2022年6月18日土曜日

一日一曲「ルカ / スザンヌ・ヴェガ」

今日はスザンヌ・ヴェガのルカ。 


Luka / Suzanne Vega YouTubeより


80年代後期のヒット曲で

僕はその頃まだ音楽にのめり込む前だったので

後追いで知りました。


児童虐待をテーマにした楽曲で

親に虐げられている少年の視点で描かれています。


ルカって言うんだ。

あなたの上の2階に住んでいるんだよ。


という詩が秀逸で


これだけで状況が鮮明になります。


もしかしたらルカはフィクションかも知れませんが


詩というのは自分で経験したことでないと書けません。


僕が高校生の頃から曲を書き始めた時に苦労したのがそれで


メロディが浮かんでもそれに見合う歌詞が浮かばなかった。


ポップスが素晴らしいのは痛みを共有出来ること。


それが音楽の自由ではないかと。


オリジナルは80年代のキラキラしたサウンドで


ちょっと苦手なのですが


やはり曲がいい。


脱力系のボーカルスタイルは僕も真似しています。


今でも伸び伸びと楽しそうに歌っているヴェガさんには


憧れてしまいます。


あまりにも素敵なのでその模様を。


Suzanne Vega : NPR Music Tiny Desc Concert YouTubeより


今日はスザンヌ・ヴェガさんでした〜



2022年6月17日金曜日

一日一曲「ドリームス / クランベリーズ」

今日はアイルランドのバンド、

クランベリーズのドリームス。


Dreams / The Cranberries YouTubeより


90年代初頭に出てきた彼等。

最初ボーカルのドロレスさんがショートボブで可愛らしいバンドなのかと思いきや 


途中で金髪のベリーショートにイメージチェンジして反戦歌を歌っていました。


先日U2がウクライナで路上ライブを行ったりとアイルランドのバンドはメッセージを

直接行動に起こすイメージがあります。


僕は今回のU2のパフォーマンスに心が動きませんでしたが


しかし、日本に住む僕と目の前で戦火が行われている国とでは

立場が変わるのかなと思います。


どんな思惑があってもやはり目の前で人が倒れていたら助けるべきなんだという。


クランベリーズのドロレスさんのあのどう猛なパフォーマンスもそういうところから来てるのかも知れません。


この曲が入っているアルバムを聴いたことがなく、一度聴いてみたいなと思って


調べてたのですがドロレスさん、4年前に亡くなられていたのですね。。

46歳。お酒による泥酔が原因らしいです。


曲は初期衝動の頃に書いたのか、詩がシンプルでコードも4つだけ。

でもギターのアルペジオがいいんですよね。

中国出身の香港の歌姫フェイ・ウォンさんも歌っていて僕ら世代にはなつかしい。


夢中人 / Faye Wong YouTubeより


亡くなられていたのは残念ですが

あちらの世界でも大暴れしてほしいですよね。


合掌。



2022年6月16日木曜日

一日一曲「エンジェル / サラ・マクラクラン」

女性の曲もやらないとなということで


今日はサラ・マクラクランのエンジェル。


Angel / Sarah Mclachlan YouTubeより


1997年の曲ですが僕が知ったのは

その10年後くらいにココリコミラクルタイプという番組のミニドラマで使われているのを聴いてからでした。


聴いた瞬間にその安らかなフィーリングに惚れました。


90年代中頃、スマッシング・パンプキンズのサポートキーボード奏者のヘロインのオーバードーズによる死の記事にインスパイアされた本曲は


特別優れた名曲というわけではないと思いますが


多くの方の心に響いたのは


誰もが無意味に競わされたり、他人の人生を歩まされているのに疲れているからかも知れませんね。



僕は音楽に触れる際、いい曲云々だけでなくその人にしか出せないフィーリング、


知らないのに知っている

そこに行ったことのある感じというものを

求めています。


やはり切った貼っただけでは


ヒットソングは作れても


満たされないものが音楽にはあるのでしょうね。


コードはシンプルで


リズムはスタッカートって言うのかな?


