的な師匠になるのでは!?

と思っていましたが

なりませんでした。。


まぁ、ちょっと浮かれていたんでしょうね。。


所謂ポップスとは

違う

洗練された

音響にを聴く

自分に少し酔っていたのかな。


今回取り上げるに当たって

ググッたのですが

歌詞もコードも乗っていなく

買ったCDもとっくに売ってしまって

歌詞カードもない。。


本件の本来の趣旨

「一日一曲カバーする」

からは遠く外れてしまっているのですが

本コーナーの魅力の一つでもある

僕ののほほん回顧録(!?)

という側面で

紹介してみました。


みなさんにも

そんな背伸びして聴いていた

音楽があるのではないでしょうか??


ドナルド・フェイゲンの

スノウバウンド。

でした。



2023年2月2日木曜日

一日一曲「スピット・オン・ア・ストレンジャー / ペイブメント」

今日は

アメリカのバンド

ペイブメント。

曲はスピット・オン・ア・ストレンジャー


めちゃくちゃいい曲で

ぼくも

あちこち

盗ませてもらっています。


ペイブメントは

90年代のアメリカを

象徴するような

バンドで

僕は当時

夢中にはならなかったのですが

バンドを組むのなら

彼らみたいな

のがやってみたい。


音楽なんて

本来自由なもの。


こうやれば受け入れられるだろう

こうすればメッセージが届くだろう


なんていうのは

本末転倒で

まずは自分が

楽しまないとやっぱり

だめですよね。


ペイブメントの

音楽は

行き当たりばったりで

自由。


それでも

聴かれる音楽なのは

メインヴォーカリストの

スティーブン・マルクマスの

ソングライティングが

優れているからだけど。


スピット・オン・ア・ストレンジャーも

ただ正当に

曲を作りました

では出来ない

いろんな要素が入った曲。


Aメロのコード使いは

他に聴いたことがなく

見事です。


ぼくも最近ゴールすること

ばかり考えて

楽しむことを忘れているような気がします。


そんなことを感じさせてくれる

ペイブメント。

曲は

名曲

スピット・オン・ア・ストレンジャー。

でした。




2023年2月1日水曜日

一日一曲「ホワッツ・ゴーイン・オン / マービン・ゲイ」

先日、

高野寛さんの

夢の中で会えるでしょうを

選曲した時に

何かの曲に似てるなぁ、と

ずっと考えていて

思い出したのが

このマービン・ゲイの

ホワッツ・ゴーイン・オン

でした。


この曲は

ベトナム戦争から帰還した

マービン・ゲイの弟の

戦場の話を元にした

反戦曲。


収録された同名アルバム

「ホワッツ・ゴーイング・オン」

は商業的に成功しましたが

それ以上に

反戦、ドラッグ、児童遺棄、警察の横暴などの

アメリカに対する

社会的なメッセージが

大きな反響を呼んだそうです。


何が起こっているんだ?


