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2022年10月10日月曜日

一日一曲「SIX / マンサン」

今日は

皆さんにはあまり馴染みがないと思われます

マンサンと言うバンドを楽譜に起こしたいと思います。


1995年にイギリスの大きなムーブメント

ブリットポップの最中

結成されたバンドです。


ポール・ドレイパーという

万華鏡のようなイマジネーションをもつ

類い稀な才能に

確かな技術を持つギタリストとドラマーが揃う

奇跡的なグループでした。


バンドは解散しましたが僕はファンで

今でもポール・ドレイパーが

ソロとしてだけど

活動を続けてくれているのは嬉しいし

心強くもあります。


SIXというセカンドアルバムが衝撃で

7、8分を越える曲がずらりと揃う作品の

中には濃い時間が流れていて

宇宙を感じてしまいます。


ぼくも自身のアルバム、秋刀魚で近くは接近しましたが

SIXほど長く重たい時間は未だです。


まだ誰も到達できてないんじゃないかな。


タイトル曲SIXは


SIX / Mansun YouTubeより


二つの曲を合わせたような曲で

そのアイデアは古くからあったものだけど

その中にポール・ドレイパーの声を

エフェクトで加工して乗せてしまうという

のが画期的でしたし

異論は承知で

音楽史上初だと思います。


マイナーな曲の為

正確なコードが分からなく

宿題になりそうです。

披露できても誰も知らないかも知れないけど

僕がすごく影響を受けたマンサンを一度紹介したく

選曲しました。


まだまだ語れることがある

秘宝のようなバンド、

マンサンのSIX。でした~。


と、上げるの忘れてました

すみません汗

一日一曲「Lucky / スーパーカー」

今日はスーパーカー。

曲はLucky。


Lucky / SUPERCAR YouTubeより


スーパーカーの

サブギタリストのいしわたり淳治さんは

僕の作詞の先生の一人です。


このLucky

の詩の中に


「あたし、もう今じゃあなたに会えるのも夢の中だけ

多分涙に変わるのが遅すぎたのね」


のあとに


見つかりにくいのは傷つけあうからで__


と、唐突に語部が変わります。


このブツっと行間を

区切ることで

そこに流れる時間を作り出す

というテクニックは

ぼくがまだ20歳そこそこの年齢の時に

彼の雑誌のインタビューを読んで

もう衝撃でした。


彼は僕と一つしか変わらなかったけど

本当によく考えていた。


いしわたりさんは歌は歌わないし曲も作らなかったみたいなので

そっちに集中できたのかも知れないけど

それにしてもです。


その後、僕も

作詞について熟考するようになったし

その成果が今更、見逃してという曲になりました。

今更、見逃して / 田口英 YouTubeより


何度もあーでもないこーでもないと

考え抜いて

結果7分近い曲になってしまったけど

そこから

新しく詩を書く際

全く次元が変わったような気がします。


スーパーカーは

大きな才能の集まりだったし

脅威でした。


解散した時は正直ほっとしたけど

未だ脅威です。


スーパーカーのLucky。でした。



2022年10月8日土曜日

一日一曲「ステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!) / U2」

U2はついに3週目に入ってしまったのですが

それだけいい曲が多いという事で

ステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!)を。


Stay(Faraway, So close!) / U2 YouTubeより


この曲が収録された

ズーロッパは

多分生涯一好きなアルバムです。


路上ライブの帰りに

暗がりのバスの中

それを聴く時

つぎはぎですが自分は高校生の頃の夢を叶えたんだと

厚かましくも至福の瞬間を感じるのです。


この曲の詩に


青信号、セブンイレブン


という箇所があります。


イメージが膨らむいい詩だなー、

何でだろう?とずっと思っていたのですが

これ実はネオンサインを表現しているんですね。


フランク・シナトラのニューヨーク・ニューヨークなど

ネオンを表現した作品は

前からあったと思いますが

企業の名前を書くことで

それを表したのは

ボノが最初なんじゃないかなぁ。


ぼくも僭越ながら

さよならTSUTAYAなど

よく使わせてもらってます。


パフォーマーとして

