2022年8月5日金曜日

一日一曲「Still Love Her / TMネットワーク」

今日はTMNのStill Love Her。


Still Love Her / TMN YouTubeより


アニメ、シティ・ハンターのエンディングテーマに

なった曲で僕の世代には懐かしいのですが

今、フランスや中国で映画化されており逆輸入で

今の若い人たちも好きなんではないでしょうか。


シンセストリングスから始まる曲は

途絶えてしまった恋人への

回顧を巡らします。


詞がすごくて


2階建てのバスが追い越してゆく


というセリフで

今海外にいるということを分からせます。


この高級な感覚に当時中学生だった僕は痺れました。

今の若い子もそうじゃないかな。


小室哲哉さん作詞で恐らく実体験によるものじゃないかなぁ?

過小評価されていますがこのお兄さんは天才です。


切ない曲なのでさぞかし凝ったコードなんだろうと

思いきや

ほとんどメジャー(明るい)コード。

マイナー(暗い)コードも2つだけで

7thやadd9などのお洒落なコードは皆無。


ただサビで半音上げてメロディに抑揚を付けています。


僕は世代的にB'zの方がリアルタイムだったので

TMNはそんなにのめり込まなかったのですが、

そのB'zの松本孝弘さんも

もともとTMNのサポートギタリストで

あったことを考えると

その影響力は凄まじいですよね。


シングルのB面みたいな曲ですが

そういうちょっとマイナーよりな作品が

得意なイメージがあります。


TMネットワークでした〜



2022年8月4日木曜日

一日一曲「夜に駆ける / YOASOBI」

リクエストのあった

YOASOBIの夜に駆ける。


夜に駆ける / YOASOBI YouTubeより


このYOASOBIはもともとソニーミュージックの


小説を音楽にするユニット


というコンセプトから生まれたもので

なるほど曲名も映画のタイトルになりそうですよね。


僕は彼らの怪物という曲が好きなのですが

洋楽をなんの衒いもなく

自分たちの楽曲に取り込める思い切りの良さは

隔世の感があります。


7thというコードを多用することで

胸キュンな気持ちを引き出すことに成功していて、


詞は小説の文体をそのまま使うことにより

言葉数を増やすことで

ラップ層などのニーズに応えています。


夜に駆けるは自殺をテーマにした曲で

そんな曲が何億回も再生される

今の時代の気分を反映していますよね。


路上で歌ったら眉間にしわが寄る人がいそうですが

そこは腕の見せどころ。

がんばります。



2022年8月3日水曜日

一日一曲「カーマ・ポリス / レディオヘッド」

今日はいよいよレディオヘッド。

曲はカーマ・ポリス。


Karma Police / Radiohead YouTubeより


レディオヘッドはどの曲にしようかずっと迷っていたのですが

トム・ヨークのギタリストとしての

ソングライティングが存分に発揮された

この曲をチョイスしました。


ノエル・ギャラガーも大絶賛の曲で

コード、リズムが本当によく出来ています。

並のギターテクニックでは絶対作れません。


カーマとはインドの哲学で


業を


意味して

いいことをすれば悪いことをすれば

そのままが報いを受けるということ。


それを警察になぞらえるトム・ヨークの人柄が

出ています。


この曲のバンドアンサンブルも素晴らしく

チームとしていかに機能していたかと。


トム・ヨークの泣きのメロディの右にでる者は

存在せず

またこういう

リアリズムと合わさった作品を期待しています。



一日一曲「値上げ / 高田渡」

今日は70年代フォークのボス、

高田渡さん。

曲は値上げ。


TVCM「ガリガリ君値上げ編」 YouTubeより


もう亡くなられたのですが、

つい最近だと思っていましたが2005年なんです。

いかに存在が強烈だと。


自衛隊に入ろうや生活の柄など多数代表曲がありますが

僕はこの値上げ。


皮肉を使うことで問題を炙り出す手法は

今なお鮮烈。


決してレコード契約せずとも

音楽活動が出来る、

影響を及ぼせる、

その闘い方のドキュメントのようです。


21世紀に入って20年が経ってもアイロニーは十分有効なんだと教えてくれます。


値上げはメジャー(主流)コードだけで構成された

曲作りのお手本のような曲。

詞も重複しますが負けることで問題の焦点を照らすと

いった趣で

僕もそのうちやってみたいです。


今回の動画は2016年に放映された

アイスのガリガリ君のTVCM。


僕はこの頃コンビニでバイトしていたので

思い入れが強いです笑


高田渡さんの値上げでした◎



2022年8月2日火曜日

一日一曲「On Melancholy Hill / Gorillaz」

今日はゴリラズのメランコリー・ヒル。


On Melancholy Hill / Gorillaz YouTubeより


Blurのデーモン・アルバーンのほぼソロプロジェクト、

ゴリラズ。


ブラーで正当なソングライティングを築き上げた彼が

ヒップホップのフォーマットに則って

時代にインパクトを残しました。


ゴリラズの中ではメロディアスな曲で

彼の技量が存分に生かされています。


詞もたくさんの他のバンドへのオマージュが隠されていて

デーモン・アルバーンの人柄が垣間見える

作品となっています。


天下を取ったブラーから

その後どうサブァイブするか。

その痕跡がたくさん残っています。

路上ライブで歌うのが楽しみです。



2022年8月1日月曜日

一日一曲「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない / B'z」

今日は日本のローリング・ストーンズ、B'z。


曲は愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない。


愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない / B'z YouTubeより


実はB'z最大のヒットシングル。

当時この長いタイトルは画期的で

多くのミュージシャンが真似をしました。


前作ZEROのロック路線から

本来のポップ路線に揺り戻した本作は

勝負に勝ちに行ったのでしょう。


その後30年近く今のポジションにいるのだから

結果は一目瞭然ですよね。


詞の方に移すと

神という存在に懐疑的であり

底辺、俗っぽく言うと下半身から世の中を見るといった格好。

たくさんの女性を魅了する秘訣がここにありますね。


コードは特筆するところはありませんが

やはりイントロ。

ドラマ西遊記の主題歌になったこともあり

そのオリエンタルな旋律がたまらない。


B'zの王道スタイルの原型になりましたね。


僕はB'zよりチャゲアンドアスカ派なのてすが

やはりB'z。恐ろしや。



2022年7月31日日曜日

一日一曲「蛍の光 / Unknown」

今日はかねてからやりたかった

蛍の光。


蛍の光 YouTubeより


蛍の光はもともとスコットランドの民謡で

3拍子だったものを4拍子に変えたものです


実はこの

蛍の光とは

豆電球のことを指すらしく

当時、学校に電気が無く

その乏しさを表現したそう。


第二次世界大戦が勃発した際

国内では英米の音楽は放送禁止だったにも関わらず

この曲は例外で許可が出たらしいです。


よく音楽は国境を越えると言われますが

本当に越えたのはごく僅かだと思います。


そのうちの一曲ではないかと。


コードは3つだけで構成された素晴らしさ。

歌詞は稲垣千穎(ちかい)さんによるもの。


とても美しいし穏やかな気持ちになるので

路上ライブの最後に使えそう。


蛍の光でした◯