というコーラスが

怒りと嘆きを

同時に表していて

秀逸なのですが

やはり

マービン・ゲイによる

確かな技術に裏打ちされた

アカペラだけでも

十分な

声が

胸を締め付けます。


ホワッツ・ゴーイング・オンは

使用しているコードが

全て7thというコードで

珍しい曲。

曲のテーマ同様

不安な旋律を呼び出します。


恐縮ですが

おこがましくも

社会的な曲をぼくも歌わせて頂いていて

そのご先祖様に当たると思います。


夢の中で会えるでしょう

同様

カポダストを使えば

楽に歌える曲なので

習得したいと思います。


マービン・ゲイの

ホワッツ・ゴーイング・オン。

でした~



2023年1月31日火曜日

一日一曲「ひとこと おやすみ / フェアチャイルド」

今日は

フェアチャイルドという

ユニットの

ひとこと おやすみ

という曲を。


この曲を見つけたのは15年くらい前で

まだぼくが

使い始めたばかりの頃の

YouTubeでした。

そのころのこの曲の

再生回数は

100回もいってなかったんじゃないかな。


それが今19万回再生されていて

この辺りがまだネットの面白さが

残っていますよね。


フェアチャイルドは

ご存知タレントの

YOUさんがヴォーカルを

務めていたグループで

1980年代の終わりから

1990年代の初めぐらいまで

活動していたグループ。


兎に角YOUさんの

不思議な存在感が

魅力的で

ふわふわした声も面白かった。


彼女自身も公言していますが

何かを極めたい

という人では

ないので

グループは短命でしたが

気になって

検索したら

この曲がヒットしました。


売れた曲じゃないけど

YOUさんの

消えそうな声と

儚い曲がマッチングしていて

虜になりました。


コード進行を

拝借して

曲も作りました。


日本の女性のヴォーカルは

キャラクター的に

上手くいくと

心をくすぐって

魅了する

麻薬的な依存度が

あるけど

ひとこと おやすみは

その中でも成功した稀有な例だと思います。


もしかしたらこのグループは

まだまだたくさん

お宝が埋もれているんじゃないかと

思う

フェアチャイルドのひとこと おやすみ。

でした。



2023年1月30日月曜日

一日一曲「夢の中で会えるでしょう / 高野寛」

高野寛さんは

2週目で

あまりにもいい曲なので

夢の中で会えるでしょう

をチョイスしました。


もともとキングトーンズという

コーラスグループの為に

書き下ろされた曲。


けれどその存在感は

高野さん本人が歌うと

より一層輝きます。



苦しいことは消えて

楽しいことはじまる。



シンプルだけど

胸に響く言葉。


辛い夜にそっと慰めてくれる

メロディー。

僕がいかに音楽に救われたかを

思い出させてくれます。


コードも

カポダストという

ギターのチューニングを変える

楽器を使えば

割と簡単で

路上ライブで反応があったら

嬉しいな。


雨降りばかり続く夜に

そっと寄り添ってくれる

音楽という魔法。

高野寛さんの

夢の中で会えるでしょう。

でした。



2023年1月29日日曜日

一日一曲「ひとつだけ / 矢野顕子」

今日は

矢野顕子さん。


すごく不思議な方で

僕は彼女の

音楽性を上手く

言い当てることが出来ません。


あえて言うならオルタナティブ

な人だとは思います。


YMOのワールドツアーに

参加していて

僕は彼女が歌っていた

在広東少年(ざいこんとんしょうねん)

