2023年2月4日土曜日

一日一曲「ホワイト・ルーム / クリーム」

長らく

ぼくにとって

ブルーズ音楽は

おじさんの聴く

サボテン鑑賞みたいな

音楽で

必要ないと

思っていたのですが

この一日一曲を

やり出した

最大の自分にとっての

功績で

音楽を知ろうとする

理解が生まれて

ギターの響きや

ドラムのタムの鳴りの変化に

じーっと

耳がいってしまいます。


音楽とは音の鳴りなんですね。。


僕はエリック・クラプトンがいかに

偉大なアーティストかどうかは

知り得ぬ身ですが

彼の泣きのギターの

深さに少しだけ近づくことが出来ました。


クリームの音楽も

特にここがいい

というわけではなく

言い方があれですけど

ただ漫然と聴くというか

浸ってしまいます。

昔のぼくなら考えられません。

そういうやつを

胡散臭いとさえ思っていたので。


それでも

ホワイト・ルーム

魅力がよく分からないのですが

この動画もじーっと見てしまいます。


格好もカッターシャツに

とてもお洒落とは言えないジーンズ姿で

なんでそんなに人気があるんだろう?

と思いながらの

クリーム。

曲はホワイト・ルームでした。



2023年2月3日金曜日

一日一曲「スノウバウンド / ドナルド・フェイゲン」

僕が中学生の頃

アメリカのMTV(エムティーブィー)を

日本の放送局が

独自に編集して

放送していた

ソニーミュージックティーブィーを

毎週金曜日

楽しみにして

録画していた頃

洋楽に夢中になって

新曲を追いかけていました。


その中に

車型の人形が出てくる

ビデオが流れて来ました。


それがドナルド・フェイゲンの

スノウバウンドでした。


キャッチーなメロディーであるとか

派手なギターであるとか

印象派なサビであるなどよりも

初めて

音の良さというものに

着目した

音楽で

聴いたときに


これを好んで聴いているとイケている!


と、直感的に思えました。


今思えば

音楽リスナーとして

先輩の

兄に対する

対抗意識もあったんでしょうね。


収録されているアルバム

カマキリアドも

購入して

聴いていて

確かに音は良かったのですが

あまり引っかかるところがなく

はっきり言って

難解。

でした。

今もあまり聴きません。


当時いかに時間があったということですね。

音楽へのお金の注ぎ込みも

半端じゃなかった。


この曲ぐらいから


ベースという楽器があるらしいぞ。


と気が付いて

低音を意識して聴くようになりました。


ドナルド・フェイゲンは

後に僕の

音楽的な師匠になるのでは!?

と思っていましたが

なりませんでした。。


まぁ、ちょっと浮かれていたんでしょうね。。


所謂ポップスとは

違う

洗練された

音響にを聴く

自分に少し酔っていたのかな。


今回取り上げるに当たって

ググッたのですが

歌詞もコードも乗っていなく

買ったCDもとっくに売ってしまって

歌詞カードもない。。


本件の本来の趣旨

「一日一曲カバーする」

からは遠く外れてしまっているのですが

本コーナーの魅力の一つでもある

僕ののほほん回顧録(!?)

という側面で

紹介してみました。


みなさんにも

そんな背伸びして聴いていた

音楽があるのではないでしょうか??


ドナルド・フェイゲンの

スノウバウンド。

でした。



2023年2月2日木曜日

一日一曲「スピット・オン・ア・ストレンジャー / ペイブメント」

今日は

アメリカのバンド

ペイブメント。

曲はスピット・オン・ア・ストレンジャー


めちゃくちゃいい曲で

ぼくも

あちこち

盗ませてもらっています。


ペイブメントは

90年代のアメリカを

象徴するような

バンドで

僕は当時

夢中にはならなかったのですが

バンドを組むのなら

彼らみたいな

のがやってみたい。


音楽なんて

本来自由なもの。


こうやれば受け入れられるだろう

こうすればメッセージが届くだろう


なんていうのは

本末転倒で

まずは自分が

楽しまないとやっぱり

だめですよね。


ペイブメントの

音楽は

行き当たりばったりで

自由。


それでも

聴かれる音楽なのは

メインヴォーカリストの

スティーブン・マルクマスの

ソングライティングが

優れているからだけど。


スピット・オン・ア・ストレンジャーも

ただ正当に

曲を作りました

では出来ない

いろんな要素が入った曲。


Aメロのコード使いは

他に聴いたことがなく

見事です。


ぼくも最近ゴールすること

ばかり考えて

楽しむことを忘れているような気がします。


そんなことを感じさせてくれる

ペイブメント。

曲は

名曲

スピット・オン・ア・ストレンジャー。

でした。




2023年2月1日水曜日

一日一曲「ホワッツ・ゴーイン・オン / マービン・ゲイ」

先日、

高野寛さんの

夢の中で会えるでしょうを

選曲した時に

何かの曲に似てるなぁ、と

ずっと考えていて

思い出したのが

このマービン・ゲイの

ホワッツ・ゴーイン・オン

でした。


この曲は

ベトナム戦争から帰還した

マービン・ゲイの弟の

戦場の話を元にした

反戦曲。


収録された同名アルバム

「ホワッツ・ゴーイング・オン」

は商業的に成功しましたが

それ以上に

反戦、ドラッグ、児童遺棄、警察の横暴などの

アメリカに対する

社会的なメッセージが

大きな反響を呼んだそうです。


何が起こっているんだ?


