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2022年12月1日木曜日

一日一曲「ミッシング / エブリシング・バット・ザ・ガール」

エブリシング・バット・ザ・ガールは

ほとんど聴いていないのですが

このミッシングだけは別で


Missing / Everything But The Girl YouTubeより


シングルCDを買って

何回も聴きました。


オリジナルのアコースティックな

ヴァージョンもいいのですが

なんと言っても

当時目新しかったリミックス版で

ハウス調のリズムに乗せて

歌われるこのヴァージョンを

Missing(Club Mix) / Everything But The Girl YouTubeより

なんの番組かは忘れましたが

テレビで初めて見た時

その怪しい切なさに痺れました。


眠れず夜の街を

歩き

只々覚醒されていく感覚。

そこに美しいメロディーと

ダンスビート。


アコースティックとテクノビートの組み合わせは

ぼくの作曲の在り方になり

このミッシングは

青写真にもなりました。


機械的にあなたが居た

場所を探し

あなたが居た記憶を辿る。


もう生きているかどうかは

わからないけど

わたしは寂しい。


僕は今でもこの感覚に苛まれます。


エブリシング・バット・ザ・ガールの

メンバー2人とも

商業的野心が少なく

現在は解散し

音楽家として活動中。


それで活動できるのだから

羨ましいし

ぼくもそうあれたらと憧れます。


オリジナルヴァージョンの

サビのギターのアルペジオは真似したし

コード使いもすごく影響されています。


夜道を徘徊するヴァンパイア。

エブリシング・バット・ザ・ガールのミッシング。でした。

2022年11月25日金曜日

一日一曲「ジス・チャーミング・マン / ザ・スミス」

ザ・スミスは

好きなバンドで

ヴォーカリストの

スティーブン・パトリック・モリッシーには

憧れというか

その内省的な生い立ちには

おこがましくも自分を投影してしまいます。


ギタリストのジョニー・マーに誘われるまで

両親と一緒に住んでいる

所謂引きこもりで

成功しても惨めだった

過去の自分を忘れられない。


そんな大人になれなさを引きずっている様は

他人事とは思えません。


80年代、

そんなに輝かしいセ―ルスを残したわけでもなく

解散した後も世界中で支持され

特にイギリスでは圧倒的に

信用されているのは

彼の誠実さ故だと思います。


僕はジス・チャーミング・マンの


This Charming Man / The Smiths YouTubeより


歌詞が大好きで

貧しい少年に

素敵な紳士が現れて

夢の世界に

連れてもらえたと思ったら

また現実の世界に突き落とされる

様を描いたもの。


滑り出しの


丘の中腹にパンクした自転車

一台ぽつんとうち捨てられてる

まだ僕はちゃんと男になっていないのかな


つていうラインの

パンクした自転車に未熟な自分を

投影するのも見事だし

これだけで映像が鮮明に浮かぶのも凄くて

僕はいつも参考にしています。


コードもsus2(サスツー)やsus4(サスフォー)といった

普通のコードをちょっと崩した

ものが採用されていて

ちょっと気怠い感じが生まれて

こちらも参考にしています。


シャッフルという

跳ねるリズムもこの曲で初めて知りました。


虚無感なるものを教えてもらった

思春期バンド

ザ・スミスのジス・チャーミング・マン。でした。




2022年10月10日月曜日

一日一曲「SIX / マンサン」

今日は

皆さんにはあまり馴染みがないと思われます

マンサンと言うバンドを楽譜に起こしたいと思います。


1995年にイギリスの大きなムーブメント

ブリットポップの最中

結成されたバンドです。


ポール・ドレイパーという

万華鏡のようなイマジネーションをもつ

類い稀な才能に

確かな技術を持つギタリストとドラマーが揃う

奇跡的なグループでした。


バンドは解散しましたが僕はファンで

今でもポール・ドレイパーが

ソロとしてだけど

活動を続けてくれているのは嬉しいし

心強くもあります。


SIXというセカンドアルバムが衝撃で

7、8分を越える曲がずらりと揃う作品の

中には濃い時間が流れていて

宇宙を感じてしまいます。


ぼくも自身のアルバム、秋刀魚で近くは接近しましたが

SIXほど長く重たい時間は未だです。


まだ誰も到達できてないんじゃないかな。


タイトル曲SIXは


SIX / Mansun YouTubeより


二つの曲を合わせたような曲で

そのアイデアは古くからあったものだけど

その中にポール・ドレイパーの声を

エフェクトで加工して乗せてしまうという

のが画期的でしたし

異論は承知で

音楽史上初だと思います。


マイナーな曲の為

正確なコードが分からなく

宿題になりそうです。

披露できても誰も知らないかも知れないけど

僕がすごく影響を受けたマンサンを一度紹介したく

選曲しました。


まだまだ語れることがある

秘宝のようなバンド、

マンサンのSIX。でした~。


と、上げるの忘れてました

すみません汗