2024年12月13日金曜日

一日一曲「その日は朝から夜だった / 嘉門達夫」

音楽が成し得るもの。

平和を歌う事ができる。

音楽が変えれるもの。

平等を唱える事ができる。

音楽が動かすもの。

いつか世界は1つになるかも知れない。


そんな愛と真実の中、

この世には

アンダーグラウンドと呼ばれる人がいる。

オーバーグラウンドの中にも

アンダーグラウンドという席を持つ

者がいる。

嘉門達夫という人がそうであり

アングラフォークの歌手です。


聞こえのいい

正しい主張の前に

黙ってしまうしかない中

彼らは

自分の如何わしさを

何ら恥じることなく

表現する。


嘉門達夫は

僕のお師匠さんにあたる人。


もし太陽の眩しさに

やっつけられそうになったら

覚えていてほしい。

世界の裏側の世界を。


その日は朝から夜だった

嘉門達夫でした。



2024年12月12日木曜日

一日一曲「 ハッピークリスマス (戦争は終わった) / ジョン・レノン」

この時期になるとどこからともなく

聴こえてくるその旋律。

メリークリスマス、みんな平等だ

子供の頃からずっと

抱いている違和感。

ジョン・レノンのハッピークリスマスです。

ジョン・レノンの音楽は好きだし


いい曲もたくさんある。

僕は

自分のキャリアを始めるに当たって

70年代のメッセージ、

もっと言うと

ジョン・レノンのメッセージを否定しました。

それは絶対的なものに対する

反発でもありましたが

それだけとは思えません。

やはり清く正しく

21世紀を生きていたら

全てが平等なんて口が裂けても言いたくありません。

たらればで申し訳ないし

ファンの方の反発を買うかも知れませんが

もしジョン・レノンが今生きていたら同じことを思うと思うのです。

彼のメッセージは

自由ですが

そこに彼の葛藤

等身大の人格を感じません。

僕が彼を好きなのは

ひとりぼっちだからです。

太陽の塔にしてもこのころの

平和を願う心は

どこか歪だなと

感じる今回の投稿でした。





2024年12月11日水曜日

一日一曲「明日晴れるかな / 桑田佳祐」

最近、

2007年に

フジテレビで放映された

プロポーズ大作戦が

気になって

見たのですが

こんな凄まじいドラマだったのかと。


当時は

山下智久さんと長澤まさみさんの

美男美女の

絵に描いた餅のラブストーリーで

結構ですなぁと

煎餅をかじりながら

拝見していたのですが

大人になって見ると(当時は子供だったんですね)

そのメッセージの

明確さ、重さに

びっくりしてしまいました。


劇中のセリフでもある


過去を嘆く今よりも

今を変えようとする未来への意志が重要なんだ


ということを

10話を使って

見る方をひたすら説得するドラマ。


こんな教科書のようなお話が

月9でやっていたことにも

驚きです


主題歌である

桑田佳祐さんの

明日晴れるかな


君は気付くでしょうか

その鍵はもう

君の手のひらの上に


と何故言えてしまうのでしょうか?