小刻みに跳ねるリズム。


多分この曲もリクエストか多いだろうから練習しないとなぁ。


ということで今日はサラ・マクラクランさんのエンジェルでした〜



2022年6月15日水曜日

一日一曲「勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ」

今日は昨日のチャゲアンドアスカに続き

日本のメガバンド、サザンオールスターズです。


新曲が出たら特に熱心なファンでなくてもほっとするというか聴きいってしまうというか

未だ魅力が解明されていないバンドです。


何世代にも渡って愛されていて

僕の世代だと涙のキッスや真夏の果実などがリアルタイムなのですが


今回はそれより大分前のデビューシングル、勝手にシンドバッドを。


勝手にシンドバッド / サザンオールスターズ YouTubeより


沢田健二さんの勝手にしやがれとピンクレディーの渚のシンドバッドを模したタイトルがヒットチャートに殴り込んでいます。


当時は高度経済成長期だったらしく


その頃のアゲアゲな様子が伝わります。


詩も歌もセクシーでちょっと悲しくて青春のひとつの在り方を提示しています。


「今何時?」


という掛け声が素晴らしいですよね。


キャッチ―だしこのいかがわしさは大切です。


メッセージ無き世代の真夏の青春。


また新曲が聴きたいな。


サザンオールスターズでした~



2022年6月14日火曜日

一日一曲「SAY YES / チャゲ アンド アスカ」

今日は僕の中学生のころのアイドル、

チャゲ & アスカを。




このSAY YESは累計300万枚を超えたらしく、ヒステリックな当時の状況が

窺えますね。

しかし本人たちも指摘していますが、

その前までの地道なライブ活動あっての一角でしかないのでしょう。

またメディアミックスの時代でありVHSにビデオデッキなどに力を入れた各社の生んだ功績であると僕は分析しています。

この曲のコード使いはちょっとすごすぎる。

メロディーも延々と流れるように続きます。

このようなメロディーはまだ僕には作れません。



日本には音楽の歴史があまりありません。

その時々で海外と比較しあれはだめだ、これはだめだの繰り返しです。



このグループもある時期ずっと良識的な方たちから非難されてきました。

その活動、音楽と向き合わず

ただ売れているから、迎合しているからとの理由で。


でもそれでは何も積み上げることが出来ません。


単純にいいグループだし

もっと語り継がれたらいいのになーと

常々思っています。


今回は業界への不満を込めて

チャゲ & アスカを紹介しました。

ヤー。


2022年6月13日月曜日

一日一曲「与作 / 北島三郎」

今日は演歌をやらないとなと、

与作を。


与作 / 北島三郎 YouTubeより


タイトルがすごいですよね、


もう4番バッターだっていう。


もちろん狙いすまして付けたんでしょうけど、


洋楽ならなににあたるでしょうか??


デスペラード?レイラ?アンジー?


デスペラードが近いかなとは思いますが、


このヘビー級の重さは漢字でないと表せませんね。


発明だと思います。


ジャズギタリストを目指していた七澤公典(ななさわきみのり)さん作詞作曲で


もともとは弦哲也さんという方が歌っていたようです。


与作 / 弦哲也 YouTubeより 


なるほどシンプルでギターのアルペジオが際立ちますね。


これは弾けたら受けるかも。


この弦哲也さん、初めて耳にしましたが素晴らしいギタリストですね。興味を持ちました。


演歌といえばビッグな伴奏でこぶしを利かしてなイメージですがギター一本の方が魅力が伝わるのではないでしょうか。


詩も大変シンプルなので親しみやすい。


今回は与作を通して演歌のメカニズムに少し触れることが出来ました。


もっと掘り下げて行きたいです。



2022年6月12日日曜日

一日一曲「愛を伝えたいだとか / あいみょん」

ここのところずっと

おじさんな曲が続いていたのでヤングな曲

あいみょんで愛を伝えたいだとかを。


愛を伝えたいだとか / あいみょん YouTubeより


このあいみょんと私、実は同郷で

兵庫県の西宮市出身でございます。


西宮市は日本で一番平和な街と呼ばれるくらい

おっとりしたところで

かつて桂小枝さんが

「西宮育ちの子は雰囲気を見たら大体わかる。なんかふんわりしてる。」

っていう程です。


早い話がボンボンなんですよ。


先日逝去された村上ポンタ秀一さんも西宮。


ちょっと横だけど女優の戸田恵梨香さんもそういう匂いがぷんぷんする。

最近だとさらば青春の光の彼らも学校が西宮だったんじゃないかな?


このあいみょんが世に出だした2014年頃


私は同じ場所で「ツタヤー!」


と叫んでいました。



どこでこんなに差がついたのかしら。。



ジェンダラスな詩世界で恋人がいるのだけど

相談する女友達にも嫉妬するという。


楽曲も素晴らしく

素直に日本のロックを吸収している様には

隔世の感があります。


今回は一度は取り上げて見たかった西ノ宮を


あいみょんを通して紹介しました。


打倒あいみょん!