が印象的でした。


ふわふわしたヴォーカルで

他に類を見ません。


すごくアンダーグラウンドな

方なのかなと思っていたら

ユニコーンをカヴァーしたり

ザ・スマッシング・パンプキンズが好きだったり。


インタヴューで見る彼女も

とても自然体で

チャーミング。


ニューヨークに住んでいらしているようで

その辺りが

方に力の入らない秘訣なのかな。


今回選んだ

ひとつだけ

そんな不思議な中でも

切なくキュンとした

楽曲。


と思っていたら

コードがすごく難しくて

ちょっとこれは

弾けるのかな。。



離れている時でも

わたしのこと忘れないでいてほしいの

悲しい気分の時も

わたしのことすぐに呼び出してほしいの



なんて歌詞は

歌を作ろうと思ったら

一度は歌いたくなりますよね。


今日は勉強回の

意味も含めて

知った風なことばかり

言う僕の鼻っ柱をへし折る

枠に収まらないシンガーソングライター、

矢野顕子さんのひとつだけ。でした。




2023年1月28日土曜日

一日一曲「メタモルフォーゼ / 工藤静香」

今日の一日一曲は

工藤静香さんの




この曲は

僕が初めて買ったCD。


同じく初めて買った

ソニーのCDラジカセに

入れて

聴いたときの

興奮は今でも覚えています。



大人になると

そういう初めての事が

どんどん無くなっていくのが

寂しいです。


工藤静香さんは

アイドルグループ、

おニャン子クラブのメンバー

として有名ですが

それ以前にもう

歌手デピューは

果たしていて

言い方が悪いですが

上手く利用した格好。


アーティスティックな方なんでしょうね。

別名で作詞を

したり

画家としても活動したり。


メタモルフォーゼは

ハウスミュージックな

ピアノと4つ打ちの

ドラムで始まります。

7thのコードを多用することで

儚い刹那な感じを演出。


工藤静香さんの艷っぽい

声が魅力的で

とてもミステリアスな曲に仕上がっています。


爽快感があって

この曲が発表された

1991年当時

おじいちゃんに

遊びに連れてもらっていた

スキー場で流れていたのを

思い出します。



工藤静香さんの

メタモルフォーゼ。でした。




2023年1月27日金曜日

一日一曲「ウィンターランド / 大橋トリオ」

大橋トリオさんを

知ったのは

2009年。

1stアルバム

「I Got Rhythm?」

が発表された時。


この頃僕は

ケーブルテレビを契約していて

新しい音楽を

探して編集して

コレクトしていました。


その「I Got Rhythm?」

からの曲

ウィンターランド

ビデオを見たときの

お洒落なサウンドと映像には

病みつきになりました。


当時経済的に自立し始めた時期で

彼から色々吸収しました。


今まで

ノイジーなギター

ばかり求めていた

僕には

彼のジャジーな

音を一つ一つ

大事にしている

都会的なサウンドには

新しい音楽の聴き方を

開眼させられました。


続くようにリリースされた

海援隊の贈る言葉

カバーの

大人な感覚にも痺れました。


ウィンターランドはコードが

きめ細やか。

美しく前述通り

とてもお洒落です。


好きなものは好きと言っていいんだよ


という詩は

当時たくさんの方が感じていた

閉鎖感に対する

攻撃だったのかも。


今、白馬の冬は

寒波が到来していて

毎日雪でウンザリですが

大橋トリオさんのウィンターランド。でした。



2023年1月26日木曜日

一日一曲「島唄 / ザ・ブーム」

ザ・ブームは

僕の世代ですが

そんなに熱心には

聴きませんでした。


玄人が

好む

高い技術力を持った

グループというのを

知ったのも

だいぶ後になってから。


島唄

沖縄民謡を

歌謡曲に取り入れた

ハシリで

当時話題になりました。


1986年に結成した

バンドは

島唄に限らず

他にも

ブラジル音楽を取り入れたりと

音楽性を

大胆に変えつつ

その表現の幅を

広げてきました。


解散した2014年

当時僕は

コンビニエンスストアで

バイトしていて

そこの副店長の

贔屓のバンドが

ブームで

解散ライブも観に行ってました。


とりわけ

思い入れはありませんが

ブームというと

その副店長を思い出します。


ザ・ブームの島唄でした。



2023年1月25日水曜日

一日一曲「ドント・クライ / ガンズ・アンド・ローゼズ」

僕は

中学生の時に

YMOが好きになり

ギターソロ等の

テクニック云々

よりも

音楽を創造することに

興味を見出し

高校生になってから

洋楽を聴くようになってからも

デュラン・デュランや

U2といったバンドにはまって

イメージを想起するような

音楽が好きでした。


ガンズ・アンド・ローゼズは

世代でしたが

ハードロックという

ジャンルが肌に合わず

スルーしてしまいました。


確かに

ヴォーカルのアクセル・ローズの

声は面白かったけど

歌詞が何を歌っているか

分からなかったし

このドント・クライ

紋切り型の

失恋ソング

という印象。


けれど深みというか

純度の濃さがあって

熱さを感じます。


僕のアパートの

お隣りさんが

この曲を好きで

楽譜に起こして

一緒に歌った思い出があります。


ミュージシャンには

躁鬱というのは

避けられないものなのかなと

アクセル・ローズを見ると

他人事ではないなと

思いながらの 

ガンズ・アンド・ローゼズの

ドント・クライ。でした。



2023年1月24日火曜日

一日一曲「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア / ブルース・スプリングスティーン」

ブルース・スプリングスティーンの

ストリーツ・オブ・フィラデルフィア

僕が

中学生のころに

発表された曲。


起伏のない曲で

シングルって感じでは

なかったけど

ずっと引っかかっていました。


今回取り上げるに

当たって

動画を調べたのですが

フィラデルフィアは

ヘロイン中毒者の

たまり場で

語弊があるかも知れないけど

廃人の街。


映画の為に書き下ろされた

本曲は

エイズについて

書かれたみたいですが

無縁だとは思えません。


ぼくはブルース・スプリングスティーンが

どのように受けいれられているか

分からないし、

