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2022年11月27日日曜日

一日一曲「ありあまる富 / 椎名林檎」

椎名林檎さんは

コピーの仕方がとても上手いと思っていて、

語弊があるかも知れないけど

オリジナルのメロディや

旋律というか

核なるものが

無くても

ここまで

編集技術とビジュアルで

持っていけるんだと

感嘆してしまいます。

なにかこう開き直りというか

それしか出来ないという

覚悟みたいな物も感じます。

こう墨汁を磨って磨って

筆で字を書くのではなく

細部まで細かく

絵を描いて

色を塗って

オリジナルなものにしてしまう感じ。

僕はどっちかというと

墨汁タイプで

逆にディテールにはあまり拘らない方です。

そんな中でもこの

ありあまる富は




彼女の墨汁な感じを受けてしまいます。

ここのギターはあそこだな

ここのメロディはあれだな、

ここの詩の感じもあれだなと

思うのですが

トータルで落ち着いた

本音みたいなものを感じます。

怒られるのが怖いので

失礼のないようにクドクドと

書きましたが

ミュージシャンには

墨汁タイプとキャンパスタイプというのが

あると言いたくて

彼女はキャンパスタイプの天才なんじゃないかなと。

2年前のコロナ禍による

公演でバッシングを受けたのは

激しく同情したけれど

最近大人し目なので

どう復活するのでしょうか??

椎名林檎さんのありあまる富。でした〜。



2022年11月7日月曜日

一日一曲「オー・プリティー・ウーマン / ロイ・オービソン」

ロイ・オービソンの

オー・プリティ・ウーマンは


Oh,Pretty Woman / Roy Orbison YouTubeより



1990年度全米興行収入第1位を記録した

そのものズバリ

映画プリティー・ウーマンの

主題歌になり

映画は大ヒットして

主演のジュリア・ロバーツの出世作になりました。


ロイ・オービソンも

どちらかと言うと

アンダーグラウンドな人だと思います。


この曲も

すごくセクシーで

ぼくもこういう曲を

書けるようにならないとなぁと。


1955年にデビューし1988年に

52歳の若さで逝去。


昔は才能がある人は

早く死んだんですよ。。


ロイ・オービソンと言えば

ファルセットボイスが有名で

オンリー・ザ・ロンリーで聴くことが出来ます。



ぼくもファルセットを多用するのですが

それのご先祖さまですね。

サングラスが粋でぼくも真似しようかな笑


ロイ・オービソンでオー・プリティー・ウーマン。

でした。




2022年11月5日土曜日

一日一曲「ドライブ / ザ・カーズ」

今日は80年代の

名曲

ザ・カーズのドライブ。


The Cars / Drive YouTubeより


この曲は1985年の

欧米のミュージシャンによる

アフリカ飢餓救済イベント

ライブエイドのテーマソングの選ばれ

大ヒット。


ぼくはこの曲が大好きで

とてつもなく深い諦念と

アナログシンセサイザーの音が心地いい。


60年代の理想主義が砕け散った

あとの喪失感を見事に表現。


ひたすら問い続ける歌詞が

自分の無力さを際立たせます。


それでも理想を歌う姿勢は

この時代の特徴ですがとても儚い。


音楽は世界を救えるのか?


