2022年11月19日土曜日

一日一曲「魔法のじゅうたん / くるり」

今日の一日一曲は

この方も2周目の

くるりで

魔法のじゅうたん。


魔法のじゅうたん / くるり YouTubeより


くるりは1996年に結成され

もともと音楽サークルの

仲間だったことから

音楽的にも

とても知識が豊富だった模様。


彼らが

1998年の東京で

デビュー以来

ずっと続けてこれたのは

そのサークルで

肥しなるものを身に付けたからではないでしょうか。


僕も

好きな曲が多いのですが

この魔法のじゅうたんは

とても面白い曲だなと常々思ってたので

選曲しました。


彼らはアルバム毎に

音の良さを更新するバンドで

その最初のシングルで

それを確認することができます。


魔法のじゅうたんの12弦ギターの弾き語り、

魔法のメロディ。


エレクトリックな音から

距離を置いたサウンドが心地いいです。


この曲の

サビ前の

ブリッジが素晴らしく

ドラムをずっと

ダッダッダッダ

叩いているんですね。

これじゅうたんが風を起こして

離陸しようとしてる

様を描いているんですね。


それに僕はびっくりしたし

音楽とはこういうものだと

バンドの懐の深さに痺れました。


歌詞は

そんなに特筆するところはありませんが

等身大の

新しい気付きを描写しています。


コードも少し複雑ですが

弾けたら楽しそう。


こんな曲をシングルに

持って来れるのだから

バンドの運営の仕方が上手なのでしょうね。


まだまだその背中は遠そうです。


くるりで魔法のじゅうたんでした。




2022年11月18日金曜日

一日一曲「シンセリティ―・イズ・スケアリー / The1975」

The1975は若いバンドですが

早くも2週目。

曲は

前回のビー・マイ・ミステイクに続き

シンセリティ―・イズ・スケアリー。


Sincerity Is Scary / The 1975 YouTubeより


この曲を初めて聴いたのは

2017年の冬で

僕はスキー場のキッチンで

リゾートバイト―を楽しんでいて

もう雰囲気がバッチシでした。


まず音の良さに度肝を抜かれ

そしてドラムの音、

トリッキーなリズム

そしてアダルトな旋律。


ぼくはこの曲を聴くと

行ったことのない

イギリスのバーを思い浮かべてしまいます。


大元はU2の13(There Is A Light)から拝借しているとは思いますが

13(There Is A Light) / U2 YouTubeより

そのアレンジの仕方が絶品で

ここ10年の間では

一番いい曲だと思います。


歌詞が難解で

分かりにくい。

けれどそれも一つの詩の在り方だし

僕はアリだと思います。


おそらく男女の駆け引きについてであろう

内容で


君のショーが終わった時


という歌詞から

お相手は著名な女性ミュージシャン

のような気がします。


コードは循環コード(4つのコードを繰り返す)を

使っていて

今回ネットで探したのですが

これといったのが見つからなくて

宿題になりそうです。


いい曲なのでマスターしたい。

The1975でシンセリティ―・イズ・スケアリーでした。



2022年11月17日木曜日

一日一曲「赤とんぼ / Unknown」

今日は

以前から歌っている

赤とんぼ。


赤とんぼ / 白鳥英美子 YouTubeより


ぼくが

カバーというかコピーに

積極的になったのは

ここ3年くらいからで

そのばばっと開けだしたのが

この赤とんぼ。

先述以前にずっと潜在意識で気になってはいて

いい曲だよなーと思っていました。


ぼくが毎年お世話になっている

七夕フェスに出演する際

お題目として

選んで急接近しました。


三木露風さんによる

詩が素晴らしく


もう2度と元には戻れない日々

を嚙み締めます。


とまっているよ 竿の先


には静かな諦めとも

微かなけれど確かな希望とも

取れる多義的な終わり方で

作詞のお手本のような曲です。


三木露風さんは

兵庫県のたつの市の方で

ぼくは何回か

この地を訪れたことがあり

なるほど

城下町で

大きな河があって

詩人が育つ環境でした。

そうめんの揖保の糸の産地で

また行きたいな。


3拍子の曲で

苦手だったぼくはこれで克服しました。


コードの使い方が豊かで

自由度が高く

とてもメランコリック。

もしギターを憶えたいのなら

お勧めの一曲です。


人生を一周してしまった時の

喪失感と

自分自身への愛おしさ。

とても偉大な曲だと思います。


赤とんぼ。でした。




2022年11月16日水曜日

一日一曲「時折の色彩 / ZELDA」

今日は久々の

勉強回。

ガールズバンドの先駆者、

ZELDA(ゼルダ)で

曲は時折の色彩。


時折の色彩 / ZELDA YouTubeより


エコー・アンド・ザ・バニーメンのような

The Cutter / Echo And The Bunnymen YouTubeより

ニューウェーブサウンドで

時折の色彩が発表された

1985年当時

そのような音を出せたことも驚きだし

