2022年11月25日金曜日

一日一曲「ジス・チャーミング・マン / ザ・スミス」

ザ・スミスは

好きなバンドで

ヴォーカリストの

スティーブン・パトリック・モリッシーには

憧れというか

その内省的な生い立ちには

おこがましくも自分を投影してしまいます。


ギタリストのジョニー・マーに誘われるまで

両親と一緒に住んでいる

所謂引きこもりで

成功しても惨めだった

過去の自分を忘れられない。


そんな大人になれなさを引きずっている様は

他人事とは思えません。


80年代、

そんなに輝かしいセ―ルスを残したわけでもなく

解散した後も世界中で支持され

特にイギリスでは圧倒的に

信用されているのは

彼の誠実さ故だと思います。


僕はジス・チャーミング・マンの


This Charming Man / The Smiths YouTubeより


歌詞が大好きで

貧しい少年に

素敵な紳士が現れて

夢の世界に

連れてもらえたと思ったら

また現実の世界に突き落とされる

様を描いたもの。


滑り出しの


丘の中腹にパンクした自転車

一台ぽつんとうち捨てられてる

まだ僕はちゃんと男になっていないのかな


つていうラインの

パンクした自転車に未熟な自分を

投影するのも見事だし

これだけで映像が鮮明に浮かぶのも凄くて

僕はいつも参考にしています。


コードもsus2(サスツー)やsus4(サスフォー)といった

普通のコードをちょっと崩した

ものが採用されていて

ちょっと気怠い感じが生まれて

こちらも参考にしています。


シャッフルという

跳ねるリズムもこの曲で初めて知りました。


虚無感なるものを教えてもらった

思春期バンド

ザ・スミスのジス・チャーミング・マン。でした。




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