ずっと過去を嘆いてきた

僕にはとてつもなく

重く

深く突き刺さる

言葉です。


奇跡の扉を開く鍵はあるのでしょうか。


桑田佳祐さんの明日晴れるかな

でした。



2024年12月10日火曜日

一日一曲「Swoon / ケミカル・ブラザーズ」

みなさんには

あまり馴染みがないかも知れませんが

僕はケミカルブラザーズが大好きで

想い出の曲が数曲あります。


2011年ころでしょうか、

ぼくが音楽から離れていた時です。

一人暮らしを始め

もうお金を

稼ぐだけで精一杯。

もう年齢で言うと32かな。

所謂贅沢なんて全くしなかったし

友達もひとりとしていなかった。

感動することなんてないし

こうやっておじさんになって行くんだなと思った。


その中で冷遇されていた

仕事先を変え

新しい職場を探していた頃。


少しお金と時間を使えるようになってきて

久々にジーンズ店に寄った。

青春カムバックというか

ワクワクしている自分に気が付いた。


そこで流れていたのが

ケミカルブラザーズのSwoonだった。


音楽が全身を駆け巡った。


感動している自分に感動した。と

まるでどこかの漫画に書いてありそうなことを思った。


まだ音楽の物語は続いている。


数年後アイポッドナノ(もう販売していない)を

買って

それを入れた。


十何年も蓋をしていた音の革新性が

そこにはあった。


もしかしたらまだ自分にも何か出来るかもしれない。

そう思わしてくれたのがその曲で

ケミカルブラザーズだった。


それからまた十年以上経ち

今なのですが

また何か起きそうな予感がする。


幸せな日々よりも辛くても頑張る日々が未来を開拓する


そんなことを想いながら

ケミカルブラザーズのSwoon。でした。



一日一曲「忘れられないの / サカナクション」

前回、

昭和歌謡ブームの流れに乗ったと

新しい学校のリーダーズの

オトナブルーを紹介しました。

今回は

そのブームを決定付けた

サカナクションの忘れられないの

同グループの



大ヒットから

アルバムの先行シングルとして

勝負に出た曲。

ビデオクリップも

80年代の日本のテレビを

模倣した

手の込んだ物。 


この曲は

前述通り

その後の

日本歌謡の

道程を形作りました。

商業的インパクトを残せなかったと

本人達は苦渋の思いでしたが

彼らは

それ以上の存在になったのでは

ないでしょうか。

そのアレンジに霞みますが

とてもよく出来た楽曲で

アコースティックギター1本で

説得出来る。

未練を歌う

その詩は

時代を捉えていた。

ぼくも路上ライブでよく

歌わせてもらいました。


今回は

2曲を関連付けて

投稿するという

挑戦をしてみました。

いかがだったでしょうか。

曲は

前回は新しい学校のリーダーズでオトナブルー、

そして続いて

サカナクションの

忘れられないの。

でした。


一日一曲「オトナブルー / 新しい学校のリーダーズ」

今では

日本で知らない人がいない

国民的グループ、

新しい学校のリーダーズ。

凄く刺激的で

名前の通り新しいタイプのグループ。

ぼくも

皆さんと同じで

知ったのはオトナブルーから。

今回取り上げるに至って

なにかと誤解があったので

その点を要約してみました。

ぼくは彼女たちのことを

ずっと新しいタイプの

アイドルだと思っていたのですが

これが間違いで

ダンスパフォーマンスユニット。

そして

インディーズからの

叩き上げかと思いきや

結成してから

2年後でメジャーデビュー。


来歴から

かなり間違っていて

海外デビューも

オトナブルーで火が着いてのではなく

海外デビューしてからの

オトナブルー着火でした。


昭和歌謡ブームの

流れに乗ったこの曲。

刺激音が

多いですが

Eマイナーを基調とした

伝統的な構成。

年配の方たちにも届いたのはたからではないでしょうか?

2015年から始まった

彼女たちですが

2020年代アーティストとして

意識しています。

女性だけならず

美しいの枠組みを変えた

次の一手はどうなるんでしょうか。

ということで

時代変えた昭和歌謡ブームということで

こちらは次回にも続きます。


新しい学校のリーダーズで

オトナブルー。でした。


あの少し鼻声なのがいいんですよね〜


2024年12月9日月曜日

一日一曲「ザ・ファースト・タイム / U2」

もし

生涯で一番好きな

アルバムを挙げろと言われたら

間違いなく

U2のズーロッパを

選びます。

ザ・ファースト・タイム

その8曲目に収録された曲。


精神疾患がある時でも

安らぎを覚えるような雰囲気で

大好きな曲です。


天国が用意された

部屋のキーを

投げ捨て

裏口から出ていった

今、初めて愛を感じる


と逆説的に伝える事で

物語の深さを

表す

ボノの作詞家としての

力量が垣間見れます。 


コードも3つしかなく

そのシンプルな構成が

ダイレクトさを

際立てます


とんでもない名曲というよりも

ベテランバンドが

辿り着いた

佳曲の境地、

ちょっと真似出来ません


アルバムも

詩が素晴らしく

ひとつの世界を

象っています


是非聴いてみてほしいです


ぼくも

いつか作るチャンスが

あるだろうかと思う

U2の

8枚目のオリジナルアルバム

ズーロッパ。

その中から

曲は

ザ・ファースト・タイム。

でした



2024年12月8日日曜日

一日一曲「ワン・モア・トライ / ジョージ・マイケル」

今日は

曲というより

ジョージ・マイケルという人に興味があって。


本名を

イェオルイオス・キリアコス・パナイオトゥ

と言い


内気だった少年は

心の中で

"ジョージ・マイケル"という

別人格のヒーローを育てる。


この時点でかなりびっくりしたのですが

ご周知のとおり

芸能人デビューするに当たり

その名前を周到します。


潔癖症なんでしょうか

大ヒットした

ソロアルバムFaith

のあと

セカンドアルバムをレーベルが

あまり積極的にプロモーション

しなかった為

レーベルを起訴する。

ゲイであることをカミングアウト。


匿名で

いろんな団体に

寄付。


なにかこう

自責の念というか

満たされないなにかを

外部に理由を

求めているような。


幼い頃にいじめられていたのかなぁ

と邪推してしまいます。


ぼくが幼い頃

ワン・モア・トライ

聴いたとき

その崇高な

メロディーに

安らぎを覚えました。

きっと

彼もそうだったんじゃないでしょうか。


大人になることなく

夢を見たまま

短い生涯を閉じた

ジョージ・マイケル。

曲はワン・モア・トライ。

でした。