2022年7月16日土曜日

一日一曲「くせのうた / 星野源」

星野源さんのくせのうた。




絶望から出発しだした星野さんの2010年のデビュー曲。

このころ僕は長い間の親元を離れ

安いアパートに一人暮らしをはじめました。

高校生のころから音楽の道に進むことを疑わなかった日々から

少し距離を置き自分の身の丈の生活がはじまりました。

テレビを買ったりケーブルテレビを契約したり

近所に見つけた整骨院に通うのが習慣になったり。

妙に陽射しが眩しくて

友達なんていなかったけど充実してた記憶があります。


友部正人さんのにんじんという歌に


その昔君にも生きるだけでせいいっぱいのときがあったはず
あげるものも貰うものもまるでないまま 自分の為だけに生きようとした


という詩がありますが

まさにそんな日々でした。

青春というよりも日陰の毎日。

このくせのうたのミュージックビデオにはその時の空気感が見事にパッケージされてて

想いを馳せてしまいます。


この曲のコード進行はありがちで

弾き語りの方なら一度は作るのでは。

ぼくも作りました。

若さとは救い難いものかも知れませんがやはり愛おしいものです。


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