2022年11月12日土曜日

一日一曲「野ばら / 奥田民生」

僕は奥田民生さんの

野ばらが大好きで


野ばら / 奥田民生 YouTubeより


よく聴いています。


奥田さんは広島県出身で

ご周知通りユニコーンで1987年にデビュー。

そして解散後

1994年にソロデビュー。


プロデューサーとしても成功を

収めました。


彼の歌い方、

メロディー、リズム感は

たくさんのフォロワーを生み出しました。


直近どこかのバカが

英雄気取りで

彼を非難しておりましたが

彼の功績は

大きく

それに見合う賛辞は

未だです。


野ばらはほぼほぼ

メジャーコードと

マイナーコードで構成された

90年代以降の日本の音楽では

珍しいストロングスタイル。


歌詞が大変面白く


たまにサンダーが小雨を降らす


など力の抜けた

言葉遣いは

彼の発明。


そばにあんたがいないのだけど


というラインも

すごいし

この先すごい評価が待っているような気がします。


奥田民生。で、野ばら。でした。




2022年11月11日金曜日

一日一曲「愛はきらめきの中に / ビージーズ」

今日は

イギリスが生んだ

天才メロディーメイク3兄弟、

ビージーズ。

曲は

愛はきらめきの中に。


How Deep Is Your Love / Bee Gees YouTubeより


ビージーズは1963年に

オーストラリアからデビューした

全員兄弟で構成された

コーラスグループ。


ソングライターとしては

レノン・マッカートニーと

肩を並べ

数々の名曲を発表。


アメリカのソウル・グループの引用を

基調として

そこにイギリスの流れるような

メロディーを足すことによって

愛はきらめきの中に、は

その容姿も手伝って

とても甘い内容に仕上がっています。


7thのコードを

上手く活用して

エンドレスに

衒いも無く

恋人への愛を歌う

様は時代が許したのか

少し羨ましい。。


先鋭性とは距離があるので

少し物足りなさも感じますが

ビージーズ。

ハウ・ディープ・イズ・ユア・ラブ。

でした。



2022年11月10日木曜日

一日一曲「ナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー / シンニード・オコナ―」

今日の一日一曲は

元祖アイルランドの歌姫

シンニード・オコナ―。

曲はナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー。


Nothing Compares 2 U / Sinéad O'Connor


この曲、

実はポップスター、プリンスが

書いた曲で

で、彼女はそのバックバンドの一人。


どうやらプリンスと仕事をしていた頃

虐待を受けていたみたいで

当てつけとしてレコーディングしたんですね。


お互いに激しい人だったので

辛かったでしょうね。


今でこそADHDやアスペなど

社会の受け皿が広がりましたが

この曲が発表された

1990年当時

まだ鬱病もそんなに認知されて

いなかったので

理解が及ばなかったのでしょう。


宗教間の葛藤、

両親の不和、

自信の貧しさから来る

不安定さの捌け口が見つからない

少女時代。


たくさんの男性には許容できなかったのかも。


けれど今でも現役で活動しているし

フォロワーもたくさんいます。


とても面白い詩で


生活を変えて楽しく生きなさい

と医者に言われたけど

そいつは何も分かってない


なんて、今でも通用する

普遍的な詩ですよね。

さすがプリンス。


スローテンポなスタッカートに載せて

曲はフェイドアウトしていきます。


コードもちょっと難しく

聴くのにストレスを

感じるようになっています。


そういう意味でもパイオニアな曲です。


シンニード・オコナ―のナッシング・コンペアーズ・トゥー・ユー。

でした。



2022年11月8日火曜日

一日一曲「冬の稲妻 / アリス」

今日は

日本のビッグボス

谷村新司率いるフォークトリオ、

アリス。

曲は冬の稲妻。


冬の稲妻 / Alice YouTubeより


堀内孝雄さんと矢沢透さんには

