2022年8月12日金曜日

一日一曲「アゲイン / ジャネット・ジャクソン」

今日はジャネット・ジャクソンを譜面に起こします。

曲はアゲイン。


Again / Janet Jackson YouTubeより


1993年発表の曲で全米1位を記録しました。

当時ジャネットのイメージをガラリと変えた

アゲインも収録されたアルバムが話題で

CDジャケットが初回限定盤の大きな箱ジャケで

セミヌードの写真を披露していました。


この頃から女性アーティストが

自身のセクシャリティを全面に出すようになり

今もその闘いは続いています。


いい曲ですがその年

アカデミー賞にノミネートされるほどのものではありません。

流行りといいますかバイアスがかかっていたのでしょうね。


その頃日本ではチャゲアンドアスカが大いに当たっていて

CDバブル真っ最中。

あやかってジャネットの歌謡曲への迎合か?と

そちらでも話題になりました。


今思えばこの頃は業界がヒートアップしていました。



あなたには2度と恋をしない


とはじまり


でもわたしはあなたの手の内の中よ


とメロドラマがはじまり


最後には


もう一度愛してると言ってという。



コードは細やかで


ぼくもこういうメロディとコードが凝った曲を作りたいので参考になります。


懐かしいですがそんなに思い入れはありません。

コテコテのヒット路線曲という意味で

取り上げてみました。


ジャネット・ジャクソン。でした〜



一日一曲「月のワーグナー / ユニコーン」

このユニコーンもどの曲にしようか悩みました。

素晴らしい日々、

世代的に働く男。

結局ユニコーンというバンドを端的に示すこの

月のワーグナーを選びました。


月のワーグナー ユニコーン YouTubeより


とても儚くこの世のものかと思うほど美しいメロディ

なのですが

そんな曲でも詩やタイトルが少し突き放す感じが

象徴的です。


この頃出てきたバンド、

ユニコーン、電気グルーヴ、筋肉少女帯。

ボ・ガンボス。たま。


演奏するスタイルは違えど

実は同じ人たちだったのではないかと思っています。


その後の音楽を大きく変えた。

けれどその功績に見合った

冠言葉が付かなかったのは


少々酷な気がします。

ポストロックという小さな括りでは

表現出来ないウェイトがある。


それについては少し考えがあって

また追い追い。

ユニコーン。でした。



2022年8月11日木曜日

一日一曲「防人の詩 / さだまさし」

今日は防人の詩。


防人の詩 / さだまさし YouTubeより 


さだまさしさんは国内で

一番ソロ・コンサートを行った人で

その数4400回。

僕はさだまさしになりたい。。


けれどそんなには詳しくなく

音楽友達のjoe君がカバーしているので

僕もやろうかなと。


防人の詩 covered by joe YouTubeより



神とは我々の苦悩をはかるものさしに過ぎない


と言ったのはジョン・レノンですが

この防人の詩では

神という

言葉を出さずに延々と

生きることの苦しみを問い続けます。


さださんの歌い方がとても魅力的で

日本独自の文化に昇華させています。


コードはイントロと間奏がとても細やかで

なるほど作曲の勉強になります。


さだまさしさんや谷村新司さんなど

といった方は日本におられるというだけで

安心してしまいます。


僕は到底そういう存在にはなれそうにもありません。

さだまさしさんでした〜



2022年8月10日水曜日

一日一曲「ハート・オブ・マイン / ボズ・スキャッグス」

今日は生粋の伊達男、

ボズ・スキャッグスを譜面に起こします。

曲はハート・オブ・マイン。


Heart Of Mine / Boz Scaggs YouTubeより



ボズ・スキャッグスといえばAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の旗手。


もともとギタリストから始めた彼は技巧派のTOTOと組んだりと

サウンド面に積極的な趣向で

年配の演歌(?)歌手みたいなイメージが

ありますが

日本でも爆発的に成功したのは

やはり音が良かったからです。

当時どこのステレオ企業も

ハードを競っていたので

もってこいな存在だったんでしょうね。


歌詞は振られた男の情けなさを歌っていますが

特に目立つところはありません。