派手で大味なイメージのボノ。

けれど作詞家としても

とても優れた人だと思います。


ステイは

メジャーとマイナーだけのシンプルなコードですが

ギターの一弦と二弦をずっと指で押さえず

弾くことによって

独特な浮遊感を出しています。

またスタッカートという跳ねるリズムを取り入れることで

とても洗練された楽曲に仕上がっています。


今回は企業の名前を詩に入れることで

ネオンサインを表現する

といったテクニックを紹介したく

U2のステイ(ファラウェイ、ソー・クロース!)を取り上げました。


ビバ!U2。



2022年10月7日金曜日

一日一曲「桃太郎 / 水曜日のカンパネラ」

水曜日のカンパネラは

2012年に結成した

全部が新しいユニットでした。


詩も言葉遊びを延々と

連ならせ

それをテクノサウンドに

ふわふわとした掴みどころのないヴォーカルに乗せ

全く意味のない

でも心地のいい癖になる音楽。


でももっとすごかったのが

ソングライターと演者が

大阪と東京で

インターネットを通じて楽曲を完成させ

発表していくという遠隔操作によるスタイル。


とにかく新しかった。


ぼくもいろいろ参考にしているし

憧れました。


このあたりからインディーズがごごごっと

のし上がってきて

なにかひとつの象徴が彼らだったのかな。


ヴォーカルのコムアイさんは

自由で少しサイコパスなイメージですが

ここ白馬村のスキージャンプ台でのライブが雨天中止に

なった時、

村の体育館で無料でライブを行ったそうです。

実際はファンを大事にする

細やかな人なんじゃないかな。


桃太郎は


桃太郎 / 水曜日のカンパネラ YouTubeより


意味のないことを

切ないコードに乗せて

逆説的に

意味を持たせる

曲になりました。


みんなその予感に痺れたし

なにかあるんじゃないかと付いて行きました。


2015年のりんご音楽祭でのライブは名演でしたし

水曜日のカンパネラ - 桃太郎@りんご音楽祭2015 YouTubeより

ぼくにとって乗り越えなければならない壁です。



2022年10月6日木曜日

一日一曲「おなじ話 / ハンバートハンバート」

今日はハンバートハンバートの

おなじ話を楽譜に起こします。


おなじ話 / ハンバートハンバート YouTubeより


日本のライブハウス事情で

彼らの存在は

以前以降に分かれるほど

音楽的な商業以上に

インパクトがあります。


ファッション、音

今やどこを見てもハンバートハンバートの

印象がある。


勿論音などはもともと

ライブハウスなどの音響が

地下でずっと修練

が重ねられてきて優れたものではあると

思いますが

彼らの登場で

一般化され

後戻り出来なくした。


僕もハンバートハンバートのような音で

録音したいと常々思っています。


おなじ話は

特にコマーシャルのタイアップになったわけではなく

なぜここまで浸透したかは

わかりません。


ただただ切ない曲で

かつていたもう一人の自分との

対話で

最後は

夢の中でしか思い出せない。

そんな内容です。


フォークソングにしては

ポピュラーなコード使いで

その可愛らしい声から

萌えな印象。


今も商業的にいろいろ挑戦している

彼らを見習わって僕もがんばらないとなぁ。


ハンバートハンバートのおなじ話。でした。



2022年10月5日水曜日

一日一曲「ウォッシング・オブ・ザ・ウォーター / ピーター・ガブリエル」

水という言葉は

作詞において一つの

大きなテーマになっていて

古くはサイモンとガーファンクルの明日に架ける橋(Bridge Over Trouble Water)や

TLCのウォーターフォール、

日本だと美空ひばりさんの川の流れのように

などがありますが

ぼくはピーター・ガブリエルのウォッシング・オブ・ザ・ウォーター。




とても精神奥深いところに

届いて

高校生のころ聴いた時に

こんな曲が作れたら幸せだろうなーと思いました。


水というと

流れに任せるや

洗い流すといった趣ですが

他にもいろいろありそうですよね。

僕はまだ挑戦したことがありませんが

いずれやってみたいです。


ピーター・ガブリエルは孤高のイメージですが

実際はデビッド・ボウイに嫉妬する

2番手の人だと思います。

けれどその悩み苦しむ

メロディが僕は大好きです。


この曲はコールドプレイのクリス・マーティンにも

カバーされてて


次世代にも受け継がれています。


シンプルなメロディなので弾き易いのかなと思ったら

普通のコードに

ルートという一番低い音のところだけ

