2023年1月7日土曜日

一日一曲「テイク・オン・ミー / a-ha」

今日は2週目

アーハの

テイク・オン・ミー


前回

リビング・ア・ボーイズ・アドベンチャー・テイル

を取り上げましたが

やはりテイク・オン・ミーを

扱わないわけにはいかないだろうと。


アーハは1982年結成の

ノルウェーのバンド。


テイク・オン・ミーで

爆発的に売れましたが

実は

最初のリリースでは

パッとしませんでした。


翌年に再リリースしたところ

ご存知アニメーションの

プロモ効果も手伝って

大ヒット。


MTVで受けた

アメリカに認められたバンド

のイメージですが

どうやら

人気を支えていてのは

イギリスのようです。


イギリスは

流行に敏感で

イギリス人は

最先端の音楽を見出すのが

上手いと思います。


けれど

これは僕の憶測ですが

イギリスの方は

売れない頃からミュージシャンを

支え、

献身的にサポートして

世に送り出しているのではないでしょうか?


日本で言う秋葉原の人たちが

アイドルに

奉仕するように。


勝手なイメージですが

とてもピュアな気がします。


今でもアーハが

ヒットソングこそ

出さないものの

ライブを続けられるのは

こうした下支えあっての

ものだと思います。


ウィーザ―が

テイク・オン・ミーをカバーして

話題になりましたが

正直愛情なるものを感じません。


どこかイギリス人のほうが

労働者階級のピュアネスというか

一生面倒を見てやる

的な趣を感じます。


テイク・オン・ミーは

シンセリフが印象的な

楽曲。

何を隠そう

ぼくは最初

ずっとこういう曲が

作りたかったのです。


こういう曲が書ければ

世界を変えて

ビッグになれるんだと思っていました。


とんでもない誤解でした。


今でも似たようなことをしながらの

イギリスが生んだ

ノルウェーの

ビッグバンド、

アーハのテイク・オン・ミーでした。




2023年1月6日金曜日

一日一曲「橋の下 / ローザ・ルクセンブルグ」

今日は

今は亡き

ボ・ガンボスのどんとの前身バンド

ローザ・ルクセンブルグ。

曲は橋の下


以前

どんとの奥様のバンド

ゼルダを

取り扱いました。

時代背景から紐解くと

どうやら

ゼルダのフォロワーとしての意味合いが強い。


どんとのユニセックスな

人柄から

女性をとてもリスペクトしているのでしょう。


ボ・ボガンボスは一時期

ずっと聴いていました。


今では規制がかかってしまった

YouTubeで

その頃はたくさん聴けました。


けれどこの場合の規制は

コンプライアンスではなく

ボ・ボガンボス側の

著作権がらみなどで

問題ないのではないのでしょうか?


10年くらい前かなー?