それが女性グループからなるものだと

輪をかけてです。


どうやらボ・ガンボスの前身バンド

ローザ・ルクセンブルグの

雛形にもなったようで

その影響力はちょっとすごいです。


1979年に結成して1996年に解散。

女性バンドの

最長キャリアとして

ギネスにも登録。


彼女たちがいなければ

チャットモンチーもSCANDALもYOASOBIも

いなかったのかも。


16ビートに裏打ちされた

ドラムが素晴らしく

安定していてとても心地いい。


一昔前ならVHSビデオの音質、画質の劣化の所為で

どうも古臭い印象に残りがちだったのが

YouTube時代になり

音をしっかり

捉えられるのは嬉しい限りです。


高橋佐代子さんに

よる歌詞は

とてもファンタジック。

バンド名もアメリカの小説家の妻の名前から取ったのだから

なるほど文学的。


コードもマイナー7thを多用した

ヨーロッパな

アンニュイなメロディー。


他の動画での彼女たちのインタビューに見れる

この頃の思春期から

真っ直ぐ夢を

語り追う姿が眩しく

出来ることなら同じ時代に生まれたかったです。

まぁ、僕は埋もれてしまっていたであろうけれど。。


ゲームソフト、ゼルダの伝説のタイトルもここから来たのかな?


まだまだいろいろ秘めていそうです。


ZELDA。で時折の色彩。でした。


2022年11月15日火曜日

一日一曲「Sweet / Chara」

ぼくが音楽にのめり込んだ

中学生の頃

チャゲアスやB'zなどの

流行りものばかり買って聴いていた時

初めて自分のセンスで買った

CDがこのCharaのSweet。


Sweet / Chara YouTubeより


当時の友達、福益が

自分の趣味を持っている

僕に対して

畏敬の念を持っていたのを思い出します。


Charaは1991年デビューで

深夜番組VIDEO JAMで司会を

担当し

若者を中心に人気を獲得していった印象があります。


完全にブレークした

YEN TOWN BANDの頃には

ぼくも洋楽に趣向が変わっていて

その洋楽的アプローチが

却って苦手でした。


けれどこのSweetは特別で

この曲の

ベースの重低音で

埋めてしまわない

サウンドは今尚鮮烈で

僕も次回作で

試してみようと思っています。


4つのメジャーコードしか

使わない曲で

一体誰のアイデアなのでしょう?素晴らしすぎる。


彼女は作詞家としても

ユニークで

この曲の詩も

新しいこれからの

文脈が

たくさん眠っている気がします。


もし女の子で

ミュージシャンになりたいのなら

絶品おすすめの曲です。


Charaで、Sweet。でした。




2022年11月14日月曜日

一日一曲「世界の果てまで / 山下達郎」

今日の一日一曲は

この人も2週目の

山下達郎さん。

曲は前回のクリスマスイブに続き

世界の果てまで。


世界の果てまで(11:29から) / 山下達郎 YouTubeより


多重録音や

音の質感や

サウンドばかりが取り沙汰される

彼ですが

今回はメロディーメーカーとしての

手腕を紐解きたくこの曲を選びました。


前回でも触れましたが

この方、実はとても

アナーキーな方なので

今回の動画も

歌詞も探すのに苦労しました。


そんな彼が90年代の空気を

目一杯吸い込んだのが

本曲で

まぁ、言ってしまえば

あちらこちらからアイデアを

拝借しまくっているのですが

けれどそんな中で輝くのが

そのメロディー。


AメロBメロ

とお得意のサウンドから

サビにどどっと美しい

旋律が続き

最後にあの伸びる声でファルセット。


ドラマ、ベストフレンドの主題歌にも

なった曲で

本人も

これだったら。。

という想いがあったのではないでしょうか?


日本の音楽界において

洞窟みたいな人なので

まだまだお宝が眠っていそうですが


今日はその中の一つ

メロディーメイカー、山下達郎。の

世界の果てまで。でした。



2022年11月13日日曜日

一日一曲「シー / エルヴィス・コステロ」

今日はエルヴィス・コステロの

シー。


She / Elvis Costello YouTubeより


エルヴィス・コステロは1977年に

デビューのパンク・ミュージシャン。


この頃にはもう

結婚していて子供もいたそう。


それは音楽産業のインフラが

安定していたことを意味します。


ぼくも評判は聞いていて

ちゃんと聴かないとなぁと思いながら

なかなかなぜか手が伸びません。


ただ同じミュージシャンとして

大変恐縮ながら

シンパシーを抱いていまして

カップヌードルの発明者、

安藤百福さんへの

リスペクトとして

アルバムタイトルに

名前を模したりするとこなど

わかるわー

と言う感じです。


シーは

映画ノッティングヒルの恋人の

挿入曲で

映画の為の

大人のラブソング。


僕はまだ全部観たことがないのですが

ジュリア・ロバーツの

美しさが堪らない。


コードも熟慮されていて

これはマスターすれば

格段にギターのスキルが

アップするかも。


エルヴィス・コステロの

シーでした。