ぼくは
スーパーカーの
最高傑作は
このErectric Seaだと
思っていて
エレクトロな
音楽に接近したり
そのものにもなったりしましたが
スーパーカーは
シンプルなギターサウンドをスタイルとした
バンドで
この曲では
それぞれの力量が
楽曲に実を結びました。
田沢公大さんの個性的で
鋭角で重い
ドラムスから始まり
中村弘二さんの艶っぽい声。
フルカワミキさんの
U2のアダム・クレイトンに通ずる
聴こえる以上に
論理的に存在するベース。
そして
スーパーカーにありがちだった
嫌味な印象がここでは
全く無く
いしわたり淳二さんの詩と中村弘二さんの曲が
"不幸な少年"という
スーパーカーを体現していたコンセプトを
調和し昇華されています。
お見事と言うしかありません。
何を隠そう
ぼくはこれがやりたかったんです!
シンプルな曲ですが
コード進行が複雑でよく出来ている。
音も郊外の夜を想起させる。
詩はもう世界基準で
不公平だった、不幸で染まったこの公園で育った
などもう筆に脂が乗っている。
バンドは短命に終わり
あまり
真正面から取り上げられている印象がなかったので
この曲を選びました。
その才能だけでなく
チームワークも
評価されるべき
スーパーカーのErectric Sea。でした。
.jpg)