君に再会した時に気付いたよ。
時間の無駄だって。
忘れないのは僕の方。
テーブルにグラスを並べて片付ける。
飾ってあったアメリカンチェリー食しては夜が通り過ぎるのを待っている。
まだ七。もう六?
覚えているのは君が言った事。
確かに君の口から聞いたんだ。
世界を変えてやる。
変わらないのは君の方。
手っ取り早くするだけさ。
あんたが本音を言う度にスープが冷めて不味くなる。
こんな暖かい冬じゃ物足らない。
一月はまだ残ってる。
世界を変えてやる。
それだけが落ち着かす。
焦る僕を落ち着かす。
もうどっちだっていいんだよ。