申し訳ないのですが

ぼくは谷村新司さんには

興味深々で

彼がどうやって

最初アメリカに渡ったのか、

どんなことがあったのか。


そしてぼくは

モーリスのアコースティックギター、M-80を使っていて

彼もモーリス。


というか谷村さんが

モーリスを広めたのでしょう。


まぁ、それは追い追い書くとして


冬の稲妻は

フォークソングから出発したものの

最終的にニューミュージックを作り出してしまいました。


大げさな歌詞ですが

所謂欧米の攻撃的な

音楽を

翻訳した

最初の歌謡曲ではないでしょうか。


彼らがいなければ

僕たちは存在しなかったでしょう。


コードもほとんど3つだけで

ほんとに黎明期ですよね。

勉強になります。


アリスの冬の稲妻。でした。



一日一曲「アゲイン / レニー・クラヴィッツ」

レニー・クラヴィッツは

才能は認めているけれど

あまり積極的には聴いていません。


先日紹介した

テレンス・トレント・ダービーやプリンス、

そして彼は

それだけで一つの

ジャンルだと思います。


そんな彼が

oasisを受け入れたのが

本曲アゲインであり


Again / Lenny Kravitz YouTubeより


YouTube再生回数2.5億回の

大ヒットとなりました。


ぼくもこの曲は

すーっと入ってきます。


キリストへの

ラブソングととれる

詩ですが


王のいない 孤独な女王

あなたを待ち望んでいた


というラインから

恐らく素敵な女性に出会ったんでしょうね

さすがレニー。


コードもメジャーとマイナーしか

使っておらず

メロディに

とても重みがあります。


ぼくもミュージックビデオのような女性と

よろしくやりたいです。


レニー・クラヴィッツのアゲイン。でした。




 

2022年11月7日月曜日

一日一曲「オー・プリティー・ウーマン / ロイ・オービソン」

ロイ・オービソンの

オー・プリティ・ウーマンは


Oh,Pretty Woman / Roy Orbison YouTubeより



1990年度全米興行収入第1位を記録した

そのものズバリ

映画プリティー・ウーマンの

主題歌になり

映画は大ヒットして

主演のジュリア・ロバーツの出世作になりました。


ロイ・オービソンも

どちらかと言うと

アンダーグラウンドな人だと思います。


この曲も

すごくセクシーで

ぼくもこういう曲を

書けるようにならないとなぁと。


1955年にデビューし1988年に

52歳の若さで逝去。


昔は才能がある人は

早く死んだんですよ。。


ロイ・オービソンと言えば

ファルセットボイスが有名で

オンリー・ザ・ロンリーで聴くことが出来ます。



ぼくもファルセットを多用するのですが

それのご先祖さまですね。

サングラスが粋でぼくも真似しようかな笑


ロイ・オービソンでオー・プリティー・ウーマン。

でした。




2022年11月6日日曜日

一日一曲「アイロニック / アラニス・モリセット」

アラニス・モリセットは

フランス系カナダ人。

1984年の10歳の頃から

芸能活動を開始。

カナダで圧倒的な

実績を作り

1995年に世界デビュー。

その年のアルバム、ジャグド・リトル・ピルは

全世界で3300万枚を売り上げる

モンスターアルバムになりました。


けれどこの後が続かず失速。

音楽人としては暫く過去の人になりました。


ミュージシャンにとって

とんでもない大爆発を狙うのか

それとも細く長く支持されるのか。

これも永遠のテーマ。


これで彼女もみんなも大いに学んだ。


ビッグシングルの集まりでは

アルバムにはなりません。


セールスは伸びるかも知れないけど

野心は時折順調なキャリアを邪魔します。

皮肉(アイロニック)な話です。


今じゃみんなビッグなアルバムを作るのを辞めました。


それでいいのかとは思いますけど。


アラニスのアイロニックは


Ironic / Alanis Morissette YouTubeより


思い通りには行かない

人生の悪夢を

皮肉を込めて情熱的に歌い上げました。


恐れを描き出すこと。で


幸せになる。


彼女を見ているとそんな気がします。