というコーラスが

怒りと嘆きを

同時に表していて

秀逸なのですが

やはり

マービン・ゲイによる

確かな技術に裏打ちされた

アカペラだけでも

十分な

声が

胸を締め付けます。


ホワッツ・ゴーイング・オンは

使用しているコードが

全て7thというコードで

珍しい曲。

曲のテーマ同様

不安な旋律を呼び出します。


恐縮ですが

おこがましくも

社会的な曲をぼくも歌わせて頂いていて

そのご先祖様に当たると思います。


夢の中で会えるでしょう

同様

カポダストを使えば

楽に歌える曲なので

習得したいと思います。


マービン・ゲイの

ホワッツ・ゴーイング・オン。

でした~



2023年1月31日火曜日

一日一曲「ひとこと おやすみ / フェアチャイルド」

今日は

フェアチャイルドという

ユニットの

ひとこと おやすみ

という曲を。


この曲を見つけたのは15年くらい前で

まだぼくが

使い始めたばかりの頃の

YouTubeでした。

そのころのこの曲の

再生回数は

100回もいってなかったんじゃないかな。


それが今19万回再生されていて

この辺りがまだネットの面白さが

残っていますよね。


フェアチャイルドは

ご存知タレントの

YOUさんがヴォーカルを

務めていたグループで

1980年代の終わりから

1990年代の初めぐらいまで

活動していたグループ。


兎に角YOUさんの

不思議な存在感が

魅力的で

ふわふわした声も面白かった。


彼女自身も公言していますが

何かを極めたい

という人では

ないので

グループは短命でしたが

気になって

検索したら

この曲がヒットしました。


売れた曲じゃないけど

YOUさんの

消えそうな声と

儚い曲がマッチングしていて

虜になりました。


コード進行を

拝借して

曲も作りました。


日本の女性のヴォーカルは

キャラクター的に

上手くいくと

心をくすぐって

魅了する

麻薬的な依存度が

あるけど

ひとこと おやすみは

その中でも成功した稀有な例だと思います。


もしかしたらこのグループは

まだまだたくさん

お宝が埋もれているんじゃないかと

思う

フェアチャイルドのひとこと おやすみ。

でした。



2023年1月30日月曜日

一日一曲「夢の中で会えるでしょう / 高野寛」

高野寛さんは

2週目で

あまりにもいい曲なので

夢の中で会えるでしょう

をチョイスしました。


もともとキングトーンズという

コーラスグループの為に

書き下ろされた曲。


けれどその存在感は

高野さん本人が歌うと

より一層輝きます。



苦しいことは消えて

楽しいことはじまる。



シンプルだけど

胸に響く言葉。


辛い夜にそっと慰めてくれる

メロディー。

僕がいかに音楽に救われたかを

思い出させてくれます。


コードも

カポダストという

ギターのチューニングを変える

楽器を使えば

割と簡単で

路上ライブで反応があったら

嬉しいな。


雨降りばかり続く夜に

そっと寄り添ってくれる

音楽という魔法。

高野寛さんの

夢の中で会えるでしょう。

でした。



2023年1月29日日曜日

一日一曲「ひとつだけ / 矢野顕子」

今日は

矢野顕子さん。


すごく不思議な方で

僕は彼女の

音楽性を上手く

言い当てることが出来ません。


あえて言うならオルタナティブ

な人だとは思います。


YMOのワールドツアーに

参加していて

僕は彼女が歌っていた

在広東少年(ざいこんとんしょうねん)

が印象的でした。


ふわふわしたヴォーカルで

他に類を見ません。


すごくアンダーグラウンドな

方なのかなと思っていたら

ユニコーンをカヴァーしたり

ザ・スマッシング・パンプキンズが好きだったり。


インタヴューで見る彼女も

とても自然体で

チャーミング。


ニューヨークに住んでいらしているようで

その辺りが

方に力の入らない秘訣なのかな。


今回選んだ

ひとつだけ

そんな不思議な中でも

切なくキュンとした

楽曲。


と思っていたら

コードがすごく難しくて

ちょっとこれは

弾けるのかな。。



離れている時でも

わたしのこと忘れないでいてほしいの

悲しい気分の時も

わたしのことすぐに呼び出してほしいの



なんて歌詞は

歌を作ろうと思ったら

一度は歌いたくなりますよね。


今日は勉強回の

意味も含めて

知った風なことばかり

言う僕の鼻っ柱をへし折る

枠に収まらないシンガーソングライター、

矢野顕子さんのひとつだけ。でした。