僕がレストランで働いていた時で

人生が上々していく最初の時。


この時お世話になった

みなさんには

本当に感謝していて

大変だったけど

楽しかったなぁ。。


まぁ、ちょっとがんばりすぎて

体調壊してしまったので

もう戻りたいとは思いませんが。。


それは今度書くとして


橋の下はすごい曲で

歌詞がすごい。


橋の下の浮浪者との

やりとりを

綴っているだけなのですが

情景が浮かぶというより

そこにいる感覚に陥る。


ぼくも作詞には自信がある方ですが

こんな詩は書いたことがない。


コードもすごくて

たくさん使っているのですが

印象として

すごくシンプル。


サビのコードが

Aというコードを使っているんだけど

それをちょっとずつちょっとずつ

変えて絶妙な効果を上げている。


どなたが作ったかは存じ上げませんが

天晴れです。


恐縮ながら

ぼくもどんとを引き合いに

たまに語られることがあります。


アートとセールスの間で引き裂かれた彼。


失礼かもしれないけど

同じ轍を

踏まないようにと

いつも気を付けています。


そのどんとのバンド

ローザ・ルクセンブルグ。

の橋の下。でした~




2023年1月5日木曜日

一日一曲「マイ・ウェイ / デフ・テック」

今日は

デフ・テックのマイ・ウェイ


2005年に大ヒットした

この曲。

インディーズからの発売で

数々の記録を

打ち立てましたが

ここは割愛。


僕は所謂バンドから

始まって

今はアコギ弾き語り。


なのでクラブミュージックやヒップホップは

ほとんど通過しておらず

その筋の人に立ち会うと

変な汗をかいてしまうのは

年相応のその辺のおっさんです。


けれどこの曲の

ミュージックビデオが大好きで

雪が見えるところで

パーティーをしたりと

楽しそう。


機会があれば

クラブでもライブがしたいし

その筋の人たちとも仲良くしたいな。


僕たち日本人にとって

雪山は特別なところであり

少しセレブが集まるところ。


僕が白馬村に移住した理由

の一つでもあり

今はとても気分よく過ごしています。


この曲の諦念が素晴らしく

日本にヒップホップが

土着したのが

敗北からだったというのは

とても興味深い考察

だと思います。

それが白人によって

広められるというのは

実は歴史上初めての

ことだったのではないでしょうか?


ぼくは音楽に

"あの感じ"を強く求めて

大事にしていて

それはまたの機会に

書き詰めようと思いますが

このマイ・ウェイには

その"あの感じ"が見事に

録音されている。


一度は頓挫した

雪国でのライブを

今僕も実現できている。


夢が叶ったというほど

大袈裟な物でもないけど


10年前、マイ・ウェイを

西ノ宮の苦楽園口で

雨日和の中、

アパートの中で聴いて

耽っていたことを

思い出します。


デフ・テック。のマイ・ウェイ。でした。




「デモテープ~福岡音楽時代~ 2023年1月4日放送分」

デモテープ~福岡音楽時代~ 2023年1月4日放送分はこちら!!

みなさん、明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします!



2023年1月4日水曜日

一日一曲「牛タン塩焼き680円 / 大塚 愛」

今日は大塚 愛さんの

牛タン塩焼き680円 。


タイトルがすごいですよね。。

数あるポップスの中でも

他に例がないのではないのでしょうか。


そのルックスも相まって

バッタもんの廉価版

みたいな印象がついてしまう

彼女ですが

実は弾き語りが出来る

実力派。

歌も相当

深いお腹から出てる。


なにごとも4人で

活動するような連中からは


あんなの音楽じゃねぇ


と冷や水を浴びそうですが

ぼくはそう思いません。


確かにふざけたタイトルですが

そこにはどうしても

伝えたいことがある

という覚悟が

見え隠れするのです。


小さい頃の夢は


友達と二人で漫画家になること。


ぼくも近いところがあったので

他人事と思えません。


00年代、

さかいゆうさん等もそうですが

誰かのために

夢を叶えるという方が

活躍していた印象があります。


それは決して偶然ではなく

時代が求めていたのだと思います。


恋愛写真という

美しい曲がありますが


ただ君を愛してる


というこの曲の相手は

同性なのではと

僕は踏んでいます。


牛タン塩焼き680円は

基本的に

メジャーコードと

マイナコードの

どっしりした構成。


端正な顔つきの

彼女ですが

実はアナーキーな心の持ち主では?


