2022年7月23日土曜日

一日一曲「僕の歌は君の歌 / エルトン・ジョン」

今日は素敵な歌

エルトン・ジョンの僕の歌は君の歌。




1970年発表の本作。
ヒットチャートではアメリカ8位とイギリス4位で

地味なセールスですが

今でもその存在感たるや。


一見ロマンチックなラブ・ソングな印象ですが

この曲を特別な物にしているのは

やはりそれが同性愛によって綴られているからでしょう。



誰が言い始めたのかは存じ上げませんが

素晴らしい歌というのには意味が無いんだという

説には真っ向から反論したく


もちろん全てではありませんが

心に響く歌というものは政治的であり社会的なのです。


そのことをミュージシャンが放棄したら

残る音楽は無くなります。

徒労かも知れませんがそれはやらなければいけません。


今でこそ同性愛も大っぴらに出来るようになったかもですが

当時はこんな歌を歌うことは開放であったに違いません。

普通じゃとても言えないことを

美しいメロディに乗せたら言える。

それは歌の特権だと思います。

もっと言うと抑圧の開放こそが歌ではないかと。


この曲の美しい本音は永遠を感じさせますが

聴いている間心を掻きむしりたくなるのは

それはいつかなくなるのだという真実を

みんな経験によって知っているからでは

ないでしょうか。

今回は真面目な感じになっちゃったけどYour Song。

路上ライブで歌いたいです。


2022年7月22日金曜日

一日一曲「インベーダーインベーダー / きゃりーぱみゅぱみゅ」

今日は大好きな曲

きゃりーぱみゅぱみゅのインベーダーインベーダー。




きゃりーぱみゅぱみゅはCDは一枚も持っていないのですが

YouTubeで何回も聴いてしまいます。

もうそういう時代の音楽なんですよね。


このインベーダーインベーダーは特に好きで

全てを破壊してやろうという

暴力性と

その虚しさ儚さを

一緒に表現している様が堪らないです。


おっしゃ let's 世界征服だ


という言葉遊びも楽しいですよね


2回目のブリッジの

そんなに言うなら〜

の箇所のコードがすごくて

今回起こすに当たってこうなってたのかー!でした


中田ヤスタカさん作曲で

きゃりーぱみゅぱみゅさんのボーカルも素晴らしい。


小さいキッズに受けたらいいな。


僕のYouTubeチャンネルの

動画のタイトル表記は

彼らを参考にしています。

きゃりーぱみゅぱみゅのインベーダーインベーダーでした♪


2022年7月21日木曜日

一日一曲「きよしこの夜 & Silent Night / Unknown」

時期外れですがきよしこの夜。


 きよしこの夜 | 讃美歌109番 YouTubeより


あわせて英語版も起こしました。


Silent Night(with lyrics)「きよしこの夜」英語字幕 YouTubeより


意外ですがもともとドイツ生まれのクリスマスソング。

それをもとにジョン・フリーマン・ヤングが英詩を付け

また日本の馴染み深いきよしこの夜は由木康さんによる日本語詞。


クリスマス・イブの前日に讃美歌の際、オルガンが

壊れ急遽ギターでありものの詩にメロディをつけた

らしくなるほど楽譜が起こしやすかったです。


3拍子でアヴェ・マリアにも似た安らかで美しい曲ですよね。


英語詩ではキリストの誕生をふんだんに祝いますが

日本語詞ではその名は出てきません。

その土地土地によって違いがあるのも面白いですよね。


前からクリスマス用に用意しておきたかった曲です。



2022年7月20日水曜日

一日一曲「ハート / ジョニー・キャッシュ」

ジョニー・キャッシュのハート。


Hurt / Johnny Cash YouTubeより


この曲はナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーのもので


Hurt / Nine Inch Nails YouTubeより


原曲も素晴らしいのですが

ジョニー・キャッシュが歌うことで出来過ぎなくらい

意味がかわってしまいました。


ドラッグ中毒の蟻地獄のような世界から一転

過去の栄冠を懐かしみ

なにも残らなかったと自分を憐れむ老ロッカー。


実際この曲のシングル・カットを最期に

本人が亡くなられるのだから不謹慎かも

知れませんが出来過ぎです。


ジョニー・キャッシュは1993年に発表したU2のザ・ワンダラーでのボーカルでしか存じ上げず


U2 / The Wanderer YouTubeより


印象としてはヒップなバンドがリスペクトする

渋い大御所です。


なので彼をリアルタイムで聴いてきた方々に

どうこのハートが映るのかは分かりません。


以前職場の有線でこの曲が流れたのですが

その存在感が凄く仕事を忘れてしまいました。

音もとてもいいのだと思われます。


70歳を越えた老人が


今日自分を傷つけてみた

まだ感覚かあるかどうか確かめる為に


と歌うリアリティと言ったら無いです!


コードはとてもシンプル。

けれど外国の方に受けるようになるにはかなり曲への理解が必要そう。


この曲のビデオも素晴らしいです。


カントリーの大御所ジョニー・キャッシュでした〜

カントリーも勉強しないとなぁ。。



2022年7月19日火曜日

一日一曲「やわらかくて きもちいい風 / 原田郁子」

今日は映画

百万円と苦虫女の主題歌にもなった

原田郁子さんのやわらかくて きもちいい風。


やわらかくて きもちいい風 / 原田郁子 YouTubeより


以前

その人そこにある感覚というものがぼくにとってとても

大事と書きましたが

この曲は半ば強引にそれを目指したかのような曲です。

2008年に発表された百万円と苦虫女は

僕ら団塊ジュニアには思い入れの強い作品だと思います。


アイデンティティ無き世代のアイデンティティ探しの旅が

この年くらいで一先ず落ち着いたのかな。

僕もご多分に漏れずです。


それから5年後音楽活動再開に没頭し

歌いに遠征していた

高速道路のインターチェンジでこの曲が流れたとき

時が止まりました。

最高でしたね。


作曲はハナレグミの永積タカシさんで

なるほど流石だなぁと。

Dというコードを基調にルートだけを変えていく、

謂わば手癖で作ったようなそんなに難しい曲ではありません。

同世代の女性に受けるかも。

ではでは。



2022年7月18日月曜日

一日一曲「春夏秋冬 / 泉谷しげる」

今日は以前から歌わせて頂いている

泉谷しげるさんの春夏秋冬。




以前にも書きましたが僕にとって

泉谷さんと友部正人さんは

時代の透明な存在。

鏡ではなく透明。


ただただ誠実に生きようとする

光景が

何年経ってもそこには見えてきます。

それは貧しかったり滑稽だったりするのですが

しかしとても美しいのです。


路上ライブでよく歌うのですが

慰めの歌というより

痛烈な皮肉の歌です。


夢のない家を出て 愛のない人に会う


とタクシーの運ちゃんの横で

歌う快感って言ったらないです。



きたないところですが ヒマがあったら寄ってみて下さい

ほんのついででいいんです 一度寄ってみて下さい



重複しますが

誠実な人間にしかわからない

なんというかそのままを理解してしまいます。


曲調は所謂フォークですが

サビでカントリー調になるのが玉に瑕(きず)。

でもそれがらしさでもあります。

大阪のバーで演奏した時

それはカバーやなくてコピーやと怒られた事があります。

だから?と内心思っていました笑

懐かしいです。


歌うことの意味を思い出すために

また路上ライブで歌いたいです。