ストリーツ・オブ・フィラデルフィアが

世界中で大ヒットした

経緯も分からない。


でもこの曲の

深い深いリアリズムに基づいた

切なさが

すごく好きです。

憧れさえ抱いてしまいます。


2つのコードで

始まり

サビで3つのコードで

変化を付けるのですが

その起伏のなさは

神経を搔きむしるほどです。


この曲の

夜中の静けさの

安心さという感覚が好きで

そこに語りを乗せるというのは

すごく高級で

僕もやってみたいなぁ

と思っています。


落ち込むほど

沈み込んだ曲が

大ヒットする

世界の音楽に対する理解が

羨ましい

と思いながらの

ブルース・スプリングスティーンの

ストリーツ・オブ・フィラデルフィアでした。




2023年1月23日月曜日

一日一曲「イン・マイ・ライフ / ザ・ビートルズ」

ザ・ビートルズを

取り上げるのは初めてです。

曲はイン・マイ・ライフ


ビートルズの場合

いい曲というのも

あるのですが

それよりも

録音の仕方が

素晴らしく

そればっかり耳がいってしまいます。


このイン・マイ・ライフも

一聴したら

ただ4人が演奏している

印象なのですが

実は目茶苦茶

凝った音作りで

未だにどうなっているのか分かりません。


僕は音楽は

その時発表された

時代のプレイヤーで聴くのが

一番いいと思っているのですが

それでもこの曲は

デジタルで聴いても鮮烈です。


コードは7thを取り入れた

お洒落な構成で

イントロのアルペジオによる

リフが印象的ですよね。


サビがとてもさりげなく

ただ同じフレーズを

繰り返すだけじゃない。


洋楽は高級だと

思わせる

音作りのマジックが漂っている

ザ・ビートルズの

イン・マイ・ライフ。でした。




2023年1月22日日曜日

一日一曲「リッスン・アップ / オアシス」

オアシスは

3週目で

今日はリッスン・アップ


オアシスは

イギリスのマンチェスターで

1991年に

結成されて、

もともとは

裏方の3人が始めた

バンドだったのですが

そこに

天性の声を持つ

リア厶・ギャラガーと

もうすでに芸能活動を

始めていて

曲のストックも貯めていた

兄、ノエル・ギャラガー

が加入して

最初の黄金のラインナップが

揃います。


僕はこの時期の彼らが

好きで

演奏も荒削りなところもあったけど

そのダイレクトさが良かった。


最初から破滅が約束

されていたようなグループでした。


その儚さも人気の一つかも知れません。


このリッスン・アップの

メロディーが

とても美しく

そこにちょっと

気の利いたコード展開を

加える事で

極上の曲になりました。


リッスン・アップのピアノカバー

聴けば

より一層その

美しさが際立ちます。


ひとりで生きるのも悪くないよ


という覚悟は

当時たくさんの少年の

共感を得たと思います。

僕も御多分に漏れずです。


そのたくさんの少年が

憧れたオアシス。

のリッスン・アップ。でした〜




2023年1月21日土曜日

一日一曲「えりあし / aiko」

今日は

以前から歌わせて頂いている

aiko(アイコ)さんのえりあし


1998年デビューで

カブトムシや花火

など

たくさんのヒット曲を

発表しました。


僕はえりあしが

特に好きで

この曲の持つ

少し自分に酔える

センチメンタルが

堪らない。


詩も参考にしていて


~してごめんね


のところは

僕の曲でも拝借させて頂いています。


イントロのコード進行で

一発でこの曲だと分かる。


詩にリズムの

抑揚をつけるのが

とても上手く

テクノやヒップ・ホップを

通過した

小刻みな歌が

すごいなぁと感嘆してしまいます。


路上ライブで

女性をターゲットにする時は

かなりのアベレージで歌わせて頂いています。


aikoさんのえりあし。でした。




2023年1月20日金曜日

一日一曲「メイジーズ・アヴェニュー / メタファイブ」

今日の一日一曲は

先日取り上げた

高橋幸宏さんの生前最後のバンド

メタファイブ。

曲はメイジーズ・アヴェニュー


2014年に

高橋幸宏さんを

中心に

音楽界の重鎮達が集まって

結成されたバンドは

YMOのコンセプトを

そのまま10年代に蘇らせた

サウンドで

話題になりました。


この頃僕も

再起を懸けて

音楽活動を開始していて

何かと思い入れがあります。


幸宏さんは亡くなりましたが

バンドは

まだ有効だと思うので

是非また形にしてもらいたいのが

音楽ファンとしての本音。


メイジーズ・アヴェニューは

ヴォーカルの

今井レオさん作詞作曲で

和訳は分かりませんが

壮大な曲で

日本の音楽で

久しぶりに

センチメンタルを感じました。


僕も触発されて

詩を書き

曲にしました。


父親が不在な今

残された

ミュージシャンの

真価が問われているのかも

と思いながらの

メタファイブの

メイジーズ・アヴェニュー。でした。




2023年1月19日木曜日

一日一曲「Dear Sister / 作人」

今日は同郷の

作人(さくと)さん。

曲はディア・シスター


作人さんは一度

お世話になったことがあり

一緒にミニライブ

をさせて頂いて

その時に

音楽だけで暮らす

難しさなどの

豆知識を頂きました。

今でも参考にしているところが

あるのですが

それは企業秘密ということで。。


お互いに阪神大震災を

もろに経験していたり

神戸の三ノ宮を

中心に路上ライブをしたり。


もちろん僕の方が後進で

いろいろ勉強させてもらっています。


僕は彼のシネマという

曲が大好きで

曲もいいのですが

この動画の

三ノ宮の路上での映像が

もう堪らなくて


おれもここから始めたんだよなぁ


と胸が苦しくなります。


今回一日一曲に選んだのは

前述通りディア・シスターで

彼の生い立ちから綴られる

詩はその疲れた声と

共に大きな説得力を生み出します。


靴擦れ(くつずれ)で大事な試合

足を引きずったあの日でも

何もかもが生きていてこそだと


と訴える

今の世の中に足らないこと。


僕も神戸について

曲を書いたけれど


震災から25年

物事を整理するには

それ位の時間を要するのかも知れません。


大先輩で何かと

恐縮してしまいますが

またご一緒出来たらなと

思いながらの

作人さんで

ディア・シスター。でした。