替わるコードばっかりで

あまり弾き慣れなくマスターするのに時間がかかりそう。


音がすごく良くて

イントロのドラムの音を是非一度聴いてみてほしいです。

この曲でゆっくりした曲でも跳ねるビートがあるんだなと気付きました。


ピーター・ガブリエルのウォッシング・オブ・ザ・ウォーター。でした。



2022年10月2日日曜日

一日一曲「家族の風景 / ハナレグミ」

ハナレグミの

家族の風景は




2002年発表で

当時の相方が好きな曲でした。

90年代の理想が

見事に砕け散り

焼野原の中に生えた一本で

そのあとの20年間を見事に

覆いつくしてしまいました。

まだ僕もバンドサウンドで

勝負しようとしていた時期で

イントロのアコースティックギターのアルペジオは

衝撃でした。

地元西宮のドン・キホーテで初めて聴いた時のことを

今でもはっきり憶えています。


永積タカシさんは兄と同い年で

この世代の方は

受験戦争まっしぐらを経験されていて

心が燃えてしまった後のような印象があります。


すごくいい曲なのですが

理想に燃えている自分としては

あまり積極的に聴かないようにしてきました。


ほぼほぼ4つのコードだけで

構成されていて

サビなるものがありません。

この辺りも新しかったし

今ではスタンダードになっています。

特筆すべきは歌詞で


キッチンにはハイライトとウィスキーグラス


と言う

普段身近にあるものを

見つめることで

大人になりきれないひとりぼっちの抜け殻のような感覚を演出しました。

みんな真似しましたし僕も真似しました。


影響力が大きく

00年代の

ゆとり世代の人たちにとっては

ひとつの指針になっているような気がします。


そう言えばぼくもここから始めたんだよなぁ。


ハナレグミの家族の風景。でした。


2022年10月1日土曜日

一日一曲「ムーンライト伝説 / DALI」

今日は美少女戦士セーラームーンの

主題歌、ムーンライト伝説。


ムーンライト伝説 / DALI YouTubeより


なにかと

パクリだなんだでいわくつきの本曲。


1992年発表で

当時メディアミックスが始まったばかりで

その一つだった

セーラームーン。

企画は大ヒットして

ここくらいから女の人の時代が始まった気がします。


昭和歌謡を取り入れたのも画期的で

アニメソングと言えば情念

というのも定番になりました。


男の子のヒーローは実写で

女の子の憧れは

アニメーションというのも

単に時代だけの所為ではないような気がします。


すごくコードの数が少なくて

4つのコードで回せます。


曲というのは

コードが少ない方が

強いインパクトを残せるし

思い出しやすいのではないでしょうか。


歌っても

聴いても

少し照れくさいですが

ウケたらいいなぁ。


美少女戦士セーラームーンの主題歌、

ムーンライト伝説でした。



2022年9月29日木曜日

一日一曲「スターフルーツサーフライダー / コーネリアス」

今日はコーネリアスさんの

スターフルーツサーフライダー。


STAR FRUITS SURF RIDER / Cornelius YouTubeより


ドラムンベースという今の若い人たちには

馴染みのない音楽的技法に

日本語詞を乗せる

当時画期的だった本曲。


リズムや構成などに特化した人で

メロディや歌詞に関してはどっちかって言うとスルーな人です。


けれど数々のトライヤルがJ-ポップの礎になりました。


例の障碍者いじめの件が有名ですが

正直な感想を言うと


そんなん言われなあかんのやー


でした。

20代そこそこの発言を取り沙汰され

さも自分には身の覚えのないように非難する。

間違いなくそれは暴力です。


擁護するつもりはないですけど。


ただこの曲のPVもまだ上げていないところを見ると

後手後手に回っているのは事実。


品行方正な態度が裏目に出ているのかも知れませんね。


コードは2個しかないのだけれど

こういう曲を

アコースティックギター一本で

魅力的に弾けたらいいですよね。


僕が初めてデモテープを作ったのを

先輩ミュージシャンに

聴いてもらった時に


いい意味でコーネリアスみたい


と言われた時

嬉しかったのを憶えています。


この世代(一応ぼくもそうですが)の人たちも今曲がり角に来ているのかも。


コーネリアスさんでスターフルーツサーフライダー。でした。



2022年9月28日水曜日

一日一曲「ファイトフォーユアライト / ビースティボーイズ」

今日はヒップホップに

全面的に挑戦!

