荒井由実さんのひこうき雲は
昔、日本人であるルーツとして
掘り下げているうちに出会った曲です。
友達の不幸を肯定するでもなく
淡々と描く様が
心に響きます。
無関係ではありませんが
ロックやフォークとは一線を画す
シンガーソングライターの先駆けで
彼女自身が古典となった気がします。
この曲の
風にあこがれて
の箇所の"こ"のところで
首がクイッと曲がる
メロディの上がり方は
彼女が発明したものらしく
たくさんの方が真似をしました。
ユーミンの曲は
ギターでコードを弾くだけで
その曲だとわかってしまう、
インパクトの強さがあって、
それはテクニック云々だけではなく
楽曲を何層も何層も
磨かれた深さが聴く人の
潜在意識に刷り込まれているのだと思います。
ひこうき雲。
美しい曲です。