その答えは依然ノーなのですが


では諦めますか?と

この曲は問いかけます。


ザ・カーズのドライブでした。



2022年11月4日金曜日

一日一曲「別の人の彼女になったよ / wacci」

 ずっと

オジサンな曲が続いていたので

今日は比較的若い

ヒットソング

wacciで別の人の彼女になったよ。


別の人の彼女になったよ / wacci YouTubeより


以前から歌わせて頂いていて

女子高生のキラーソングです。

wacciは2012年デビューの

10年代アーティスト。


最近のアーティストなのかなと

思っていたら

作詞作曲の橋口洋平さんは1983年生まれで

僕と5つしか変わらない。

2度の脱サラを経験していて

相当の強者です。


めちゃくちゃいい曲で

たくさんの諦念を描いています。


女の人が主人公であるところが

新しい時代の音楽ですよね。


僕も大好きでカバーしているのですが

いつも少しコードを変えて歌っています。


ザ・スマッシング・パンプキンズのトゥデイを

Today / The Smashing Pumpkins YouTubeより

下地にしていますが

詩の乗せ方が

とてもリズミカルで

ヒップホップを吸い込んだ楽曲になっています。


YouTubeの総再生回数が1億8115万回で

爪の垢を煎じるどころか

くたくたに煮て飲まさして欲しいです。


wacciで別の人の彼女になったよ。でした。



2022年11月1日火曜日

一日一曲「to U / Salyu」

今日はsalyu(サリュ)の

to Uを取り上げます。


to U / Salyu YouTubeより


メジャーデビューは2000年の

00年代アーティスト。

無礼を承知で言うのなら

小林武史さんのプロジェクトの

一環のような印象があり

どこか聴き手とも距離があって

いいなとは思うのですが

あまりご縁がありません。


ただこのto Uは

昔の恋人が好きで

ぼくも頑張って聴きました。


彼女も精神的に問題があって

なるほどそういう風に聴くのかと

ある時気付きました。


どこか60年代、70年代の

ラブ&ピースを体現していて

観念的な

メッセージが

少し苦手ですが

女の人の受け皿として数少ない歌手だし

多分まだこれからの人なのではないでしょうか?


コードがたくさん使われていて

複雑なのですが

イントロのピアノが素晴らしく

ほとんどメジャーコードだけですーっと入ってきます。


思わず女の人にやさしくしたくなる佳曲だと思います。

salyuのto Uでした。



2022年10月30日日曜日

一日一曲「ライク・ア・ローリングストーン / ボブ・ディラン」

転がる石には苔(こけ)は付かない

の意のイギリスの有名なことわざよろしくの

理解を超えた

ギター音楽の歴史的名曲、

ボブ・ディランの

ライク・ア・ローリングストーン。


Like a Rolling Stone / Bob Dylan YouTubeより


僕が20代前半

所謂バンド音楽の中に

可能性を見つけるのが難しくなり

新たな刺激を求めたのが

フォークソングでした。


その中にはエリオット・スミスがいたり

ニック・ドレイクがいたり。


ボブ・ディランはその一人で

このライク・ア・ローリングストーンは

その入り口として

CDを購入して聴きました。


転石苔を生ぜず(てんせきこけをしょうぜず)

