2022年9月24日土曜日

一日一曲「トコトンで行こう! / ウルフルズ」

今日の一日一曲は

ウルフルズ。

曲はトコトンで行こう!。


トコトンで行こう! / ウルフルズ YouTubeより


1988年に結成して1992年に

東芝EMIから異例の速さでCDデビュー。

1996年にはミリオンセールとなるアルバム・バンザイを発表。

と、トントン拍子な経歴ですが

ウルフルズ以前にたくさん経験を積んでいるような気がします。


音もヴィジュアルもすごく洗練されているバンドで

このトコトンで行こう!も当時

撮影技術が話題になりました。


関西人であることを前面に出し

キャラクターをはっきり

させたのも成功の要因です。


こういう事を言うとめちゃくちゃ怒られるかも知れませんが

激動の90年代の最中

うまいことやったなと。


バカな振りをしていますが

戦略的な頭のいい人たちだと思います。


また90年代初頭

大阪のアメリカ村という

若者のファッション街が旺盛を極めていた頃で


彼らもとてもお洒落でした。

もしかしたらそこに垢抜けていた秘訣が

隠されているのかな?


面白い曲で

ほぼメジャー(明るい)コードの7thしか使っておらず

マイナー(暗い)コードは皆無。


ソウルフルな楽曲はぼくも作ってみたいので勉強になります。


なぜこんなにキャッチ―な曲ばかり作れるのでしょうか?


