コピーの仕方がとても上手いと思っていて、
語弊があるかも知れないけど
オリジナルのメロディや
旋律というか
核なるものが
無くても
ここまで
編集技術とビジュアルで
持っていけるんだと
感嘆してしまいます。
なにかこう開き直りというか
それしか出来ないという
覚悟みたいな物も感じます。
こう墨汁を磨って磨って
筆で字を書くのではなく
細部まで細かく
絵を描いて
色を塗って
オリジナルなものにしてしまう感じ。
僕はどっちかというと
墨汁タイプで
逆にディテールにはあまり拘らない方です。
そんな中でもこの
ありあまる富は
彼女の墨汁な感じを受けてしまいます。
ここのギターはあそこだな
ここのメロディはあれだな、
ここの詩の感じもあれだなと
思うのですが
トータルで落ち着いた
本音みたいなものを感じます。
怒られるのが怖いので
失礼のないようにクドクドと
書きましたが
ミュージシャンには
墨汁タイプとキャンパスタイプというのが
あると言いたくて
彼女はキャンパスタイプの天才なんじゃないかなと。
2年前のコロナ禍による
公演でバッシングを受けたのは
激しく同情したけれど
最近大人し目なので
どう復活するのでしょうか??
椎名林檎さんのありあまる富。でした〜。