の諺は

アメリカとイギリスではポジティブとネガティブで

意味が異なり

それと同様

この曲も未だこれという説明が

見つかりません。

もしかしたらそれも

含めて閃いたのかも知れませんね。


僕はこの曲のアンサーソングも書いたし、

同じような曲も書きました。


その反抗的な存在ゆえ

誤解されやすい人ですが

おそらくもう才能云々よりも

モーツァルトやベートーヴェンと

同じような存在なのでしょうね。


僕には友部正人さんがいるのでそんなに積極的には聴かないでしょうけれど、

ボブ・ディラン。ライク・ア・ローリングストーン。



2022年10月29日土曜日

一日一曲「ビリー,僕には恋しないでくれ / テレンス・トレント・ダービー」

僕はテレンス・トレント・ダービーが

大好きで

今こういう

アーティストが現れないのが残念でなりません。


独創的で

アバンギャルド。

アーティストというのはこういう人を差すのだと思います。


カトリック教徒で

夢からお告げを聞き改名したり

神からメロディを頂いたりと

所謂近代の世の中とは隔たれたところにいて

それゆえに商業的には現在は沈黙中。


けれど音楽には心血を注ぎ

同業者にファンが多い。


Billy Don't Fallは


Billy Don't Fall / Sananda Maitreya(Terence Trent D'Arby) YouTubeより


たくさんのテーマが含まれています。


同性愛、貧困、病気、憎しみ、恐怖

そして運命。


友人が運命のまま人生の隅に追いやられてしまう事。

そして誰かがしあわせになるという事は

他の誰かが不幸になるかもしれないこと。


ミュージックビデオで

端的ではありますがその様子を伝えてくれます。


しかしそのやり場のない痛みを

とてもポップでファンキーなビートで

軽快に歌われます。


これを音楽というのではないでしょうか。


あまりにもヒットしなかった為

和訳が載っていなかったので

グーグルで翻訳して読みました。

今回は下にそちらを

そのまま掲載しましたので

ちょっとルール違反かもですが

よかったらお読み下さい。


久しぶりに聴いて襟を正す思いです。

テレンス・トレント・ダービーでした。



Billy Don't Fall

Sananda Maitreya


ビリーは少年だった

誰が運命を定めたのか

彼は他の男の子だけを望んでいること

だから、男の子と一緒にいることは自然に彼に来ました

ビリーは緑の少年だった

彼の考えはとても素朴です

彼はなぜ自分がそんなに犠牲になったのか疑問に思いました

そして彼の恐怖が突然私を近づけた


だがしかし


ビリー私の友人

私と恋に落ちないでください

私はそんな男じゃない

しかし、私はあなたのそばに立つつもりです

あなたが私を必要とするなら


だがしかし


ビリー私の友人

私と恋に落ちないでください

それは間違ってはいけませんが

ありのままの自分になるために


ビリーは病気の少年だった

彼の人生は灰色に消えていく

彼は家族のわらをつかもうとした

しかし、彼の愛する人たちは若いビリーを追い払った

ビリーは若い男を亡くした

風に顔を向けた彼の顔

そして、私が最も後悔していることのうち

憎しみと恐怖が友人を殺した様子を見ていた


だがしかし


ビリー私の友人

私と恋に落ちないでください

私はそんな男じゃない

しかし、私はあなたのそばに立つつもりです

あなたが私を必要とするなら


だがしかし


ビリー私の友人

私と恋に落ちないでください

それは間違ってはいけませんが

ありのままの自分になるために






2022年10月27日木曜日

一日一曲「グッド・リダンス(タイム・オブ・ユア・ライフ) / グリーン・デイ」

グリーン・デイは

ニルヴァーナ同様

あまりちゃんと聴いたことがありません。

パンクはイギリス人のものと

思ってきたし

それに輪を掛けて

ポップでキャッチ―で

彼らのスタイルは

完成され過ぎていて

安全なものに感じました。


傲岸不遜だと思っていた

ギター・ヴォーカルのビリー・ジョー

が実は傷つきやすい

発達に障害をもっているのを

知ったのも大分後で、

その悪ガキなイメージも苦手でした。


けれどこの

グッド・リダンス(タイム・オブ・ユア・ライフ)は


Good Riddance(Time Of Your Life) / Green Day YouTubeより


とても思慮深く

生きていることの歓びを感じさせてくれます。


想い出のタトゥー。

やる意味に価値があったんだ。


というラインは

本当に生きていることの証だと思います。



2022年10月25日火曜日

一日一曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット / ニルヴァーナ」

ニルヴァーナはちょうど

世代なのですが

何故かハマりませんでした。


僕は彼らが世界を席巻していた当時

U2にぞっこんで

ニルヴァーナが属していた

オルタナティブ・バンドというものも

それほど必要性を感じませんでした。


今も積極的に聴こうとは思わないけど

