2022年5月28日土曜日

一日一曲「トンネルぬけて / ボ・ガンボス」

 今日はボ・ガンボス。

80年代終わりから90年代中頃まで活動していたバンドですが

僕はリアルタイムでは聴いておらず、

解散から15年くらい経ってからでした。


天性のパフォーマーどんとさんを始め、

めちゃくちゃハイレベルなミュージシャンの集まりで


見上げるような存在のバンドのひとつです。


先日、岡地明(現:岡地曙裕)さんのライブを見に行かせてもらったのですが、

あまりに凄く、

正直お話にならないなと打ちのめされて帰りました笑


彼の首を横に回してリズムを取る癖が好きです。



この曲はボ・ガンボスの中でも有名な曲だと思います。


トンネルぬけて / BO GUMBOS YouTubeより


"おれたちゃ車とばして、トンネルぬけて海の見える方へ"と風を感じながら歌うような自由な曲です。


"風が騒ぐ夜は家に帰りたくないよ、みんな寝言言ってる夜は"という詩は、

すごいなと思います。

そう言えばみんなよくねごとばっかり言ってるなとこの曲を思い出します。

どんとさんは吟遊詩人なんですね。


やっぱりすごい人はすごい。

まだまだです。

ボ・ガンボスでしたー





2022年5月27日金曜日

一日一曲「悲しい色やね / 金子マリ」

今日の一日一曲は金子マリさんです。


悲しい色やね / 金子マリ YouTubeより


いつもは有名な曲や好きな曲をメインにカバーしていて、

この悲しい色やねは上田正樹さんの有名な曲だしいい曲だけど

今回は曲よりも金子マリさんに興味があり勉強も兼ねて取り上げました。


アンダーグラウンドの女王というイメージがあります。


シンガーの人なんですね。


枯れた声。


空間に途切れながら響き消えていく歌。


人としての深みを感じます。


曲はお洒落なコードで軽快に大阪の夜を描いています。


他にもRIZEの金子ノブアキさんの母親だったり、


といろいろ情報があるのですが


なぜ存在にインパクトが


あるのか知りたく譜面に起こしました。



今日はまだ未開拓の音楽にも挑戦してみた回になりました。


こういう事もたまにはしないとなと。


ではでは。




2022年5月26日木曜日

一日一曲「オーディナリー・ラブ / U2」

僕の作る楽曲はU2の曲に日本語の詩を載せる

という所から出発したのですが、そのU2です。


Ordinary Love / u2 YouTubeより


もう半世紀近く活動している大御所なのですが、


近年(でもないけど)のアイフォンにアルバム勝手にダウンロード事件の記憶が新しく、

実は若い方たちにはこの頃からの

楽曲の方が身近ではないかということで

このOrdinary Loveをチョイスしました。


映画の為に書き下ろされた作品でU2らしいビッグなシングルではないけれど、

不安と安らぎが同居している美しい曲。


この曲がYouTubeにアップロードされて初めて聴いたときの感動は今でも鮮明に覚えています。2014年でした。

詩も派手さはないけどたくさんの隠喩が隠されてそうな深みがあります。


今回、楽譜に起こすにあたってなんでこの曲は今日的な感じを受けるのだろうと思ったら、


4つのコードを延々と繰り返しているだけなんですね。


コードっていうのはメロディを誘導する起点みたいなものです。(間違ってたらすみません。。)