コードはsus4というコードをふんだんに使った

とても気の利いた構成。


ボズ・スキャッグスと言えば

兄がよく高田純次に

似ていると

ジョークを言っていました。









それも日本で受け入れられた要因でしょうね。


90年代以降ヒットチャートからは姿を消しましたが

近年その技術に更に磨きがかかっています。

Boz Scaggs - Jojo (Live) 2004 YouTubeより


僕もいずれはギターのテクニックを磨きたいので

とても参考になります。



2022年8月9日火曜日

一日一曲「ドント・ノーホワイ / ノラ・ジョーンズ」

以前リクエストがあったので

ノラ・ジョーンズさんのドント・ノーホワイを楽譜に起こします。


Don't Know Why / Norah Jones YouTubeより



美しい曲でグラミー賞の3部門を独占しました。


ジャズ歌手ならではの細かな息づかい。

ゆったりしたテンポ。


どうして行かなかったんだろう


と問いかけますが

その答えは自分だけのもので


他の人には教えたくないという態度が

とても奥ゆかしいです。


アメリカでは数年に一回こういうシンガーが現れます。

日本ではやはりまだなかなかですよね。


コードは7thのオンパレードで

とにかくお洒落。

モテまくり必須の曲です。


ノラ・ジョーンズてした。



話は変わりますが

下のライブ・インフォメーションでアナウンスしている

大町駅前広場公園での路上ライブですが

先週から火曜日と木曜日の週2回に増やしています。

祝日の場合はお休みにしていて

雨の場合も中止。


3年近く続けさせて頂いていて

僅かですが手応えを感じたので

決断しました。


もうちょっとマシな演奏を届けれるように致しますので

何卒ご容赦下さいませ。


田口英





2022年8月8日月曜日

一日一曲「午後のパレード / スガシカオ」

今日はスガシカオさんの午後のパレード。





スガシカオさんの一番好きな曲は

ダントツで黄金の月なのですが





以前、今もお世話になっているエンジニアの

大野さんに

同じ弾き語りとして

スガさんのことを気にしていると話したら


彼はもうちょっとファンクよりで

そういうパフォーマンスを

しているんじゃないかと

話してくれて

なるほど。と思い、

そういう彼のファンクな乗りが強い

この午後のパレードを選びました。



スガさんは同世代かな?と思っていたら

僕より12歳も上の方。


ファーストアルバム、

Cloverは

引きこもって作って

ご飯のおかずもなかったと聞いたことがあります。

それが1997年だから

その時もう30歳!

苦労されているんですね。


前述した通り

ギターの弾き語りかな?と思ったら

ファンクなステージを展開されるので

その音楽性が特定し辛い。


今の日本ではまず第一にキャラクターなので

御本人も苦戦していると聞いたことがあります。


けれどしっかりファンクラブを作ったりと

地盤を固めていらっしゃってて羨ましい。



君のとなりにいるその人って

ホントに君が思うような人ですか?



とスガさんのアウトサイダーらしい

セリフがフックとなるメロディで

警笛を鳴らします。


伝統的なソングライターの方で

コード使いが重箱の隅をつつくように細かく

とても勉強になります。


とても爽やかな曲で

夏に聴きたいですよね。


スガシカオさんでした〜


2022年8月7日日曜日

一日一曲「街 / くるり」

今日は日本のビートルズ、

くるり。

曲は街。


街 / くるり YouTubeより


くるりもいい曲があり過ぎて何にしようか迷いました。


東京でもばらの花でもなく

この街が

岸田繁さんのソングライティングが開眼した

最初の曲だと踏んでいます。


飛び出して お願い微笑んで

昼も夜も我を忘れ


という聴き手への懇願に

切実な思いという

説得力を持たしました。


これ以降くるりは余裕を持って曲作りを

しているような気がします。


名曲春風の方がリリースが早いですが

街が先に生まれたのではないかと推測しています。


くるりは凄すぎて本当に日本にいるのか?

と思ってしまうことがあります。


コードが複雑でたくさんあって

譜面に起こすのが大変でした。


あまり有名な曲ではないのですが

同世代の男性に受けそう。


くるりでした。