でも最近良さが分かってきたというか


周回遅れで自分に合ってきたのかも。


一つにはバンド・アンサンブル。


パンクだから技術云々は無視しているのだと

思ってましたが

彼らはとても

演奏に拘っているんじゃないかと気付き始めました。


多分、爆発的に売れたアルバム、

ネヴァーマインドの音作りでは

分からないんじゃないのかなぁ。


スメルズ・ライク・ティーン・スピリットは


Smells Like Teen Spirit / Nirvana YouTubeより


彼らの入門には最適だし

いい曲だけど

聴くべきはそのサウンドだったのかな。


最近ちょっと聴き方が変わってきました。



一日一曲「突然の贈り物 / 大貫妙子」

今日は大貫妙子さんの

突然の贈り物。


突然の贈り物 / 大貫妙子 YouTubeより


初めて意識したのは

大橋トリオさんによるカバー。

突然の贈り物 / 大橋トリオ YouTubeより

そのメロディを聴いた時一瞬で

恋に落ちて

すぐさま本家のものを聴きました。

セルフカバーでほとんど伴奏はピアノだけでした。

その繊細な吐息に

当時のぼくは


こういう売れてないけど素晴らしい人を

ちゃんと広めるのがぼくらの使命だ!


と意気込んだのですが

その経歴を知ったのは大分後でした。。


鳴った瞬間に

時が止まって聴き入ってしまう曲で


ずっと流れてる6年前の若き頃から

経た時間の重さもすごいけど


かつて誰かがいた部屋に

一人でいる

誰もが経験したことのある

気後れしてしまう感覚も

見事です。


それでよかった


の箇所は自分の曲で拝借しました。


この曲が最初に発表されたのが

1978年で僕の生まれた年。

ぼくがこんな曲を書ける日は来るのでしょうか?


大貫妙子さんの突然の贈り物でした。



2022年10月24日月曜日

一日一曲「パーフェクト / フェアーグラウンド・アトラクション」

今日は1988年に

イギリスで大ヒットした

フェアーグラウンド・アトラクションの

パーフェクト。


Perfect / Fairground Attraction YouTubeより


タイトルだけで泣けるこの曲

アメリカではあまりヒットしなかったそう。


大人になってから

後追いでYoutubeで探して見つけた時嬉しかったです。

Youtube様様です。


ヴォーカルのエディ・リーダーは

ストリートミュージシャン出身で

なるほどビデオの自然で

軽快な動きが場慣れしています。


フェアグラウンド・アトラクションの活動は

2年で終わりますが

エディ・リーダーは

着々とキャリアを積み

大英帝国勲章を頂いたり

故郷スコットランドの大学から名誉博士号を授与されたりと

この曲を地で活動。


迷いのないその進み方は

語弊ががあるかも知れないけど

幼少期貧困層のスラム街で育ったのも

関係しているのかな。


めちゃくちゃ泣ける曲で

これスコットランド版の

上を向いて歩こうですよね。


パーフェクトになりたい

多くの人が妥協するけど

わたしにはありえない

パーフェクト以外駄目


という正直さを

軽快なリズムに乗せて悲喜劇に伝えます。

Aメロからサビに移る際

忙しなくコードが変わっていき

パーフェクトと

どーんとコーラスしてしまうスピーディーな展開が心地よく

作詞作曲のマーク・E・ネヴィンさんの

センスが光ります。


以外に難しく練習が必要です。

フェアーグラウンド・アトラクションのパーフェクト。でした。



2022年10月23日日曜日

一日一曲「サテライト・オブ・ラブ / ルー・リード」

今日は2013年に亡くなったルー・リードを取り上げます。


前衛的な音楽家の

第一人者で1965年から始めたバンド

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、

1970年、ソロに転向してからも

計り知れない

影響を残してきました。


呟くように歌い

脆さより鋼のメロディ―。


はっきり言って

あまりコマーシャルな音楽ではありません。


ご本人も理知的な印象があります。


サテライト・オブ・ラブはその中で


Satellite Of Love / Lou Reed YouTubeより


メロディアスな曲で

ぼくはU2のカバーで知りました。


ふにゃふにゃしたヴォーカル。

揺れまくるテンポ。


それまで歌謡曲しか知らない僕には

なにがいいのかさっぱり分かりませんでした。


でもデビッド・ボウイによる

最後のファルセット・コーラスが

癖になってしまい

今ではなぜか

Youtubeでカバー動画が上がると必ず見てしまいます。


詩もテレビで打ちあがった衛星を

眺めている

ちょっと不思議な感じを表していて

印象的な感じ。


そういう分からなさも含めて魅力なのかなぁ。


余談ですが

奥様との馴れ初めが素敵で


21年間パートナーとして過ごした

ある夜

自己嫌悪になった奥様が


やりたかったドイツ語も物理の勉強も結婚もなにも出来ていないと


電話で愚痴ったところルーが


じゃあ俺たち結婚しない?明日なんてどう?


