2022年7月9日土曜日

一日一曲「痛快ウキウキ通り / 小沢健二」

今日は小沢健二さんの痛快ウキウキ通り。


痛快ウキウキ通り / 小沢健二 YouTubeより


小沢さんはとても理知的に音楽に接近されている印象があります。


けれどジョン・ライドンがそうであるように


そこにはシリアスな動機が潜んでいるのてはないでしょうか。


音楽評論家の田中宗一郎さんが命名した渋谷系から始まり


今のJ-POPと呼ばれる音楽を象ったのも小沢さんの存在が大きいのでは。

昨日取り上げた斎藤和義さんの歩いて帰ろうに似た始まり方のこの曲の


喜びを他の誰かと分かりあう それだけがこの世の中を熱くする


という歌詞が大好きです。


タイトル通りの軽快なリズム。


既存のヴォーカルスタイルに反骨した声。


最後半音上げてのエンディングはカポダストを使えば簡単なのでまた披露したいです。



2022年7月6日水曜日

一日一曲「歩いて帰ろう / 斎藤和義」

今日は畏敬の念を抱く斎藤和義さん。


イギー・ポップのリズムで始まる歩いて帰ろうは






レコード会社に契約を約束させる

アッパーで爽快な曲。


当時の経済の右肩上がりから脱却した詩に

迷いはなく

この世代のあり方を示唆しています。


ポンキッキに流れたのが有名ですよね。


この世代の方が牛耳っている弾き語り界には齟齬はあるのですが

それはそれ。

すごい才能だし

技術も並ではありません。


肩を並べれるようになりたいです。


一日一曲「さそり座の女 / 美川憲一」

美川憲一さんのさそり座の女です。


さそり座の女 / 美川憲一 YouTubeより


中堅みたいな勝手なイメージがありますが

1965年デビューの超大御所。


実は僕の住んでいる長野県出身で

僕が毎週路上ライブをしている駅前にも美川さんの記念写真が飾られています。


とても複雑な生い立ちのようですがここは割愛。


このさそり座の女、

インパクトがすごいのでさぞかし売れたのだろうと調べれば9.7万枚!


10万枚も行ってないのか。。


なぜこの曲が有名かというとものまねタレントのコロッケさんその人です。


彼がものまねした80年代90年代は美川さんの第2の黄金期です。


実はあのものまね美川さんがコロッケさんにお願いして実現した模様。

すごいですよね。



斎藤律子さんによる詩も素晴らしいのですが


やはりその歌唱。


世界にも類を見ない声です。


まだまだ可能性が埋もれている方だと思います。


その美貌で第3の黄金期を築いてほしいです。



一日一曲「真夏の果実 / サザンオールスターズ」

今日はこの一日一曲始まって初の2周目

サザンオールスターズ。


前回の勝手にシンドバットに続いて

真夏の果実。




恐ろしいほどいい曲。

四六時中も好きと言って

とはよく言ったものです。

何百年と残るでしょう。


勿論桑田佳祐という才能こそですが

当時はハードステレオの発展が目覚ましく

最先端のDATテープを使ったであろう音の良さに触発され

磨かれたのではないかと。


技術の革新無くして名曲は生まれません。


夏には外せない曲です。


2022年7月5日火曜日

一日一曲「また逢う日まで / 尾崎紀世彦」

今日は1971年の大ヒット曲

尾崎紀世彦さんのまた逢う日まで。


また逢う日まで / 尾崎紀世彦 YouTubeより


阿久悠さん作詞、筒美京平さん作曲。

僕の生まれる前の曲ですが

馴染みある曲なのは90年代にテレビで放送していた夜もヒッパレ。に出演されていたのが大きいでしょうね。

深い揉み上げに髭。

異国情緒たっぷりの出で立ち。


動画を見てもらえればわかるのですが声量が大きいのでマイクが遠くても声を拾えるのですごく表現が豊か。

僕は今マスクを着けながら歌っているのですがマイクの距離感やマイク選びに参考になります。


2012年に69歳の若さで亡くなられているのですがカントリーや60ティーズの曲も聴きたかったですね。


コードも覚えやすく年配の方にうけたらいいなぁ。


尾崎紀世彦さんでした~。



2022年7月4日月曜日

一日一曲「見つめていたい / ザ・ポリス」

先日スティングを取り上げましたが

そのバンド、ザ・ポリスの見つめていたいを。


Every Breath You Take / The Police YouTubeより


おそらく70年代以降最も優れたであろう曲。


スティングの偏執的な感情を表した詩。

これだけでも革命だったと思う。

アンディ・サマーズのアルペジオはエレクトリックギターの古典になった。

この曲が無ければウィズ・オア・ウィズアウト・ユーもクリープも生まれなかった。

ヒップホップの雛形にもなった。

しかし少々手垢が付き過ぎかも。


もちろんいい曲だし普遍的なのだけれど

いつの曲だっけ??


っていう思入れ感が無いような。。


以前にも書きましたがその曲その人にしか出せない空気感をとても大事にしているので

少し物足らない。



今回は余白を作るようにしてみました。


でも完璧な曲、見つめていたい。でした。



2022年7月3日日曜日

一日一曲「クライング・ゲーム / ボーイ・ジョージ or デイブ・ベリー」

今日はクライング・ゲーム。




今回ボーイ・ジョージの曲をやろうと意気込んだのですが

このクライング・ゲーム、実はボーイ・ジョージの曲ではなくカバーでした。

元々はジェフ・スティーブンスさんが

デイブ・ベリーに書いたもので1964年のヒット曲。




ボーイ・ジョージと言えばカルチャー・クラブなのですが

このバンドのカーマ・カメレオンはなんとYouTubeで6億回も再生されていて

どこがいいの?って思うんですけど

多分日本で言うGabktさんとかローランドさんとかそういう支持のされ方なのかなーと。

まぁそれはそれとして

僕にとってはクライング・ゲーム。

映画の主題歌にもなって僕が思うにヨーロッパ映画とテクノとロックっていう90年代の最初の門を叩いたんじゃないかな。

この頃の音楽は個人的にツボ。

甘美で優しいメロディ。

ギターの5弦と6弦だけで爪弾くリフ。

音楽がまだ未知数でワクワクしてた時代。



詩はクライング・ゲームに纏わる愛と月の物語。

ロマンティックでまだウブな60年代ですね。

掘り下げて行ったらまだまだありそう。

クライング・ゲームでした〜。