実は彼らも宅録(自宅で録音する)から始まったんじゃないのかなぁ。


謎の多いバンドです。


ウルフルズでトコトンで行こう!でした。



2022年9月23日金曜日

一日一曲「シャイニング・ライト / アッシュ」

アッシュはそんなに熱心に

聴いてきた訳ではありません。

けれどこのシャイニング・ライトだけは別で

何回も聴きました。




ノエル・ギャラガーも唸る佳曲で

魔法のような旋律があります。


1990年代、空前のブリットポップ旋風の中

結成した北アイルランド出身の彼ら。

瑞々しいメロディが売りで

何故か大御所ばかりに好かれます。

学生バンドの先駆けで

スーパーカーなどは

やられた

と思ったと公言しています。

メンバーがぼくと1つぐらいしか変わらないのですが

あまり親近感はなく

どっちかって言うと羨ましい。。。

若く成功し

甘いマスクで

一時期美人のお姉ぇさんが

横でギター弾いてたり。

こちらはダスキンでずっと

害虫駆除してましたよ。えぇ。


シャイニング・ライトは

メジャーとマイナーだけで構成された曲で

和訳が見つからず

歌詞は残念ながら分かりません。


全英8位をマークした

生まれながらの成功が約束された曲でした。

こういうバンドが

一度も休止することなく現在に至るところが

ヨーロッパの凄さだと思います。


アッシュでシャイニング・ライト。でした。


2022年9月21日水曜日

一日一曲「浅草キッド / ビートたけし」

今日の一日一曲は

ビートたけしこと北野武の浅草キッド。


浅草キッド / ビートたけし YouTubeより


ぼくがこの曲を深く知ったのは

竹原ピストルさんの名演で

浅草キッド / 竹原ピストル YouTubeより

何度も聴きました。

もうたけしさんの声とメロディで

ありきたりだけど

まざまざと情景が浮かびます。


たけしさんが浅草からキャリアを

スタートさせたのは

芸人として野垂死んでも

浅草だと格好がつくからという理由で

ぼくが神戸の三ノ宮から活動を始めたのも同じで

凄くこの曲を意識しました。


ぼくはお笑い芸人に対して畏敬の念を抱いています。


僕たちミュージシャンは

どんなに下手でも

どんなに下品でも

楽器を持つことで一応成立してしまうんですね。


でもお笑い芸人は違う。

漫才となるとセンターマイクがあるのですが

そうじゃない、発想だけで笑わせるとなると

文字通り裸一貫で

受けなかったら

ただの変人です。


ミュージシャンと芸人ではスタートラインが違うのです。


なので僕はお笑い芸人にマイナスになることを絶対言わないようにしています。


この曲の


夢は捨てたと言わないで


というこんな

誰もが思い浮かべている言葉を

こうやって実際に形に出来るのが

ビートたけしの凄まじさです。


相当な度胸がないと実現しません。


コードも激シンプルで

もう弾き語りの古典になりつつありますよね。


これだけ歴史を作りながら

まだ何かある予感を残します。


またビックリさせてほしいです。


ビートたけしの浅草キッド。でした。



2022年9月20日火曜日

一日一曲「今宵の月のように / エレファントカシマシ」

今はもう国民的な

人気を誇る

エレファントカシマシは

まだ実は未開拓の地で

気にはなっているけれどそんなにちゃんと聴けていません。


フロントマンの宮本浩次さんの

歌い方が今なお鮮烈で

どうやって手に入れられたのでしょう。


悲しみの果てなど

宮本さんも友部さんの影響が伺えますが

それだけでは全然足りません。


1981年に中学生のころ始めたバンド。

その曇りのない野心が

どんな障害があっても

突き進む現在進行系の存在を示唆しています。


ぼくの世代はやっぱり

今宵の月のようにで


今宵の月のように / エレファントカシマシ YouTubeより


ミュージックビデオも合わせて

深く印象に残っています。

言葉の人で

こんなシンプルなタイトルでも文学的な匂いがプンプンします。


この曲の

夜中の国道線を練り歩くという

モチーフが大好きで

僕も真似しました。


前述しましたが

まだその魅力の謎が解き明かされておらず

入門として

今日はこの曲を楽譜に起こしました。


かわいい女の子に人気があるのが

正直羨ましいです。


エレファントカシマシ。の今宵の月のように。でした。



商店街ビタミンプロジェクト「シャッターオープンは街と人を動かす」レポート

今日は先日行なわれた商店街ビタミンプロジェクト
シャッターオープンは街と人を動かすでの癒やしライブの日のレポートでございます。

               舞台になった森の休息。

                   おしゃれ。


            秋です。オーナーさまの配慮が窺えます。



             この日はpuchicoさんとacoさん、
        ミツ&マツさんとそして僕という4組からなる構成でした。

           この日はなんと大町市長さまもご来店頂き

                 大盛況となりました。

                思わずテンションが上がり

              一緒に写真を撮らせて頂きました笑

先陣を切ってくれた弾き語り女性シンガーpuchicoさんは
大阪出身の方でちょうど一年前あづみ野に引越してこられたそう。

ウクレレで描く詩はまるでジョン・レノンのような穏やかな世界で
林や木漏れ日など
の描写が印象的でした。

大阪の友達の歌うたいも森などの描写が多く
都会にいる反動だったりするのかなぁと俯瞰で観てしまいました。

いつもは園児に歌っているらしく
なるほど堂々とした佇まいでした。

プチコさん、写真がなくゴメンナサイ。

お疲れ様でしたm(_ _)m


そして次に歌ってくれたのが
acoさん。
こちらも女性で写真の一番左の方がそう。

曲作り歴20年という
強者で
歌う言葉にとても深き重さがありました。

彼女もウクレレで
弾き語ってくれて
思わずウットリしてしまいました。

このあとの僕の演奏中優しい目で聴いてくれて癒やされました。

acoさん、またご一緒して下さいね。


そして事実上トリの
ミツ & マツさん。

一曲目のオリジナル曲からやられてしまいました。
くらげがモチーフになっていて
幻想的。
会場いっぱいが水槽になったかのよう。
ミツさんは東京にお住まいになったこともあり
なるほどクラブのような雰囲気がありました。

またご一緒できたらな。


そして最後にぼくですが
YUIさんのCHE.R.RY
Stingのイングリッシュマン・イン・ニューヨーク
北風小僧の寒太郎
あいつは歌を歌っていた
Lisaさんの紅蓮華
aikoさんのえりあし
今更、見逃して
捨てないで
写真の中の木の下で

の順にお送りしました。

市長さまも楽しんで頂けたようで
ほっとしました。

イベントは盛況のうちに終わり
こちらもほっとしました。

またこういうブッキングライブしたいなぁ。

最後に読んで頂いた森の休息さま
ありがとうございます、お疲れさまでしたm(__)m

今日は台風ですが路上ライブやりますよ~

2022年9月19日月曜日

一日一曲「楕円の夢 / 寺尾紗穂」

今日は寺尾紗穂さん。

曲は楕円の夢。


楕円の夢 / 寺尾紗穂 YouTubeより


寺尾紗穂さんは

一度長野市に観に行かせてもらったことがあって

色々学びました。


その一つに声と楽器で

音域のハイからローの

幅を作るというのがあって

正直唸りました。


やっぱりヒットソングを書く人は違うなぁと。


MCが印象的で

この楕円の夢の時、

円というのは答えだけれど

ちょっと違う形の円を探すのが大事なんじゃないか

と仰られてて

そのとおりだと。


照明が控えめで

ピアノに彼女の顔が写っているのがこちらから見えました。

それも計算だとしたらとんでもないなぁ。


帰りに空を見上げたら満月で

そのMCを思い出しました。


ぼくにはこの曲のような


超越した諦念


という概念を表せない。


けれど最近は

それでいいのだと思うようにしています。


女性には女性の、

男には男でしか描けないものが


間違いなくある。


楕円の夢は

大貫妙子さんの突然の贈り物を下地に

したような曲です。


コードが7thを使わず

基本的にメジャーとマイナーだけ。


巷にはとりあえず7thを使っとけー

という曲が氾濫していて


あえて名前は出しませんが


音がいい悪いという以前に


今もう一度コード使いを検証する時期が

来ているのではないでしょうか。


この曲は

そのような事を教えてくれます。


寺尾紗穂さんの楕円の夢。でした。



2022年9月18日日曜日

一日一曲「Be My Mistake / The 1975」

今日の一日一曲は

イギリスはマンチェスターのThe 1975。

曲はBe My Mistake。


Be My Mistake / The 1975 YouTubeより


The 1975は好きなバンドで

このBe My Mistakeが収録されているアルバム

ネット上の人間関係についての簡単な調査

も買いました。


音もいいし曲もいい。

詩も深みがあって最近では珍しいバンドだと思いました。


僕は毎日自転車で

スマホをかごに入れこの曲を流しながら

買い物に行くのが日課になっています。


罪悪感についての歌で

切ないとかウキウキするという2次元的なものより

しーんと我に返る感じです。


オリジナリティに満ちていて

こんな曲は滅多にお目にかかれません。

今一番要注目のバンドではないでしょうか。


ギター弾き語りの

オーソドックスな曲なのですが

スタッカートという跳ねるリズムを基調にすることで

現代らしい新鮮な印象を与えます。


すごくシリアスなのですが

同時にとてもエロティックであり

フロントマンのマット・ヒーリーの

抜群のセンスが光ります。


コードも洗練されていて

練習して女の子の前で歌いたいものです。


The 1975のBe My Mistakeでした。