なんて

さりげなくて大胆でロマンチックですよね。


音楽の喧騒と名声とどこか距離を置いている偉人。

ルー・リードでした。



2022年10月22日土曜日

一日一曲「アンチェインド・メロディー / ライチャス・ブラザーズ」

今日はライチャス・ブラザーズの

アンチェインド・メロディーを。


Unchained Melody / The Righteous Brothers YouTubeより


ライチャス・ブラザーズはビル・メドレーと

ボビー・ハットフィールドの2人ユニットで

アンチェインド・メロディーは

ライチャス・ブラザーズ名義ですが

実際はボビー・ハットフィールドのソロ歌唱。


この曲はもともと

1955年に映画の劇中歌の為に制作されて

トッド・ダンカンさんによる歌唱が最初でした。

Unchained Melody / Todd Duncan YouTubeより

刑務所の中の映画で

Unchainedは解放、鎖につながれていない状態を意味しました。

アレックス・ノースさん作曲

ハイ・ザレットさん作詞で

恋人に会えない想いを表現したそうですが

よくこんな悲痛なメロディを紡ぎ出しましたよね。


なにかやはりこの頃の方が

想いがとても分厚い気がします。


アンチェインド・メロディーがすごいのはここからで

この曲は数々のミュージシャンにカバーされ

その録音の数は500に登るという。

その度にヒットして

世界で最も稼いだ楽曲の一つになったそうです。

ライチャス・ブラザーズもそのひとつにしか過ぎないんですね。すごい。。


1978年生まれのぼくが

この曲を知っているのは

1990年に公開され大ヒットした映画ゴースト/ニューヨークの幻で

再び映画の主題歌になったから。


切ない映画で想いが伝わるころ別れの時が来るという。


なんかこの世では真実の愛とは悲劇を意味するような気がしてならないのは

漫画や映画の見すぎでしょうか?



2022年10月21日金曜日

一日一曲「デイドリームビリーバー / ザ・モンキーズ」

今日はデイドリームビリーバー。

忌野清志郎さんの和訳も

ありますが

オリジナルのモンキーズのに挑戦してみようと思います。


Daydream Believer / The Monkees YouTubeより


1967年に発表され

ビルボード誌で4週に渡って第1位に輝き大ヒット。

その次の1位が

ビートルズのハローグッバイなのだから

陽気な時期だったのでしょうね。


けれどその幸せに陰りを感じるのは

60年代も後半に差し掛かり

ヒッピームーブメントの終わりを示唆しているのかも知れません。


恐らく主人公の寝坊助ジーンは夢に破れています。

詩に出てくる朝6時の目覚ましは現実です。

夢と引き換えに素敵な彼女を

手に入れたのでしょう。

これだけこの曲が受け入れられたのは

そのほろ苦さとそれゆえの

幸せをたくさんの人が

経験しているからではないでしょうか。

僕の友達にもいます。


まだ独身のぼくにとってはなんとも羨ましいかぎりです。


デイドリームビリーバーは

シャッフルと言う跳ねるテンポのリズムで

コードも少なく分かりやすい。

サビ前のコード使いが凝っていて

マスターしたいです。


僕らの時間にお金はかからない

でもベイビー実際いくらかかるのかな?


