2025年1月4日土曜日

一日一曲「アトランティス・トゥ・インターゾーン / クラクソンズ」

暫く

濃い内容が

続いたので

箸休め的な投稿を。

と言っても

クラクソンズは

刺激的で

箸休めにはなりません。

2005年、

彼らが

出て来た当時

アジアン・カン・フー・ジェネレーション

を初めて聴いた時と

同様、

僕は

もう

新しい枠に

自分の席がないことを悟りました。

クラクソンズの

音楽的な

実験性は

ナチュラルで

大胆で

僕がやろうと

していたことを

悠々と越えて行きました。

詩も書ける。

今思えば

世界観が

しっかりしていた。

そこで

彼らは勝っていた。

僕はそこから

渋々

未完成の曲を

作り上げていく

作業に入りました。

活動初期の

猛々しさはなく

それは

真っ当な曲作りでした。す

MDに収めた

12曲。

それでも

何とか

12曲仕上げた。

勿論それは

御蔵入りになるのだけれど。


アトランティス・トゥ・インターゾーン

粗暴なイントロの入り方。

力強いキック。

ハチャメチャな

構成。

けれど

それは

確かな演奏と技術に裏付けられたものでした。


はっきり言って

敵う訳なかったんです。


そこから

僕が

日本の

70年代フォークに

開眼するのは

10年もあとのことです。


2025年、

クラクソンズ程ではないかも知れないけど

初期衝動たけでは

ない

確かな技術がある、

クラクソンズの

アトランティス・トゥ・インターゾーンでした。



2025年1月3日金曜日

一日一曲「ホエン・アイ・ルック・アット・ザ・ワールド / U2」

えー、昨日

"蛇足"をテーマに

くるりのばらの花とスーパーカーのMy Girlを

取り上げました。

その2曲に

通ずるのは

エンディングの

最後の1行が

要らないということでした。


謂わば不正解。

では正解は?ということで

U2の


を取り上げます。

この曲は

神さまに

向けた

ラブソングで

延々と

神さまあなたが

どれだけ素晴らしいかと

歌い上げます。

そして

2回サビが

終えたところで

エンディングに入ります。

そこで最後に

歌われるのが


一体ぼくのどこが間違ってるの?


