2014年12月25日木曜日

ごめんなさい

止まらない救急車 。買った筈の絆創膏。

鳴り止まない電話。ヒステリックな四十代。

この街の年齢は上がるばかりで、僕もいつの間にか慣れている。

どうすれば。

どうすれば。

どうすれば歩き煙草止めるんだい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい、謝れば。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい、丸になる。

そろそろ次の電車が着くみたい。

案外早かったね。じゃあね。じゃあね。それじゃあね。

時間は無いよりある方がいい。

あるのに無いのだけれど。

あいつは牢屋の中。

フランケンみたいな顔でニヒルを気取ってる。

本当にニヒルなのは僕の方。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい、収まるよ。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい、丸じゃない。

謝る必要なんて無いんだよ。

でも言われないと気づかない。

ここは僕の居場所じゃない。ないって。ないって。