2025年1月21日火曜日

一日一曲「Tong Poo / YMO」

YMOを

知ったのは

1993年。

フジテレビで

放映された

カルトQという番組で

東風(Tong Poo)

聴いたとき、

体に何かが起きた。


それまでは

B’zやチャゲアンドアスカなど

どっちかって言うと

アイドル的な聴き方を

していた僕に

初めて

"音楽"を体験させた。

次の日に

迷いなく

隣町のレコードショップに行き

ベストを買っていた。

中学2年生だった。


歌がなく

あるのは

東洋的なメロディ。

そしてシンセサイザーの音。


今でもこの曲が

特別なのは

あの

ゲリラ的な始まり方。

世の中に喧嘩を売っている

低い低音の音が

妖しい予感をさせる。

逝去された

坂本龍一さんが

後にYMOはバイトだったと

語る

軽薄さもアブナイ感じで良かった。


今思えば

前述のアイドル達を

アイドルなりに聴いて来た

耳が肥えて来て

ネクストレベルに

到達したのが

たまたまYMOだったのかなと

思うけど。

中学1年、

イジメに遭い

友達のいなかった

ぼくの時間を

とても有意義なものにしてくれた。

夢中だった。

お小遣いを

全部YMOに遣ったんじゃないかな。


今もう一度

YMOが現れてくれたなら。

こんなつまらない

世界から

連れ去ってくれたなら。


あの中学2年生の頃と

今をダブらせる。


今はもう聴かないYMOの

東風(Tong Poo)

でした。



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