と、ここがいい。

これは大人の責任による覚悟ですよ。



2022年10月20日木曜日

一日一曲「ビューティフルデイ / キセル」

今日は京都の

キセルと言うバンドを。


辻村豪文(つじむらたけふみ)さんと

辻村友春さんの兄弟

2人組で

豪文さんは僕より2コ上、

友春さんは2コ下で

ほぼほぼ同世代。


宅録という

自宅の小さな部屋で演奏して録音するスタイルで

今では録音技術も進んでいて

機材も豊富でそんなに珍しくはないと思うけど、

そんな方の走りでした。


ぼくもそこから当時の相方とふたりで

始めたので彼らによく

自分をだぶらせてしまいます。


ぼくは野心的で誇大妄想、

それで相方にフラれ大失敗したのですが

彼らはとても自然体。

表現の方もそうで

とても落ち着いている。


団地の壁の色。

舗道の花壇の枯れ葉。


そんな景色から

メロディや歌詞を探す

佇まいは

行き急ぐぼくに

本来いた場所に戻してくれます。


ビューティフルデイは3拍子の

ゆったりした楽曲。

恋は叶わず

夢や願いも誰かのもの。

頭は半分ボケていて

でも太陽の陽射しが心地よく

そんな日々が愛おしい。


今ではそれが大事なんだと気付かせてくれます。


キセルのビューティフルデイでした。



2022年10月19日水曜日

一日一曲「新宝島 / サカナクション」

今日は以前から

歌わせて頂いている

サカナクションの新宝島。




北海道で1998年に結成された

ダッチマン

を2005年に

サカナクションに改名したところから始まりました。


新宝島は

すごくアイデア豊富な曲で

最初にシンセサイザーによる大きなリフ、

そして本編にもうひとつ特徴的なリフを

バックに歌う構成で

とても分かりやすい。

歌詞がキャッチ―で

丁寧に描くと

の丁寧を

って、いいね、っていいね

とSNSのいいね!

に聞こえるアイデアは誰が考えたのでしょう?

とても親しみやすいですよね。


コードが楽譜を起こした際気付いたのですが

ガンズアンドローゼズのドント・クライと

一緒なんですね。


作曲した山口さんはぼくと二つ違いで

同世代だなーと感じてしまいます。


ミュージックビデオも

すごくユーモアたっぷりで

洗練されていて

この曲を彼らの代表曲に押し上げました。


北海道は一度訪れたことがあって

その際路上ライブをしました。

路上パフォーマーが多くて層の厚さを感じたのを憶えています。

また行きたいなぁ。

サカナクションの新宝島。でした。



2022年10月16日日曜日

一日一曲「ホワットエヴァー / オアシス」

オアシスは2周目で

曲はホワットエヴァー。


Whatever / Oasis YouTubeより


とても力強いく


おれは何にでもなれるんだ


と歌う曲は

そのままオアシスのイメージ

にもなりました。


同時代の

グランジミュージックの自己否定に対する

アンチテーゼの意味合いも強く


その正のメッセージは

当時無敵でした。


コードが特徴的で

ギターの6弦のうち

一番高い1,2弦を

ずっと押さえたまま

コードを変えていくという

技を使うことで

聴く方に

メロディを誘導することが出来ました。


ギターが下手でも

オリジナル曲が簡単に作れる技法で

僕も使っています。


メロディもとても豊かで

これが浮かんだ時は

さぞかし興奮したのではないでしょうか?


