2014年1月13日月曜日
ふとんがふっとんだ
昔、本質を回るみたいな感じの名前の三人組のバンドのイケメンが、当時ノリに乗ってた犬のキャラクターが大好きなガイキチ(愛を込めて)編集長が作ってた雑誌の誌面で"古池やかわず飛び込む水の音"という句は日本語の言葉のリズム、発音の全ての良さが入っていると発言していまして、当時マヌケだった僕はなるほどと感心しました。
時は流れ、やはりマヌケなおっさんになった僕はこう思いました。
"ふとんがふっとんだ"ってぶっ飛んでるよな、と。
まず第一に洒落であること。ここまではいい。
こっからである。
まず布団を選ぶセンス。労働者階級の貧しいイメージもあれば、庶民的とも取れるし、ブルジョア階級のベッドにも布団を敷くのである。
つまり貧富の差異を埋めているのである。
次にリズム。エイトビート、シャッフル、現代ならヒップホップ。なんでもござれである。
この辺りは書かなくても理解してもらえると思います。
何通りでも解釈可能ですが、やはり1番驚くのは絵の浮かべ方が自由なところだ。
もちろん普通に布団が爆発するのをイメージしてもいいと思いますが、筆者は宇宙を通り越して、光が光を放って真っ白なのかミラーなのか説明出来ない絵をイメージしてしまいます。
オヤジギャグは高度なテクニックを要するという持論を持つ筆者ですが、あくまでそれは批評であり作者でも発明家でもありません。
その視点で言うと批評が表現を追い抜くということは原則として無理です。
なので評論家として生計を立てようとしてるそこのあなたは相当の覚悟がいります。
何故なら究極的にアクションを待たなければいけないので。
と、働き過ぎるとこんなことでも書かにゃあやってられんと気付く35歳、独身、春なのです。
神様、僕にも愛を分けて貰えませんか。
1/20(月)神戸バックビートお待ちしてます。