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2022年12月5日月曜日

一日一曲「宿命の女(ファム・ファタール) / ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」

先日ルー・リードを

取り上げましたが

その彼の前身バンド

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド。

曲は宿命の女。


Femme Fatale / Velvet Underground YouTubeより


長い間

僕にとってヴェルヴェット・アンダーグラウンドは

未開の地で、

いいのかも知れないけど

偏屈な人が好きな音楽のイメージでした。


けれど最近音楽の聴き方が変わってきて

ニルヴァーナやセラピー?

などのグランジや

所謂オルタナティブの

バンドサウンドが素晴らしいと気付き

そのオルタナティブの父、

ルー・リードの良さも分かってきて

その延長でのヴェルヴェッツ。


聴き方が大きく変わったのは

特にドラムサウンドで

音の一つ一つを丁寧に

聴けるようになって

歌も今までは大雑把にメロディーを聴いていたのだけれど

これもリズムを意識して

聴くようになりました。


宿命の女は

実験的なヴェルヴェッツの作品の中では

コマーシャルな作品で

分かり易い。

入門には最適かと今回選びました。


この曲が収録された

1stアルバム

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ

は最初の5年間で3万枚しか

売れなかったけど

その3万人全員が

バンドを始めた

ブライアン・イーノが

後に語るくらい

熱いアルバム。


ルー・リードはもう亡くなってしまったので

残念ながら

彼らのライブは観れないけど

いつかアメリカに渡ったら

オルタナティブのバンドのライブを

虱潰しに見て回りたいなぁ。


そんなオルタナティブの父

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの

宿命の女、ファム・ファタール。でした。



2022年10月23日日曜日

一日一曲「サテライト・オブ・ラブ / ルー・リード」

今日は2013年に亡くなったルー・リードを取り上げます。


前衛的な音楽家の

第一人者で1965年から始めたバンド

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、

1970年、ソロに転向してからも

計り知れない

影響を残してきました。


呟くように歌い

脆さより鋼のメロディ―。


はっきり言って

あまりコマーシャルな音楽ではありません。


ご本人も理知的な印象があります。


サテライト・オブ・ラブはその中で


Satellite Of Love / Lou Reed YouTubeより


メロディアスな曲で

ぼくはU2のカバーで知りました。


ふにゃふにゃしたヴォーカル。

揺れまくるテンポ。


それまで歌謡曲しか知らない僕には

なにがいいのかさっぱり分かりませんでした。


でもデビッド・ボウイによる

最後のファルセット・コーラスが

癖になってしまい

今ではなぜか

Youtubeでカバー動画が上がると必ず見てしまいます。


詩もテレビで打ちあがった衛星を

眺めている

ちょっと不思議な感じを表していて

印象的な感じ。


そういう分からなさも含めて魅力なのかなぁ。


余談ですが

奥様との馴れ初めが素敵で


21年間パートナーとして過ごした

ある夜

自己嫌悪になった奥様が


やりたかったドイツ語も物理の勉強も結婚もなにも出来ていないと


電話で愚痴ったところルーが


じゃあ俺たち結婚しない?明日なんてどう?


なんて

さりげなくて大胆でロマンチックですよね。


音楽の喧騒と名声とどこか距離を置いている偉人。

ルー・リードでした。