というラインです。

面白いのは

これは

逆説的に神さまを責めているのです。



これはつまり

本文が続いて

最後にエンディングを付け加えたわけではなく

最初から

オチも計算して

5分以内に収めているのです。


なので

曲を聴き終わった後に

深い余韻があり

色々考えさせられます。


やっぱり

半世紀活動している

グループですよね。

作家に余裕を感じます。


また

日本の作風の

現時点での

限界も感じてしまいます


ということで

2日に渡って

どうせやるなら

ここまでやってほしい意味で

1日目はくるり、スーパーカー、

2日目はU2

のホエン・アイ・ルック・アット・ザ・ワールド。



でした~

2025年1月2日木曜日

一日一曲「ばらの花 / くるり と My Girl / スーパーカー」

最近、くるりも

スーパーカーも

投稿したばかりですが

今日は

"蛇足"をテーマに

まとめてお送りしたいと思います。


この

ばらの花My Girl

共通するのは

両方とも

5分くらいの

ポップソングで

サビが2回。


そしてキモが

アウトロで

エンディングの部分があるということ。

ばらの花は

一番のサビを繰り返すだけ。

My girlは


そして僕らは恋の映画の恋の迷路に消えていくのさ


という

部分。

この二つに言えることは

特にいらない。

という事です。


この2曲が

発表された2000年付近は

実はこの

蛇足を

付けるのが

大流行りで

実はぼくも

やってました。

というより

今でも

事ある毎に

やっています。

ぼくは

2曲とも

大好きなのですが

この

アウトロの部分がいただけない。

前者は

その所為で曲が太ってしまい

ぼたっとした印象に。

後者は

説明しすぎで

折角本文はいいのに

その所為で臭くなってしまった。


結論から言うといらない。


決して両者に恨みはないのだけれど

この"蛇足"については

明日も続きます。


くるりのばらの花と

スーパーカーのMy Girl。

でした。




一日一曲「Last Smile / LOVE PSYCHEDELICO」

ラブ・サイケデリコの

KUMIさんは2つ上のお姉ちゃん。

NAOKIさんは五つ上。

なので

ぼくより

少し強上の世代の人たち。


今の若い人たちには

もしかしたら馴染みが

ないかも知れないけど。。

いや逆か。

彼らが売れた90年代後半も

今も

彼らの名前を

知る人はあまりいない。

でも曲を聴くと知っているという。

それは

彼等が

パッケージで売ったのではなく

楽曲のみで売れたことを意味します。

時代が味方したのも大きい。

野心がなく

周りが

事を進めた最高の形。

そういう意味で言うと

選ばれた人、天才。

1997年、

僕が憶えているのは

なんでこんなに

音がスカスカなんだろうということ。

でもそれは

当然で

メンバーがいなく

デモのつもりで作った音源が

そのまま

マスターになったから。

それがミリオンセラーになるのだから

これはもうプロデューサーの勝利。


けれど実力はホンモノで

中村浩二が

認めるほど。


僕は数年前から

ずっと

路上でコピーさせてもらっています。


ぼくには

4つ上の兄がいて

どちらかと言うとその世代。


その世代がなにを思っているのか。

とても興味がある

LOVE PSYCHEDELICO。

Last Smile

でした。



2025年1月1日水曜日

一日一曲「涙のキッス / サザンオールスターズ」

サザンオールスターズは3周目に

なりました。

涙のキッス

1992年に発表されました。


テレビドラマ

ずっとあなたが好きだった

の主題歌で

ミリオンセラーに

なった記憶があります。


この桑田佳祐という

人がどうも不思議で

なんで

原由子さんという

方が

いるのに

未練だったり

片思いの

曲ばかり

歌えるんだろうと。


浮気するようにも見えないし。


純に想いは

奥さんに向けられたもの

なのでしょうか。


振られたつもりで

生きていくには

駄目になりそうな程

悲しみが消えない


サザンの

桑田さんの

前向きな想い。


思わず敬意を

表してしまう

サザンオールスターズ。の

涙のキッス。

でした。



2024年12月30日月曜日

一日一曲「ナッシング・エルス / アンガス・アンド・ジュリア・ストーン」

アンガス・アンド・ジュリアストーンは

最近

ネットサーフィンしていた時に

見つけた

グループ。

先日投稿した

フリートウッド・マックに

よく似ていて


もっと言うと

その最新版。

2006年から

活動を始めた実力派で

その姉弟は

それ以前も

互いにソロとしての経験もある。

面白いのは

ライブでは

エレキギターなどを使わず

ほぼほぼ

アコースティックなもので

演奏しているところ。

わかりにくいけど

それは

今まで無かった

傾向であり

曲などは

90年代の

大物たちの

影響下で

重複しているけど

そのスタイルは

今、一番正しいと思う。

まだ地味なのか

これからも地味なのか。

分からないけれど

新曲は必ず

追いかけたいと思う

アンガス・アンド・ジュリアストーン。


一度聴いて見てください。


一日一曲「誘惑 / GLAY」

今日は

そういうジャンルが

あるのか無いのか分からないけれど

ビジュアル系

ロックバンドの

GLAY。

曲は

今年紅白の

演奏曲になった

誘惑


GLAYは

面白いバンドだなと

常々思っていて

その演奏力や

メロディセンスなどは

坂本龍一も太鼓判を押していて

とても個性的。


もっと面白いのは

1994年デビューという

ニルヴァーナのカートコバーンが

自殺した

年にも

関わらず

全く

洋楽の影響が伺えないところだ。

日本の

80年代のバンドから

沢山影響を受けた。


今の人たちには

ピンと来ないと思うんだけど

1994年、

ぼくが中学生だったころ

すごいバンドブームで

近所には

こういう

お兄ちゃんが

たくさんいた。

ぼくが

一番最初に

ギターを教えてもらった

ヒロシさんも

甘いマスクで

髪がサラッとしていて

物腰も柔らかく

すごく大人だった。

モデルの女性を彼女に

していて

なんかもうめちゃくちゃ

格好良かった。


GLAYも

はっきり言って

ぼくとは無縁の人たちだけど

90年代初頭

そういう

サクセスストーリーがあった。


あの頃、沢山いた

お兄ちゃんたちは

今頃何をしているんだろうか。


最近

こういう

エンターテインしている

ビッグバンドを持ち上げる

風潮があるけど

僕はあまり関わりたくない。


この誘惑も

演奏は

かっこいいのだが

声量がなく

迫力がない。


でもこういう人たちがいるから

音楽産業が成り立っているのもまた事実。


90年代。

欲得に忠実に

勝ち進んだ

GLAYの誘惑でした~

紅白出場おめでとう御座います。




2024年12月29日日曜日

一日一曲「太陽のブルース / くるり」

ついにネタが

尽きてしまいました(しょっちゅう言ってる)。

そこで

今日は困った時のくるり。

曲は太陽のブルース


ぼくは多分

くるりの中で

この曲が一番好きだと思う。


太陽のブルースが収録された

アルバム

魂のゆくえ

は2009年に発表された。


2009年は

僕にとって特別で

一人暮らしを始めた

頃です。

何とか

アルバイトをして

生活費を稼ぎ

どうやればいいか

分からずで音楽もやっていた。


かつて夢中になっていた

U2やレディオヘッド、オアシスの

アルバムに

陶酔することが出来ず

大橋トリオや

安藤裕子などの

新しいJ-POPを聴いていた。

その中でくるりだけが

継続して

心に響いていた。

この太陽のブルースがそうである。

この曲で連想する

太陽は

黒い太陽。陽炎。


もうすぐ発売する

ぼくの

消えた太陽は

ここからインスパイアされた。


あの頃

音楽をやっている

僕を

人はどう思っていたのであろうか。

嘲笑の対象だったんろうか。


恐らく誰もまともに

相手していなかっただろうな。

人畜無害の

哀れな男だったと思う。


ただやっと歩き出した。

絶望の中

1人で頑張った。


太陽のブルースは

そんな頃の

サウンドトラックだった。


くるりでした。