大塚 愛さんの

牛タン塩焼き680円。でした~




2023年1月3日火曜日

一日一曲「チョコレートが食べたい / はせがわかおり」

今日は同郷の

はせがわかおりさん。

曲は

チョコレートが食べたい


はせがわさんは

ずっとタイミングを伺っていたのですが

まだこれからの人なので

ぼくも慎重になりました。


ぼくより

ひと回り若い。

けれど実力派で

沢山参考にさせてもらっています。


多分、師匠の三宅伸治さんに

作法を教えてもらっているのだろうけど

それにしても

早熟な方です。


語弊があるかもだけど

ゆとり世代の人たちは

すごく呑み込みが早い。


ぼくなんか

なにか行動を起こすときは

必ずエゴや

感情が反応するけど

彼らにはそれがない。


00年代から10年代は

70年代フォークが

復活した時代でした。


それはぼくもご多分に漏れず。


けれど90年代の

オルタナティブを通過した経験の所為で

その時代の音楽を吸収するのに

すごく時間がかかった。


もちろんそれだけではない。


けれど敢えて負け惜しみを言わしてもらえば

いい意味でも悪い意味でも素直。


それがぼくの彼らへの見解です。


チョコレートが食べたいは

画期的な曲で

癒すよりも

諭す。


無性に欲しくなるのが

ビールでもなく煙草でもなく

珈琲でもないところが


新世代の感覚です。


コードもメジャーと

マイナーしか

使わないストレートで

ストロング。


ファーストは原点。

セカンドは置きに来たアルバム。

さぁ、サードは

どうなるのでしょう。


その動向が目を離せない、

はせがわかおりさんの

チョコレートが食べたい。

でした。




2023年1月2日月曜日

一日一曲「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア / 大村憲司」

今日は

先日取り上げたばかりの

2週目、

大村憲司さんで

曲はボブ・ディランのカバー

天国への扉


ぼくはギタリストですが

専ら曲を作る為に

使っていて

所謂ギターソロなるものが弾けません。


ぼくの傾向として

苦手なものには

蓋をする習性があり

エレキギターも

ずっとスルーしてきました。


けれど最近リズムに

開眼したので

ギターの音色を聴くようになりました。


その中で出逢ったのが

大村憲司さんであり

村上"ポンタ"秀一さん言うところの

世界一のギタリスト。


大変僭越でおこがましくもありますが

ぼくもその評価には賛成です。


この動画を

繰り返しながら

見ていくうちに

その悲しみに

ズブズブと嵌っていきます。


これをカバーと呼ぶのでしょう。


彼が亡くなった時

多くのミュージシャン

特に女性のアーティストが困ったそうです。


矢野顕子さん、大貫妙子さん。


悲しいよりも。。

もちろん悲しいのですが

それよりも

困ったとは

すごい思われ方ですよね。


ミュージシャンとして

これ以上の評価があるでしょうか?


ぼくは新参者ですけれど

これは後世に伝えていかないとなと

いう思いです。


もちろん、

ボブ・ディランによる

曲も素晴らしく


わたしも天国に行かせてもらえませんか?


という

人間らしい

滑稽な

渇望が

堪りませんよね。


コードも3つで

シンプルなので

歌詞がダイレクトに

伝わってきます。


大村さんの

厳しいけれど謙虚な

表情を見ていると

自分はまだまだ小僧なんだなと

律する気持ちになります。


大村憲司さんによる

ディランの天国への扉。でした。




2023年1月1日日曜日

一日一曲「あなたと私にできること / 安藤裕子」

今日は

裕子ねぇこと

2週目の

安藤裕子さん。

曲は

あなたと私にできること


安藤裕子さんは

若い印象があったのですが

実は僕より一つ上の

脛に傷持つ身。


音楽一直線の人ではなく

絵画→映画脚本→役者→シンガーソングライター。


けれど

この凸凹な感じが却って信用できます。


僕が初めて彼女を知ったのは

auの携帯電話を買った時

おまけで付いていたから。


そして月桂冠のCM。


まんまと売り出しの戦略にかかってしまったのですね。


この

あなたと私にできることの

ミュージックビデオが好きで


お洒落な部屋のかわいい女の子

に思わず萌えな

日々を過ごしていました。

15年近く前です。


ファッションも異性ながら

参考にして

紫のタンクトップ

を買ったり。


破れたジーンズを

ネットで買いだしたのも

この頃。


当時一人暮らしを始めてて

そういう意味では

いろんなことを勉強したなぁ。


業務用スーパーで

冷凍肉を買って

お世辞にも料理とは言えない

自炊を始めたり。


若い諸君。

貧乏は楽しいぞ。


7thを多用したコード使いで

ヨアソビの

幾田りらちゃん

なんかは

この辺りがルーツなんじゃないかな?


歌詞は普通なのですが

タイトルが

秀逸で

意識的か

無意識か

似たようなタイトルが

このあと続きました。


この前

ミュージシャンには

キャンパスタイプと

墨汁タイプがいると

投稿しましたが

彼女は

磨って磨っての

墨汁タイプだと思います。

ちなみにキャンパスタイプはデザインする方。

椎名林檎さんなどがそうです。


のうぜんかつらは

しっかりレパートリーになりましたが

この曲はどうかな?

安藤裕子さんで

あなたと私にできること

でした。