それって、先日のエド・シーランの時でも触れたヒップホップ的な展開で、


あー、それでかーと腑に落ちました。


ヒップホップの淡々とした感じってそれで出せるんだなーと。

面白いですね。


U2は他にもたくさんいい曲があるのですが


今日はこのオーディナリー・ラブ。


ありがとうございましたー。




2022年5月25日水曜日

一日一曲「Truly / ライオネル・リッチー」

今日はライオネル・リッチー。


Truly / Lionel Richie YouTubeより


大好きな曲です。


子供の頃、車の助手席でよく聴いてました。


ピアノで作曲したんだろうなーと思わせるメロディの美しさ。


何の衒いもなく永遠の愛を誓う歌詞は

ライオネル・リッチーのイメージの所為で少々笑えるのですが、


消えそうなストリングスのお陰で昇天してしまいます。


こうやって自分でギターを弾いて好きな歌を歌える日が来ると


音楽やっててよかったなと思います。


この曲は詩も短く即戦力になりそうです。


本日はトゥルーリーでした。



で、ちょっと皆さまに報告したいことがありまして、


このブログ"田口英on飛来号"なのですが、


今まで"読んで頂いた人に楽しんでもらえる"だけを


テーマに取り組んで来たのですが


そこから利益を頂いても楽しんで貰えるんじゃないだろうかと思い、


これからは広告収入なるものを受け取ろうと思います。


まだどんな広告を載せるかなど


考えていませんが


嫌味のない


ものにしようと思います。


変わらず皆さんに納得してもらえるような内容にしますので


これからもよろしくお願いしますm(_ _)m



田口英


写真は僕じゃありません。





2022年5月24日火曜日

一日一曲「エブリ・ローズ・ハズ・イッツ・ソーン / ポイズン」


Every rose has it's thorn / Poison YouTubeより


この曲も大好きでずいぶん前から歌わせてもらっています。


数年前、地元の宝塚のお魚屋さんの店内のBGMで流れてて

あれっ、誰だっけなー

と曲名もバンド名も分からず

ずっと悶々としていたのですが、

兄に電話越しにギターを弾いて鼻歌を歌ったら

「ポイズンちゃう?」と、よくわかったなーと。


あー、この曲知ってるという方も多いのでは?


僕が小学校くらいの時にヒットしたんじゃないかなぁ?

カントリーを基調にしたらしいのですが、

この曲、ロックバラードの雛形になったと思います。


コインランドリーで掛けた彼女の電話越しに男の声がすることで失恋したと気付き、その時のことを書いた曲らしいです。


夜中の人気のない郊外を僕は思い浮かべてしまいます。


この曲の真実を知った時の解放感という感覚が大好きで

僕も自分の曲でやってみたことがあります。


なんで好きなんだろうと今でも謎です。


僕は常々なぜこの時期のアメリカの曲が好きなんだろうと考えるのですが、

一つには大人の世界が描かれているからだと思っています。


この受け入れるしかない悲しみとはすごい高級な感覚だと。


まだ歌いこなせてなくもっと英語の歌も上手くなりたいです。


今日はポイズン。

今も元気に活動されているみたいで嬉しいです。

















2022年5月23日月曜日

一日一曲「さらば恋人よ / 堺正章」

先日、北風小僧の寒太郎をカバーしましたが、


この曲も堺正章さんがヴォーカルを取っています。


筒美京平さん作曲でメロディがよく、僕の曲にも似た箇所があります。


オリコン週間チャートでは小柳ルミ子さんの「わたしの城下町」の陰でずっと2位で


遂には1位にはなれなかったらしいです。


ただ年間チャートでは10位で今ではこの曲の方がずっとインパクトがありますよね。


失礼ながら堺正章さんという方を端的に物語っているような気がします。


ハスキーでテレビでお馴染みのちょっとお調子者なキャラクターが声でも感じ取れて、

歌に説得力を持たせてる。


ハッピーエンドではない歌詞は

身に詰まらせ、

”悪いのは僕のほうさ 君じゃない”

のあとは思わず遠くを細目で見てしまいます。


敬意の念も込めて紹介しました。

今回は面白いのでキューバの方がカバーしたものを。


【動画】キューバで聴く"マチャアキ"の『さらば恋人』 YouTubeより






2022年5月22日日曜日

一日一曲「NakamuraEmi / 大人の言うことを聞け」

本日はNakamuraEmiさん。


激しさも脆さも表現できる新世代のヴォーカリスト。


もともとインディーズで活動の最中、熱心に説得され晴れてメジャーデビュー。


竹原ピストル直系の鋭い歌詞は


時代の闇を炙り出します。


僕も影響されて同じメーカーのマイクを買いました。


で、「大人の言うことを聞け」。


大人の言うことを聞け / NakamuraEmi YouTubeより


聴き手を時に慰め挑発する歌詞。


"この曲も聴いて捨てろ。"と自己犠牲のがむしゃらさが伝わります。


熱いシンガーです。


専門的ですがコードは一見複雑なように見えてメジャーとマイナーだけで代替可能な非常にオーソドックスな展開。


先日のエド・シーランでも気付いたことですが、


ヒップホップな歌詞だと何故コードがシンプルになるのか?


考えるに値するものだと思います。


というわけでNakamuraEmiさんでしたー