2023年3月2日木曜日

一日一曲「スタンド・バイ・ミー / ベン・E・キング」

スタンド・バイ・ミー

1960年に

ベンの手によって書かれた楽曲。

20世紀初頭の詩集の


このゆえに、たとい地は変り、山は海の真中に移るとも、われらは恐れない


というラインにインスパイア

された本曲は大ヒット。

フィフティーズ進行と

呼ばれたコード進行は

そのまま

スタンド・バイ・ミー進行

と呼ばれるくらい

インパクトを残しました。


タイトルだけでノックアウトな曲は


自らを震い出たせ、

仲間を想い

と同時に

鎮魂歌でもあったわけですね。


この曲が沢山の人にとって

特別なものになったのは

やはり同名の映画であり

名作と名高いです。


僕としては

泣いてしまうだけの映画だし

時代も変わり

今ではこの切なさは有効だとは思いません。


けれどそれでいいと思うのです。


この映画で描かれている

美化された過去の悲しみは

色褪せていくべきだし

もともとの詩集の

詩は政治的な意味合いも

強く

仲間と鎮魂歌という意味合いだけが

フィーチャーされ

自己を震い出立す

という本来の意味が風化されているように思います。


けれど

独り立ちすることの

道程を知っている者にとっては

どうしても泣いてしまう映画ですよね。


ベン・E・キングの

スタンド・バイ・ミー。でした。




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