といういうわけで戻ってきました一日一曲。
およそ1年と半年ほど間が開いてしまったかな。
薄々待っていた人が多いと推測しています。
決して遊んでいたわけではなく
来る3rdアルバムに向け
入念に下準備を行っていたのです。
そして第一弾シングルが紆余曲折ありながら
来年2025年の3月17日に発売致します。
それに伴いこの一日一曲も今日から
発売日まで復活です。
一日でも抜けたらドついてやってください。というところですが
今回は少しルールを変更。
まず一つは
今まで一日一曲カバーするということでしたが
一日一曲について語るというもの。
正直毎日楽譜を起こすのは相当ストレスでした。。
さらに一曲について語るということなので
インストゥルメンタル(歌がない曲)もアリにします。
もう一つは
毎日ではないこと。
毎日するのに勤めはしますが
出来ない日はできなかったと。
まぁ、あまり無理のないようにしようかなと。
しかしそれでも需要があると自負はしているので
よかったらのんびりお付き合いください。
では、復活の第一日目は
肩慣らしに
ブラーのビートルバムを。
この曲が発表された1997年当時
僕はU2のPOPに魅了される直前でした。
確かビートルバムが7月くらいで
POPがその一、二か月あとだったんじゃないかな。
90年代のバンドサウンドが旺盛を極めていた。
暗いエモーションでそれに終止符を打ったという意味でも話題になった曲。
ぼくは高校を卒業して
ニートを始めた年でそういう意味でも終止符を打った。
いろんな意味で感慨深く複雑な気持ちを抱く。
ブラーは定義しにくい音楽性でしたが
後年彼らのフェイバリットにこの曲を
挙げて音楽通のしたり顔をする輩が多かったが
僕は信じていない。
当時はエッジが効いていないし
シングルとしても弱いと思っていた。
けれど20年以上経って
生々しいバンドサウンドが
まったくヒットチャートに挑戦
しなくなった今となっては
輝かしい音楽だったと思う。
ぼくも当時そういう音を目指したし
見果てぬ夢だった。
ほんと青春を返せと言いたいけど
多分この年が
ぼくにとっての音楽の輝けるディケイドの始まりだったと思う。
ビートルバムは
当時の世相を反映した
テクノミュージック寄りの
トリックリズムから始まる曲で
今でも聴くに堪える。
歌詞も陰惨で暗い。
そんな自分でもいいんだと思えたけど
ぼくらはちゃんと大人になれたのだろうか。
それでも今でも
格闘し続ける
熾火のような曲。
忘れたふりをしているけど
しっかり覚醒している
永遠のアンセム。
いつか逢いたいな。
ブラーのビートルバム。
でした。