2025年2月8日土曜日

一日一曲「FAIRWAY / SUPERCAR」

ぼくは

スーパーカーが

嫌いなのだけれど

今回で取り上げるのが

4回目になってしまいました。


同世代の方たちでしたし

その中で

自分がしたかったことを

やり遂げていた。

羨ましかった。

ぼくは彼らが

解散した時

心底ホッとした。

もう

比べなくて済む。

そんな安堵でした。

それから20年経ち

FAIRWAY

聴く。

その詩に驚く。


くるりのばらの花も

そうですけど

ぼくは当時

彼らの作品を

正面から

向かい合うことが出来なかった。


こんなに

誠実に

現実と向かい合っていたなんて

知る由もしなかった。


ほとんどフォークソングです。

ギター1本で歌える

厚みがある。


20代、

負けまいと

ギラギラしていたあの頃。


本当の仲間は

彼らだったのである。


スーパーカーの

FAIRWAY。

でした。



2025年2月7日金曜日

一日一曲「リズム・ネイション / ジャネット・ジャクソン」

ジャネット・ジャクソンの

リズム・ネイション

発表された1989年、

僕は小学校4年生だった。


人生絶好調の時であり

怖いものなどなかった。


身長は平均的で

ちょっとポッチャリしていて

顔は猿みたいだったが何故かモテていた。

おそらく

裕福な家庭に生まれた

育ちの良さが出ていたのでしょう。


その頃はまだ自分が地獄を生きることは

知る由しなかった。


リズム・ネイションは

その頃より

高校生くらいになってからの

方が衝撃を感じた。

ぼくも音楽の道を志していて

その

創造的な楽曲に畏敬の念を覚えた。


ジャム&ルイス、プロデュースによる

楽曲は

ポップミュージックの臨界点だと思う。


曲の持つ

迷いなき高揚感、

人種差別への抗議。


まだ音楽が

スターによるものだった時代。


誰もが平気で

人を殺す時代に

このパッションは有効なのだろうか。

まだ闘えるのだろうか。


ジャネット・ジャクソンの

リズム・ネイション。

でした。



2025年2月4日火曜日

一日一曲「bloom - Object RMX / レディオヘッド」

少しお休みしましたが

久しぶりの投稿です。


今回は

思うところがある

"リミックス"について。

もともと

レゲエから

発祥した

元の楽曲を編集し直して

別の楽曲に仕上げてしまうという

音楽的技法。


今では

それだけを

集めた

リミックス・アルバムも

存在する。


これは

もしかしたら偏見かも

知れませんが

ぼくは

リミックスというのは

本来

商業的な抜け道として

機能していたと思うんです。

シングルを

出したら

B面を何曲がつけないと

ボリュームが出ない。

そこでリミックスを

入れることによって

少し楽が出来るという

"如何わしさ"があった。


商業的な事情かそこにはあった。


ぼくは

"実験的"な音楽の

リミックスというのは

違うと思うんです。


リミックスは

"シングル"あっての

副産物。


実験的な音楽の

リミックスを

出すことは

音楽の商業的インパクトを

縮小させていないでしょうか。


レディオヘッドの

Bloom - Object RMX

聴くとそう感じてしまうのです。


今回は

少し暴論かも知れませんが

考えていることを吐露してみました。


"リミックス"について触れてみました。