彼らがヒップホップなのかどうか異論はあると思いますが

ビースティボーイズで

ファイトフォーユアライト。


(You Gotta)Fight For Your Right(To Party)  YouTubeより


このタイトルがごちゃごちゃして

覚えづらいタイトルの所為で

日本人はみんな脱落していきます。

従来のキャッチ―さと

無縁であるところもヒップホップ所以なのでしょう。


パワーコード(コードの5弦と6弦だけを弾く技法)で構成された

バックサウンドに語りを叫び気味に

乗せるヒップホップの定番を作った本曲。


面白いのがU2のヨシュア・ツリーと同時期に

発表されたんですよね。


かたやいぶし銀のモノトーンのバンドサウンド。

そして彼らはラジカセをバックに叫びまくりました。


全てが正論の今の日本に

必要なのは

アイロニーなしの心のこもった思いやりではなく

大真面目にふざける

そんな態度です。


ビースティボーイズのファイトフォーユアライトでした。



2022年9月25日日曜日

一日一曲「ネバーエンディング・ストーリー / リマール」

今日の一日一曲は

メロディがとても幻想的な曲、

ネバーエンディング・ストーリー.。


The Neverending Story / Limahl YouTubeより


同名の映画の主題歌で

ジョルジオ・モルダーさん作曲。

タイトル同様

ゆっくり現れゆっくり消えていく。


想像力豊かで

言うなればファンタジー。


リアリズムが重要視されがちですが

こういう曲はもっと

あってもいいのかなと思います。


ヨーロッパ圏でヒット。

日本でも映画が公開され馴染み深い。


七尾旅人さんのこの曲も

コーナー / 七尾旅人 YouTubeより

ここから来てると思います。


所謂普通のコードしか使っていないのですが

Aメロからサビに移る際

テンションが下がる感じが見事で

循環コード(3つ4つのコードを繰り返す手法)では

表せません。


この曲にしか出せない雰囲気があって

映画を見たことがない

今の子たちにも分かるんじゃないかなぁ。


リマールのネバーエンディング・ストーリー。でした。



2022年9月18日日曜日

一日一曲「Be My Mistake / The 1975」

今日の一日一曲は

イギリスはマンチェスターのThe 1975。

曲はBe My Mistake。


Be My Mistake / The 1975 YouTubeより


The 1975は好きなバンドで

このBe My Mistakeが収録されているアルバム

ネット上の人間関係についての簡単な調査

も買いました。


音もいいし曲もいい。

詩も深みがあって最近では珍しいバンドだと思いました。


僕は毎日自転車で

スマホをかごに入れこの曲を流しながら

買い物に行くのが日課になっています。


罪悪感についての歌で

切ないとかウキウキするという2次元的なものより

しーんと我に返る感じです。


オリジナリティに満ちていて

こんな曲は滅多にお目にかかれません。

今一番要注目のバンドではないでしょうか。


ギター弾き語りの

オーソドックスな曲なのですが

スタッカートという跳ねるリズムを基調にすることで

現代らしい新鮮な印象を与えます。


すごくシリアスなのですが

同時にとてもエロティックであり

フロントマンのマット・ヒーリーの

抜群のセンスが光ります。


コードも洗練されていて

練習して女の子の前で歌いたいものです。


The 1975のBe My Mistakeでした。






2022年9月16日金曜日

一日一曲「コモン・ピープル / パルプ」

今日はイギリスの社会現象にもなった音楽ムーブメント

ブリットポップの雄、パルプ。

曲は代表曲コモン・ピープル。


Common People / Pulp YouTubeより


このコモン・ピープルが収録された

ディファレント・クラスは

おそらくこの先再評価され

とても重要な位置を占めるアルバムになるような気がします。


今回楽譜に起こすに当たって

和訳を泳げ!対訳くんから読ませてもらったのですが

もう中産階級への怒りの嵐の羅列。

痛快でした。

当時イギリスの政党をも

ひっくり返したんだから

すごいムーブメントです。

さすがイギリス人。


けれど階級組織は今日本でも着々と進められていると聞きます。

そんな中自分には何が出来るだろうかと思いますが

そんなには悲観していません。


コモン・ピープルはコードが4つだけ!