技術ではなく理論と

編集で作れた名曲だと思います。


オアシスのホワットエヴァーでした〜。



2022年10月15日土曜日

一日一曲「エブリバディ・ハーツ / R.E.M.」

今日の一日一曲はR.E.M.。


日本人にはあまり

馴染みがないバンドですが

世界的、特に

本国アメリカでは

絶大に支持されていて歴史的な存在です。

けれど一体何がすごいのか

どういう事を歌っているのか

調べてみてもよくわかりません。


その掴みどころのなさが

特徴的でその後たくさんのフォロワーを生み出します。


1980年に結成して

アメリカの大学のヒットチャート、カレッジチャートから

人気を博した彼ら。


スターというより

"俺たちのバンド"という感が強いのだと思います。


政治的な発言が多いけど

政治的なメッセージがあるというより

政治意識が高いというほうがあっている気がします。


スターであることより一市民であることの方が重要なんですね。


ぼくも十代の頃から聴き続けているのですが

夢中になるというよりも

どこか勉強というニュアンスが強かったです。

R.E.M.がわかるやつだったらいいのにとコンプレックスさえ抱いてしまいます。



エブリバディ・ハーツはその中で


みんな傷つくんだ 一人じゃない


とびっくりするほどわかりやすいメッセージです。

いい曲なんですけど

素直に浸れないのはもうR.E.M.病です。


3拍子のワルツのリズムで

メジャーとマイナーコードを

アルペジオで丁寧に爪弾く構成。


アルペジオは練習中なので丁度いいです。


今回はR.E.M.を一生懸命説明してきたけど

やっぱりよくわからない。というのが彼らです。


R.E.M.のエブリバディ・ハーツ。でした。



2022年10月14日金曜日

一日一曲「ファウンド・アウト・アバウト・ユー / ジン・ブロッサムズ」

もともと趣味的な

趣が強い一日一曲ですが

今日はさらに個人的な

一曲で

ジン・ブロッサムズの

ファウンド・アウト・アバウト・ユー。


Found Out About You / Gin Blossoms YouTubeより


これが発表された

1993年、

僕は中学生で

ローカルテレビ局で流れた

MTVで

曲の持つ暗さ

ビデオの洗練された

映像美に魅了されました。


手紙でやり取りしていた君とぼく

その愛も終わった今

君の夜遊びの噂

バス停でなにをしているんだい?

校庭での情事

君がどんな人か思い知ったよ


と、詩も陰惨。


今思えば当時病んでいたであろう

自分が初めて

シンパシーを覚えたんですね。

恥ずかしながら

病気は僕にとって

とても重要なキーワードです。


初めて積極的にギターリフを真似たのも

これでした。

何か演奏する必然のようなものを

ここで感じたのかも知れない。


4つのコードで循環し

サビだけ3つのコードになる

シンプルな構成。


この曲だけ特出していて

夢中になることはなかったバンドだけど

今も活動を続けているようで

嬉しいです。


良かったら一度この曲の陰りのある

ヴォーカルを聴いてみてください。


ジン・ブロッサムズの

ファウンド・アウト・アバウト・ユーでした〜。



2022年10月10日月曜日

一日一曲「ダニー・カリフォルニア / レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは

今ではメガ・バンドだし

アーティストとしても優れている。


けれどあまりシンパシーを感じなく

なんとなく余裕を感じる表現、

高級感を感じるセンチメンタルに

もっと自己陶酔のようなものを求めるぼくには合わないのかも知れません。


どちらかと言うと

僕より下の世代の人たちに受け入れられているバンドという印象があります。


日本で

このダニー・カリフォルニアが


Dani California / Red Hot Chili Peppers YouTubeより


映画デス・ノートの主題歌になって大ヒット

したのが2006年で

僕ももう30近かったので

尚更です。


感情移入させないのが

彼らの売りでもあると思いますが


この曲はその中で

入りやすい曲で

過去の女性を歌っています。

けれど内容は死者の復活であり

復讐です。


レッド・ホット・チリ・ペッパーズの

勝ちに行くんだ宣言として僕は見ています。


ダニー・カリフォルニアは

メジャーコードとマイナコードオンリーで

やっぱりアメリカのバンドだよな、

王道だよなストロングだよなと感じてしまいます。


ブレイクビーツという

あまり難しくないギターテクニックを使い

ドロップアウトというか

一つの抑圧の解放を目指したんじゃないかな。


まだ僕にとって未開拓のバンドで

入門には最適ではと思いこの曲を楽譜に起こしました。


レッド・ホット・チリ・ペッパーズの

ダニー・カリフォルニア。でした。