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2022年10月9日日曜日

一日一曲「私以外私じゃないの / ゲスの極み乙女。」

ゲスの極み乙女。の

2枚目のシングル

私以外私じゃないのは


私以外私じゃないの / ゲスの極み乙女。 YouTubeより


2015年を象徴する曲になりました。


ぼくもこのころ

さよならTSUTAYAを

発表していて

岡山にライブに行ったホテルで

この曲のミュージックビデオを見て

規模が違うながら意識していたのを憶えています。


ゲスの極み乙女。はキャラクターも立っていて

立て続けにすごい曲をリリースして

激しく嫉妬したし

例の騒動で

人気が低迷した時ホッとしました。

今は時代が天才というものを許容しないのかも知れません。


けれどあの渦中

シアワセ林檎という

シアワセ林檎 / ゲスの極み乙女。 YouTubeより

ビッグなシングルを

出した時は驚きました。


今でもインディーズの音楽を

紹介したりと

川谷絵音さんには使命感のようなものを感じます。


とても哲学的な詩で


何度も今日を鏡台の裏に隠した


という箇所には唸りました。


コードも7thを多用して

お洒落に仕上がってます。


この曲を聴くと

無我夢中で活動していた当時を思い出し

少し切なくなります。


友達のU da K君が


アーティストというものは応援してもらうもの


と言っていて

ぼくもその難しさを痛感しています。


ゲスの極み乙女。の私以外私じゃないのでした。



2022年10月7日金曜日

一日一曲「桃太郎 / 水曜日のカンパネラ」

水曜日のカンパネラは

2012年に結成した

全部が新しいユニットでした。


詩も言葉遊びを延々と

連ならせ

それをテクノサウンドに

ふわふわとした掴みどころのないヴォーカルに乗せ

全く意味のない

でも心地のいい癖になる音楽。


でももっとすごかったのが

ソングライターと演者が

大阪と東京で

インターネットを通じて楽曲を完成させ

発表していくという遠隔操作によるスタイル。


とにかく新しかった。


ぼくもいろいろ参考にしているし

憧れました。


このあたりからインディーズがごごごっと

のし上がってきて

なにかひとつの象徴が彼らだったのかな。


ヴォーカルのコムアイさんは

自由で少しサイコパスなイメージですが

ここ白馬村のスキージャンプ台でのライブが雨天中止に

なった時、

村の体育館で無料でライブを行ったそうです。

実際はファンを大事にする

細やかな人なんじゃないかな。


桃太郎は


桃太郎 / 水曜日のカンパネラ YouTubeより


意味のないことを

切ないコードに乗せて

逆説的に

意味を持たせる

曲になりました。


みんなその予感に痺れたし

なにかあるんじゃないかと付いて行きました。


2015年のりんご音楽祭でのライブは名演でしたし

水曜日のカンパネラ - 桃太郎@りんご音楽祭2015 YouTubeより

ぼくにとって乗り越えなければならない壁です。