こちらも痛快です。


この曲のサビが

主語を変えるだけで意味が全く変わってしまうという

詩で

なるほど、勉強になりました。


この曲でボーカルのジャーヴィス・コッカ―は大きな花火を打ち上げました。


下積みの長い花火。


時にはとんでもないことをしないといけない、ということで

謙虚な気持ちになると言っていたのはU2のボノです。


ぼくも大きな花火を用意しないとなぁ。


パルプのコモン・ピープル。でした。



2022年9月12日月曜日

一日一曲「チェンジ・ザ・ワールド / エリック・クラプトン」

今日はギター界の巨匠

エリック・クラプトン。

曲はチェンジ・ザ・ワールド。


Change The World / Eric Clapton YouTubeより


僕はアコースティックギターを弾いているのですが、

一つの基準として彼があります。


とは言いつつそんなに熱心に聴いてきた訳ではありません。


30歳ぐらいの頃に通ってた

ギター教室の先生が

やっぱり彼の弾き方を褒めていて

その頃からかなり意識しています。


この曲はプロデューサーのベイビーフェイスとタッグを組みました。


ベイビーフェイスは重要な人で

リズム&ブルースを学びたいのなら

外せない人です。

最近は名前を聞きませんが

90年代稼ぐだけ稼いだので

今はゆっくり生活しているのだと思われます。


世界を変えるんだ、という

志の儚さ、虚しさを

歌う詩は

7thを多用したコードに乗って安らぎを演出します。


もしかしたら90年代以降、7thのコードがこれほど氾濫したのは

この曲に依るところが大きいのかも知れません。


エリック・クラプトンのチェンジ・ザ・ワールドでした。



2022年9月10日土曜日

一日一曲「セミ・チャームド・ライフ / サード・アイ・ブラインド」

今日はサード・アイ・ブラインドを

楽譜に起こします。


1990年代初期に結成したバンドは

オアシスの前座を務めたことで成功の

切符を手に入れます。

ファーストアルバムは売れましたが

そこからぱたり。

恐らく

アルバムの殆どをソング・ライティングした

ケヴィン・キャドガンを民主的にクビに

した後釜が見つからなかったのでしょう。


そのケヴィン・キャドガンが書いた

セミ・チャームド・ライフは


Semi Charmed Life / Third Eye Blind YouTubeより


鬱屈した気分を晴らせる

爽快な曲。


基本的に意味のない言葉遊びで

ラップに対抗した

歌詞ですが

ではこの曲の切なさはどこから来るかというと

じゃじゃ馬ならしの儚さです。


じゃじゃ馬ならしというと

ローリング・ストーンズの

ワイルド・ホーシーズを思い浮かべれますが

もう一曲

日本のプカプカもじゃじゃ馬ならしですよね。

プカプカ / 西岡恭蔵 with 大塚まさじ YouTubeより 


じゃじゃ馬ならしはシェイクスピアの戯曲の一つで

詳しいことは分かりませんが

恐らく社会に不満を持つ女性の

テロ、みたいなものでしょう。


だからこそ爽快感があるし

最終的には負ける悲哀もある。


90年代は数多のリヴァイヴァルから成り立ちました。


この曲もその70年代の思想のノスタルジアが

蘇りました。


コードはもう完璧に循環コード(3つ4つのコードを切り返す手法)で

00年代から定番になったことから言えば

相当に早かった。


サード・アイ・ブラインドは

まだ現役で活動しているようで

この頃のバンドは生き残っているというより

ただただバンドやってるのが生き甲斐みたいな

連中ばかりなのでしょう。


それで出来るのだから羨ましい。。


今日は胸キュンなサード・アイ・ブラインドの

セミ・チャームド・ライフを楽譜に起こしました。


サビの最後のグッバーイ♪がいいんですよねぇ。